HULFT-HUB追加機能
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HULFT-HUB Serverにジョブフロー機能が追加されました。ジョブフロー機能とは、登録された一連の作業を自動実行する機能です。
ジョブフローの起動の契機となる事象は、ジョブフローの種類によって異なります。ジョブフローの種類を次に示します。
- スケジューラ起動
-
ある特定の時間が来たタイミングで起動するジョブフローです。
- 蓄積待ち起動
-
HULFT-HUB Serverに特定のファイルが蓄積されたタイミングで起動するジョブフローです。
- ファイル待ち起動
-
指定したファイルの存在を確認したタイミングで起動するジョブフローです。
- ユーティリティ待ち起動
-
イベント通知ユーティリティ(utljfevnt)を実行したタイミングで起動するジョブフローです。
ジョブフローの実行のイメージを次の図に示します。

図1.1 ジョブフロー実行のイメージ
なお、スケジューラ起動、ユーティリティ待ち起動については、設定した起動の契機とは別に「今すぐ実行」を行うことができます。
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ジョブフローは、複数のジョブステップから構成される一連の処理の流れです。ジョブステップはフロー内の処理を実行させる単位であり、開始系、実行系、トリガ系、および終了系に分けられます。ジョブステップを示すアイコンを次に示します。
表1.1 ジョブステップのアイコン
ジョブステップの種類 |
アイコン |
説明 |
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---|---|---|---|
開始系 |
スケジューラ |
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指定した日時にジョブフローを起動します。 |
蓄積待ち |
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指定した蓄積ファイルの蓄積完了を待ってジョブフローを起動します。 |
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ファイル待ち |
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指定したファイルの作成を待ってジョブフローを起動します。 |
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ユーティリティ待ち |
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ユーティリティの実行を待ってジョブフローを起動します。 |
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実行系 |
ユーザJOB |
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指定したユーザジョブを実行します。 |
DataMagic |
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HULFT-DataMagicを実行します。 |
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蓄積ファイル抽出 |
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蓄積ファイルからデータを抽出し、抽出ファイルに格納します。 |
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蓄積ファイル置換え |
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抽出ファイルのデータで蓄積ファイルの内容を置き換えます。 |
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蓄積ファイル送出 |
|
蓄積ファイルを送出します。 |
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蓄積ファイル削除 |
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蓄積ファイルを削除します。 |
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トリガ系 |
蓄積待ち |
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指定した蓄積ファイルの蓄積完了を待って、処理を次のジョブステップに移します。 |
ファイル待ち |
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指定したファイルの作成を待って、処理を次のジョブステップに移します。 |
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終了系 |
終了 |
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ジョブフローを終了します。 |
ジョブフローは、ジョブフロー作成画面でアイコンをドラッグ&ドロップして配置することで作成できます。ジョブステップのアイコンで作成したジョブフローのイメージを次に示します。なお、各ジョブステップでは処理結果(正常/異常)によって分岐が可能です。

図1.2 ジョブフロー作成画面
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+ |
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ジョブフローの状況には、実行前、実行中、実行結果があり、これらは各モニタ画面から確認できます。モニタ画面の図を次に示します。

図1.3 ジョブフローモニタ画面

図1.4 ジョブフローモニタ詳細画面

図1.5 ジョブステップステータス画面
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+ |
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HULFTからHULFTへのファイル転送(直接転送)に関する転送履歴を、HULFT-HUB Serverで収集し、HULFT-HUB Managerの転送モニタ画面で確認できるようになりました。
直接転送の履歴は、HULFT-HUB Serverによって各配信側クライアントの配信履歴情報から収集され、HULFT-HUB Serverが管理する転送履歴に集約して保管されます。HULFT-HUB Managerでは、HULFT-HUB Serverの転送履歴から情報を取得し、転送モニタ画面に表示します。

