HULFT-HUB改善機能
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次の改善に伴い、導入支援機能の名称を「経路一括変更機能」に変更しました。
- 従来からの直接転送からHUB転送に切り替える機能に加えて、HUB転送を直接転送に切り替える機能が追加されました。
- 構成図画面で選択したクライアント間の転送経路の切り替えができるようになりました。
- 経路一括変更の実行後に表示される結果一覧画面に「結果」および「理由」が表示されるようになりました。また、外部ファイルに出力できるようになりました。
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管理情報収集配布機能で、システム管理情報の作成、削除、および同一ホスト内でのコピーが可能になりました。
また、HULFT-HUB Server for UNIX/Linux-ENTでは、収集・配布できる管理情報にHULFT-HUB Serverの次の情報が追加されました。
- 転送情報
- 転送詳細条件
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HULFT-HUB Managerで、HULFT-HUB Serverの収容クライアントを登録する際に、複数クライアントの定義情報が記述された外部のCSVファイルを読み込み、一括で登録できるようになりました。
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Ver.3.0未満では、転送定義画面で複数の集信クライアントが転送マップに存在する状態で自動配置を選択すると、HUB同報の転送定義となっていました。Ver.3.0では、HUB同報の定義に加えて「HUB経由HULFT同報」が選択できるようになりました。「HUB経由HULFT同報」を選択して転送すると、配信クライアント側で同報の配信をするようになります。この場合、HUB同報では不可能であった配信側変換の設定ができます。
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SIGNAlertを利用した動作状況監視がしやすくなるように、監視条件や対処方法のガイダンスにそれぞれ必要となる「監視条件ファイル」と「対処登録ファイル」を提供するようになりました。
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送出指示ユーティリティ(utlhubsend)に再送出要求のパラメータ(-r)を追加しました。このパラメータを指定すると、送出異常の蓄積データだけを送出します。
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転送情報画面で既存の転送グループIDを指定できるようになりました。
また、転送情報の削除時に、転送グループIDは削除されないようになりました。
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ユーティリティを実行したときに、次の契機でメッセージを画面に表示するようになりました。
- 正常終了 (※)
- 異常終了
- 異常検知
メッセージにはメッセージ番号、メッセージレベル、メッセージテキストが含まれます。
※ユーティリティの処理内容が画面表示を目的としている場合、正常終了のメッセージを表示しません。正常終了のメッセージを出力しないユーティリティの例を次に示します。
- 操作ログリスト表示ユーティリティ(utlhubopllist)
- クライアントリスト表示ユーティリティ(utlhubclientlist)
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管理画面の構成図のHULFT-HUB Serverアイコンが、転送状態の変化に応じて、エラーが解消した場合にも表示色が自動遷移するようになりました。HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定の「転送エラー解消確認区分」によりエラー解消の条件を選択できます。
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+ |
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転送が異常終了すると転送モニタの履歴が赤色で表示されます。この動作に加えてVer.3.0からは、転送が正常終了した場合に配信クライアントとファイルIDが一致する履歴の表示色が自動的に黒色に遷移します。この機能は、HULFT-HUB Manager動作環境設定の「転送モニタエラー解消表示」を「する」に選択することで有効になります。
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構成図での表示を一部変更しました。
- ホストのアイコンに表示されるホストの表示名を、「構成図上ホスト表示名」として選択できるようになりました。HULFT-HUB Managerの動作環境設定で選択できます。
- 未起動のクライアントのアイコン表示色が一部の起動中のクライアントのアイコン表示色と類似していたため、未起動のクライアントのアイコン表示色を変更しました。
- ホストのアイコンを選択したときに、アイコンの背景を黄色で表示するようになりました。
- 多数のクライアントが登録されている状態で自動配置を選択したときに、クライアントのアイコンが極力重ならずに表示されるよう、クライアント間の表示幅を調整して表示するようになりました。
- 複数のホストのアイコンが重なったときに、一方のアイコンを半透明で表示するようになりました。
- ホストのアイコンと接続線が重なったときに、重なった部分の接続線を薄い色で表示するようになりました。
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転送情報画面で自動配置を選択したときに、手動配置と同様、転送マップにHULFT-HUB Serverのアイコンを表示するようになりました。HULFT-HUB ServerがVer.3.0である場合は、このアイコンをクリックすることで蓄積設定などができます。
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Ver.3.0未満では、ログインサーバと隣接サーバのパスワードが異なる場合、隣接サーバへのログインはできませんでした。Ver.3.0以降では、パスワードが異なる隣接サーバへの接続時にパスワードを入力することで、ログインできるようになりました。
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環境設定に「保管世代管理」と「追越禁止」の項目を追加しました。
また、蓄積環境設定の蓄積条件に「蓄積後に送出」を選択できるようになりました。
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転送モニタ画面および蓄積一覧画面で入力したフィルタ条件を保存するようになりました。これらの画面を閉じて再度開いたときに、前回入力したフィルタ条件でフィルタリングして結果を表示します。
なお、フィルタ条件の保存はVer.3.0で追加したジョブフロー一覧画面およびジョブフローモニタ画面でも有効です。
(19) HULFT-HUB Server 暗号オプションインストール先の変更
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HULFT-HUB Server 暗号オプション(C4S) for UNIX/LinuxおよびHULFT-HUB Server 暗号オプション(AES) for UNIX/Linuxのモジュールインストール先が、HULFT-HUB Server実行モジュール格納ディレクトリ(HULHUBEXE)に変更になりました。また、暗号出口ルーチンで使用するsharedライブラリ格納ディレクトリがHULFT-HUB Server 実行モジュール格納ディレクトリ(HULHUBEXE)に変更になりました。
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+ |
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イベント通知ユーティリティのパラメータでメッセージを指定できるようになりました。ジョブステップ定義中の特定の文字列が指定したメッセージで置き換えられるので、ジョブフローの実行内容を動的に変更できます。
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HULFT-HUB Managerの管理画面から、以下のクライアント管理情報を参照および更新できるようになりました。
- 詳細ホスト情報
- 転送グループ情報
(23) HULFT-HUB Serverの操作ログ出力機能の拡張
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HULFT-HUB Managerまたは管理情報バッチ登録ユーティリティ(utlhubiupdt)を使用して、クライアント管理情報の作成、変更、削除を行った際、HULFT-HUB Server上にファイルアクセスログを出力できるようになりました。以下のクライアント管理情報の作成、変更、削除を行った際に出力されます。
- クライアントシステム動作環境設定
- 配信管理情報
- 集信管理情報
- 詳細ホスト情報
- 転送グループ情報
- フォーマット情報
- マルチフォーマット情報
- ジョブ起動情報
- メール連携情報
- スケジュール情報
- XML連携情報
- ファイルトリガ情報
操作ログ出力機能に対応していない、HULFT Ver.7未満のクライアントに対してクライアント管理情報の作成、変更、削除を行った場合でも、ファイルアクセスログが出力されます。
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管理情報バックアップユーティリティ(utlhubbackup)を使用してバックアップ処理を実行した際に、更新されていないシステム管理情報もバックアップすることができるようになりました。また、バックアップされるシステム管理情報の種類が増えました。
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+ |
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HULFT-HUB Managerの管理画面からクライアントごとの稼動監視有無を設定できるようになりました。
また、収容クライアント稼動監視ユーティリティ(utlhubalivecheck)を使用して稼動監視を行えるようになりました。
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+ |
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HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定の項目名を「障害運用情報」から「動作状況出力」に変更しました。
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HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定にOSのディスクキャッシュを有効に使用できるモードを追加しました。この機能を有効にすることにより、ディスクアクセスが高速に行われるようになります。
また、データベースアクセス時のロック待ち時間を調整できるようになりました。
本機能は、HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定「DB書き込みモード(DBSyncMode)」で設定します。「DB書き込みモード(DBSyncMode)」の初期値は、新規インストールでは“0”(新機能を使用するモード)、Ver.3.1.2未満からの更新インストールでは“2”(従来互換のモード)となります。
(28) 管理情報パラメータ生成ユーティリティのタイトル行の日本語出力対応