図1.6 直接転送の履歴の集約処理
HULFT-HUB Serverによる直接転送の履歴の集約タイミングには、次に示す2種類の方法があります。
任意のタイミングで直接転送の履歴を収集する
HULFT-HUB Managerから、ユーザの任意のタイミングで、集約処理を実行させることができます。集約処理の実行には、転送モニタ画面の[表示]メニューから[直接転送履歴集約処理]をクリックします。
定期的に直接転送の履歴を収集する
あらかじめユーザが指定した間隔(単位:分)に基づき、集約処理を自動的に実行させることができます。この間隔は、HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定「直接転送履歴バッチ処理間隔」に指定します。
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+ |
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HULFT-HUB Serverに収容しているクライアントのシステム管理情報、およびHULFT-HUB Serverが持つ中継・同報・蓄積などのシステム管理情報を、一定の間隔で自動的にバックアップできるようになりました。
バックアップ処理は、HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定「管理情報バックアップ間隔」、「管理情報バックアップ起動時刻」、および「管理情報バックアップ保有世代数」に基づいて自動実行されます。すべての収容クライアント(管理対象クライアント)のシステム管理情報が一括してバックアップされ、取得日付で識別、管理されます。

図1.7 システム管理情報のバックアップ
バックアップされたシステム管理情報は、管理情報収集配布機能で編集および配布できます。
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+ |
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HULFT-HUB Serverの転送履歴を、CSV形式のファイルに自動で保存できるようになりました。
転送履歴のCSVファイルは、あらかじめ指定したHULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定「転送履歴CSVファイル保存月数」および「転送履歴CSV起動時間」に従って出力され、「転送履歴CSV保存ディレクトリ」に指定したディレクトリに保存されます。
なお、「転送履歴CSVファイル保存月数」の設定によって、履歴の自動削除もできます。
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+ |
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HULFT-HUB Managerの「転送定義使用状況照会画面」によって、ファイルIDごとの最終転送日を確認できるようになりました。使用されなくなったファイルIDの特定に役立てることができます。