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管理情報パラメータ生成ユーティリティで出力したパラメータファイルのタイトル行は英語で出力されていましたが、Ver.3.1.2からは日本語でも出力できるようになりました。
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+ |
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未送出データがHULFT-HUB Serverに存在しない場合に、クライアントから送信要求を発行された際の動作について、「未送出データ不在時の送信要求の扱い」で指定できるようになりました。
「未送出データ不在時の送信要求の扱い」の詳細については、HULFT-HUB Manager のオンラインヘルプを参照してください。
表2.1 未送出データ不在時の送信要求の扱い
項目値 |
内容 |
---|---|
配信まで中継する |
送信要求を配信側へ中継します。 |
エラーとする |
送信要求をエラー終了します。 |
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転送モニタ画面、蓄積一覧画面について、簡単にフィルタ設定や検索が行えるように、「すべて」「異常」「上検索」「下検索」ボタンを設けました。
また、全般的にフィルタ機能の操作性を改善しました。
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クライアント登録時に経路設定の変更を行った場合、[運用支援]メニューの[経路一括変更]から経路変更を行ったときと同様に「経路一括変更結果一覧」画面を表示し、経路変更の結果を確認できるようになりました。
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クライアントの管理情報を取得する際、取得対象の管理情報種別を指定できるようになりました。「現在の管理情報」だけではなく、「過去の管理情報」も管理情報種別を指定して取得することが可能です。
(35) 管理情報収集配布画面のエクスポートファイルタイトル行の日本語出力対応
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管理情報収集配布画面から出力したエクスポートファイルのタイトル行は英語で出力されていましたが、Ver.3.2.0からは日本語でも出力できるようになりました。
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メイン画面のサーバ一覧をツリー表示(サーバツリー)から、リスト表示に変更しました。
これにより、登録されているHULFT-HUB Serverが表形式で表示され、内容が確認しやすくなりました。
また、以下の改善も行いました。
- ホスト情報登録画面で登録するHULFT-HUB Serverの表示名を、必須登録から任意登録に変更
- メイン画面に表示するHULFT-HUB Server 一覧にて「通常使うホストに設定する」メニューを追加
- 「通常使うホストに設定する」が指定されていた場合、HULFT-HUB Manager起動時に、対象となるHULFT-HUB Serverへ自動的に接続(ログイン)を実施
- ホスト情報変更画面で、「ホスト名」と「ポートNo.」も編集が可能なように変更
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次のユーティリティの機能を改善しました。
表2.2 HULFT-HUB Server Ver.3.3.0で改善されたユーティリティ
プログラム名称 |
改善内容 |
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---|---|---|
管理情報パラメータ生成ユーティリティ |
utlhubigen |
サーバのユーザ情報、業務グループ情報、業務権限情報のパラメータ生成に対応しました。 |
管理情報バッチ登録 |
utlhubiupdt |
サーバのユーザ情報、業務グループ情報、業務権限情報の登録に対応しました。 |
蓄積状況リスト表示ユーティリティ (*1) |
utlhubacclist |
転送シリアルIDと配信ファイル名を出力できるようになりました。 |
転送履歴リスト表示 |
utlhubloglist |
配信ファイル名を出力できるようになりました。 |
送出指示ユーティリティ (*1) |
utlhubsend |
転送シリアルID、処理識別子、配信ファイル名を指定して送出対象を特定できるようになりました。 |
*1 | : |
HULFT-HUB Server for UNIX/Linux-ENTの場合にのみ該当します。 |
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+ |
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インストーラのシリアル番号およびプロダクトキーを入力する画面に、プロダクトキーを取得する際に必要な情報が表示されるようになりました。
表示される情報は製品によって異なります。各製品の「導入マニュアル」を参照してください。
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転送情報を新規作成する際、従来は転送グループIDを新規作成し、可能なら既存の転送グループIDから選択できるようになっていました。
Ver.3.3以降では、既存の転送グループIDの中に利用可能なIDがある場合は優先的に使用し、利用可能なIDがない場合のみ、転送グループIDを新規作成するようになりました。
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評価版から製品版へ移行する際、HULFT-HUB Serverの実行モジュールのコピーを行わず、インストール情報を書き換えるだけで移行できるようになりました。
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評価版から製品版へ移行する際、インストーラを使用せずに、HULFT-HUB Managerメイン画面からプロダクトキーを登録しなおすだけで移行できるようになりました。
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+ |
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以下の機能の対象として、転送先ホスト情報を追加しました。
- HULFT-HUB Serverの管理情報パラメータ生成と管理情報バッチ登録
- HULFT-HUB Managerの管理情報収集配布
これにより、ファイル転送に関係するすべての管理情報を、手動で一括登録または一括配布できます。
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+ |
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HULFT8から配信要求または送信要求を発行する場合、管理元サーバがHULFT-HUB Server Ver.3.5以降での場合、以下のいずれかの条件が成立しても、要求発行側のHULFT8で詳細ホスト情報の「HULFT7通信モード」を“有効”に設定しておく必要がなくなりました。
- 配信側クライアントまたは集信側クライアントがHULFT8未満
- 蓄積完了からジョブフローに連携
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+ |
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HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定に従って定期的に管理情報をバックアップするとき、以下のようにバックアップ対象と条件が指定できるようになりました。
- 一部の管理情報をバックアップするか、すべての管理情報をバックアップするか
- 更新があったときだけバックアップするか、常にバックアップするか
これにより、HULFT-HUB Serverの管理情報バックアップユーティリティ(utlhubbackup)を使用した場合と同様の制御が可能になります。
管理情報の定期バックアップのバックアップ対象と条件は、システム動作環境設定の「管理情報バックアップ対象」で指定します。
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+ |
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従来は、HULFT-HUB Manager管理画面またはHULFT-HUB Serverのクライアント登録ユーティリティ(utlhubclientreg)でクライアントを登録するとき、対象のクライアントがHULFT for Mainframeの場合には、漢字コード種の指定が必須でした。
Ver.3.5.0以降では、登録するクライアントがHULFT for Mainframeでも、HULFTのバージョンがVer.6.3.0以降で管理対象クライアントの場合は、漢字コード種を省略可能です。また、漢字コード種を間違って指定しても、当該クライアントの製品に合わせて正しい値に修正して登録されます。
(46) 管理情報バッチ登録ユーティリティのパラメータファイルの改善
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管理情報バッチ登録ユーティリティ(utlhubiupdt)で、HULFT-HUB Server Ver.3.1.0~Ver3.4.0の管理情報パラメータ生成ユーティリティ(utlhubigen)で作成したパラメータファイルを読み込んで登録できるようになりました。
(47) HULFT-HUB Serverと暗号オプションのインストーラを統合
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HULFT-HUB Server Ver.3.6.0未満では、HULFT-HUB ServerとHULFT-HUB Server 暗号オプション(AES)およびHULFT-HUB Server暗号オプション(C4S)のインストーラは、それぞれ別々に提供されていました。このため、HULFT-HUB Serverをインストールした後、追加で暗号オプションをインストールする必要がありました。
HULFT-HUB Server Ver.3.6.0では、これらを統合しました。インストーラにすべてのモジュールが同梱されており、1回のインストールで必要なモジュールすべてがインストールされます。
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以下のユーティリティにパラメータを追加しました。
表2.3 HULFT-HUB Server Ver.3.7.0でパラメータを追加したユーティリティ
プログラム名称 |
追加したパラメータ |
説明 |
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---|---|---|---|
蓄積状況リスト表示 ユーティリティ(現用機) |
utlhubacclist |
-fromdate -todate |
蓄積開始日時の範囲を指定 |
-notitle |
ヘッダ行非表示 |
||
-count |
件数のみ出力 |
||
転送履歴リスト表示 ユーティリティ |
utlhubloglist |
-count |
件数のみ出力 |
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定期的に隣接サーバの稼動監視を行い、隣接サーバの情報を取得するようになりました。
取得した情報に基づいて適切な通信方式を使用するため、下位サーバが混在する環境での制限が緩和されます。
表示名の制限
「表示名の制限」について、従来は転送経路上にHULFT-HUB Server Ver.3.6未満が存在する場合に必ず制限がありました。
HULFT-HUB Server Ver.3.7で隣接サーバの稼動監視を行っている場合は、転送経路上にHULFT-HUB Server Ver.3.6とHULFT-HUB Server Ver.3.6未満が共に存在する場合のみ制限が発生するように改善しました。
HULFT7通信モードの制限
「HULFT7通信モードの制限」について、従来は該当する下位サーバで中継または蓄積する場合に必ず制限がありました。
該当する下位サーバにHULFT-HUB Server Ver.3.7が隣接していて、隣接サーバの稼動監視を行っている場合は、制限が発生しないように改善しました。
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+ |
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転送情報に、項目「配信側宛先区分」を追加しました。この項目は、HULFT-HUB Managerの転送情報画面で転送定義を作成したとき、経路設定が自動配置か手動配置かを記録します。
この項目の値を参照することで、手動配置で経路設定を行った転送定義の場合でも、送信要求と再送要求を適切な配信側クライアントに中継できるようになりました。
従来の環境で手動配置の転送定義を利用していた場合は、HULFT-HUB ServerおよびHULFT-HUB Managerをアップデートインストールした後で、転送情報の「配信側宛先区分」に“手動配置”を設定すると、送信要求と再送要求を中継できるようになります。
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以下のユーティリティを改善しました。
プログラム名称 |
改善内容 |
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---|---|---|
管理情報パラメータ生成ユーティリティ |
utlhubigen |
蓄積環境設定をテキスト形式のパラメータファイルとして出力可能になりました。 |
管理情報バッチ登録ユーティリティ |
utlhubiupdt |
蓄積環境設定を更新可能になりました。 |
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+ |
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配信時の暗号化または集信時の復号に使用した暗号化種別をHULFT-HUB Managerの状況照会画面に表示するように改善しました。暗号化種別を表示する状況照会画面は、以下のとおりです。
-
配信履歴画面(HULFT Ver.8.1以降)
-
集信履歴画面(HULFT Ver.8.1以降)
また、以下に示すユーティリティの表示項目に暗号化種別を追加しました。
-
収容クライアント履歴リスト表示ユーティリティ(utlhubclientloglist)
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+ |
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以下のユーティリティおよび機能で、囲み文字「"(ダブルクォーテーション)」がないCSVファイルの読み込みに対応しました。
HULFT-HUB Server
-
クライアント登録ユーティリティ(utlhubclientreg)のパラメータファイル
-
管理情報バッチ登録ユーティリティ(utlhubiupdt)のパラメータファイル
HULFT-HUB Manager
- 管理情報収集配布のインポートファイル
HULFT-HUB Managerの[クライアント登録(リスト選択)]ダイアログでは、従来から囲み文字「"(ダブルクォーテーション)」がないCSVファイルの読み込みが可能です。
この改善により、外部ツールで編集または作成した「"(ダブルクォーテーション)」のないCSVファイルをそのまま利用できます。
(54) 管理情報収集配布のインポート/エクスポートファイルのコードセット指定
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管理情報収集配布画面からCSVファイルをインポート/エクスポートする際、CSVファイルのコードセットをUTF-8とSHIFT-JISから指定可能になりました。
エクスポート時にUTF-8を指定した場合、さらにBOMの有無も選択可能です。
Ver.3.6.0以降からVer.3.8.1未満と同様の運用でエクスポートするには、CSVファイルのコードセットにUTF-8を指定のうえ、BOMのチェックボックスをオフ(BOMなし)にしてエクスポートしてください。
(55) 転送情報が存在しないサーバで蓄積する場合の暗号化方式の改善
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転送情報が存在しないHULFT-HUB Serverで転送データを蓄積する場合、配信側クライアントに導入されている暗号オプションに従って転送データを暗号化するよう改善しました。
適用される暗号化方式 |
実際に使用する暗号化方式 |
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---|---|---|
Ver.3.6.0未満 |
Ver.3.6.0以降 |
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C4S暗号 |
HULFT暗号 |
C4S暗号 |
AES暗号 |
HULFT暗号 |
AES暗号 |
ただし、AES暗号を使用した転送を転送情報が存在しないHULFT-HUB Serverで蓄積して送出すると、転送データが正しく復号されません。
詳細は「HULFT-HUBマニュアル」の転送情報が存在しない場合の留意点を参照してください。
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配信側ホストと集信側ホストの組み合わせが以下の組み合わせとなるファイル転送をサポートするように改善しました。
配信側ホスト |
集信側ホスト |
---|---|
管理対象外クライアント |
管理対象外クライアント |
管理対象外クライアント |
管理外サーバ |
管理外サーバ |
管理対象外クライアント |
管理外サーバ |
管理外サーバ |
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管理対象外クライアントまたは管理外サーバを含む転送について、転送情報画面から転送定義を作成可能な組み合わせが増えました。
配信側ホスト |
集信側ホスト |
転送形態 |
Ver.3.8.2未満 |
Ver.3.8.2以降 |
---|---|---|---|---|
管理対象外(中継あり)クライアント |
管理対象クライアント |
中継 |
○ |
○ |
HUB同報 |
× |
○ |
||
管理対象外(中継あり)クライアント |
管理対象外(中継あり)クライアント |
中継 |
× |
○ |
HUB同報 |
× |
○ |
||
管理対象外(中継あり)クライアント |
管理外サーバ |
中継 |
× |
○ |
HUB同報 |
× |
○ |
||
管理外サーバ |
管理対象外(中継あり)クライアント |
中継 |
× |
○ (*1) |
HUB同報 |
× |
○ (*1) |
*1 | : |
「HUB通過時の転送元ホスト名」が"通過サーバーに見せる"の場合のみ、転送情報画面から作成可能です。「HUB通過時の転送元ホスト名」が"配信側クライアントのまま"の場合は、管理情報収集配布機能を使用して転送情報を作成してください。 |
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配信側ホストが管理外サーバで、「HUB通過時の転送元ホスト名」が“配信側クライアントのまま”の場合に、転送情報画面で転送情報ツリーの「中継/同報ファイル」から中継/同報設定情報を参照・更新できるようになりました。
(59) 管理対象外クライアントを含む転送定義を作成するときの経路設定の改善
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転送情報画面で配信側ホストが管理対象外(中継あり)クライアントの場合に、[経路設定]メニューの[HUB経由]-[手動配置]を指定できるようになりました。
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管理情報収集配布の転送情報編集画面に[拡張設定]パネルを追加しました。
[拡張設定]パネルでは以下の項目を設定可能です。
- 転送間隔
- 配信側要求受付ポート番号
- EBCDICセット
- 暗号キー
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HULFT-HUB Server for UNIX/Linuxをインストールする際、環境設定ファイル格納ディレクトリにサンプルプロファイルがコピーされるようになりました。
種類 |
ファイル名 |
---|---|
Cシェル系環境用のサンプルプロファイル |
hulfthub.csh.profile |
Bシェル系環境用のサンプルプロファイル |
hulfthub.bsh.profile |
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以下のユーティリティを改善しました。
プログラム名称 |
改善内容 |
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---|---|---|
管理情報パラメータ生成ユーティリティ |
utlhubigen |
接続許可設定の設定内容をテキスト形式のパラメータファイルとして出力できるようになりました。 |
管理情報バッチ登録ユーティリティ |
utlhubiupdt |
接続許可設定の設定内容を更新できるようになりました。 |
クライアント登録ユーティリティ |
utlhubclientreg |
管理対象外(中継あり)クライアントを登録する場合は「高強度暗号強制モード」の値を指定するようになりました。 |
(64) 転送履歴リスト表示ユーティリティに出力する情報の拡充
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転送履歴リスト表示ユーティリティ(utlhubloglist)で出力される情報に以下の項目を追加しました。
-
転送タイプ
-
暗号化種別
-
転送識別子
-
圧縮方式
-
コード変換側
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+ |
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各隣接サーバに対して稼動監視するかどうかを個別に指定できるようになりました。
設定は、サーバのシステム動作環境設定画面に追加された[隣接サーバ]パネルで行います。
隣接サーバに対して稼動監視するように設定しても、システム動作環境設定の「隣接HUBサーバ稼動監視間隔」に“0”を設定した場合は稼動監視を行いません。
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サーバのシステム動作環境設定画面の[通信設定]パネルに「隣接HUBサーバ稼動監視間隔」の項目が追加されました。HULFT-HUB Managerからも隣接サーバの稼働監視間隔を設定できます。
|
+ |
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HULFT Ver.8.4以降同士のファイル転送では、必要に応じて配信側変換と集信側変換を自動的に切り替える機能があります。
HULFT Ver.8.4以降同士のファイル転送をHULFT-HUB Server Ver.3.9未満で中継する場合には、この機能を利用できませんでした。HULFT-HUB Server Ver.3.9以降で中継する場合には、この機能を利用できます。
また、管理情報バッチ登録ユーティリティ(utlhubiupdt)または管理情報収集配布機能を使用して転送情報を作成する場合にもコード変換の自動切り替えに対応できるように、指定できる項目が追加されました。
表2.10 管理情報バッチ登録ユーティリティ(utlhubiupdt)のパラメータファイルおよび管理情報収集配布のインポート/エクスポートファイルに追加された項目
管理情報種別 |
項目名 |
---|---|
転送情報マスタ |
集信側ホスト種別 |
集信側転送コードセット |
|
転送詳細条件 |
EBCDICセット |
集信側ホスト種別 |
|
集信側転送コードセット |