図1.8 転送定義使用状況照会画面
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+ |
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クライアントがHULFT Ver.6以降の場合、クライアントの集信稼動状況が「未起動」から「起動」へ遷移したことを検知した場合、またはクライアントを保留解除した場合に、「送出異常」となっている蓄積データが自動で送出されるようになりました。
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次のユーティリティを新たに提供しました。
表1.2 HULFT-HUB Server Ver.3.0で追加されたユーティリティ
プログラム名称 |
機能概要 |
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---|---|---|
クライアントリスト表示ユーティリティ |
utlhubclientlist |
管理対象クライアントのインストール情報を表示します。 |
ログイン状況表示 ユーティリティ |
utlhubloginlist |
HULFT-HUB Serverにログイン中のHULFT-HUB Managerのホスト名とユーザを一覧表示します。 |
配信要求 ユーティリティ(*1) |
utlhubreqsend |
配信要求を発行します。 |
転送履歴リスト表示 ユーティリティ |
utlhubloglist |
転送履歴の内容をリスト表示します。 |
イベント通知 ユーティリティ(*1) |
utljfevnt |
ユーティリティ待ちのジョブフローを開始します。 |
管理情報バックアップ ユーティリティ |
utlhubbackup |
管理情報を世代管理でバックアップします。 |
管理情報バックアップ削除 ユーティリティ |
utlhubbackuprm |
管理情報のバックアップを日付指定で削除します。 |
サービス登録/削除 ユーティリティ(*2) |
utlhubservice |
サービスを登録または削除します。 |
*1 | : |
HULFT-HUB Server for UNIX/Linux-ENTの場合にのみ該当します。 |
*2 | : |
サーバのOSがWindowsの場合にのみ該当します。 |
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+ |
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HULFT-HUB ServerおよびHULFT-HUB ManagerがHULFT7 for Windows-EXで追加または変更された以下の管理情報に対応しました。
- ファイルトリガ情報
- システム動作環境設定の「サービスプロセスポートNo.(srvcprocport)」、「スケジューラポートNo.(schport)」、「HULFT間共有環境設定パス(hulsharepath)」、「ローカルファイルロックモード(localfile_lockmode)」
- 配信管理情報および集信管理情報のファイル名のネットワークファイル対応
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管理情報を更新および同期するための以下のユーティリティを追加しました。
表1.3 管理情報の更新・同期ユーティリティ
プログラム名称 |
機能概要 |
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---|---|---|
管理情報パラメータ生成ユーティリティ |
utlhubigen |
HULFT-HUB Serverが管理するHULFTの管理情報からテキスト形式のパラメータファイルを生成します。 |
管理情報バッチ登録ユーティリティ |
utlhubiupdt |
パラメータファイルを読み込んで、HULFT-HUB Server上のHULFTの管理情報を更新します。 |
管理情報同期ユーティリティ |
utlhubsync |
クライアントから管理情報を取得してHULFT-HUB Serverが管理するHULFTの管理情報を更新します。 |
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ジョブフロー管理情報およびジョブフロー履歴を操作するための以下のユーティリティを追加しました。
表1.4 ジョブフロー機能に関するユーティリティ
プログラム名称 |
機能概要 |
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---|---|---|
ジョブフローステータス変更・確認ユーティリティ |
utljfchgsts |
ジョブフロー管理情報の状態をアクティブまたは非アクティブに変更します。また、ジョブフロー管理情報の状態を表示します。 |
utljflogrm |
期間を指定してジョブフロー履歴を一括削除します。 |
(14) HULFT7 for UNIX/Linux-EXに対応
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+ |
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HULFT-HUB ServerおよびHULFT-HUB ManagerがHULFT7 for UNIX/Linux-EXで追加または変更された以下の管理情報に対応しました。
- ファイルトリガ情報
- システム動作環境設定の「配信要求受付ポートNo.(sddport)」「HULFT間共有環境設定パス(hulsharepath)」、「ローカルファイルロックモード(localfile_lockmode)」、「配信デーモン通信方法(sddrequestmethod)」
- 配信管理情報および集信管理情報のファイル名のネットワークファイル対応
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ジョブフロー管理情報を更新するための以下のユーティリティを追加しました。
表1.5 ジョブフロー管理情報に関するユーティリティ
プログラム名称 |
機能概要 |
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---|---|---|
ジョブフロー管理情報パラメータ生成ユーティリティ |
utljfigen |
HULFT-HUB Serverが管理するジョブフロー管理情報からテキスト形式のパラメータファイルを生成します。 |
ジョブフロー管理情報バッチ登録ユーティリティ |
utljfiupdt |
パラメータファイルを読み込んで、HULFT-HUB Server上のジョブフロー管理情報を更新します。 |
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次のユーティリティを新たに提供しました。
表1.6 HULFT-HUB Server Ver.3.2で追加されたユーティリティ
プログラム名称 |
機能概要 |
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---|---|---|
同期状況表示ユーティリティ |
utlhubrepsts |
レプリケーション機能を使用した際の、現用機から代替機へ、各種情報を最後に同期した日時が表示されます。 代替機を現用機へ切り替える前に、最終同期状況の確認をすることが可能です。 |
蓄積状況リスト表示ユーティリティ |
utlhubacclist |
蓄積状況をリスト表示します。 |
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+ |
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HULFT-HUB Server環境やクライアント環境が消失した場合の環境復旧や再処理のために、すべての管理情報やHULFT-HUBの蓄積データを別環境へ複製する、レプリケーション機能が追加されました。
被災時には以下の3つの対処が必要となります。この対処を行うことで、HULFT-HUB Serverそのものの被災だけではなく、クライアント環境が復旧するまでのデータ保管が可能となります。またクライアント復旧後は、データの到着順序を保った状態でのクライアント宛の転送を再開することも可能となります。
被害状況確認
被害状況確認は、稼動監視などが利用できます。
処理環境復旧
処理環境復旧は、HULFT-HUB Serverにキャッシュされていた管理情報が利用されます。
未処理データ確保
蓄積データの複製により、処理されていない未送出データも確保されます。
レプリケーション機能を使用して運用する場合、以下の留意点があります。
被災範囲想定
被災範囲の想定は以下のとおりです。
- HULFT-HUB Server以外の現用クライアント環境
- HULFT-HUB Serverを含めたすべての現用環境
レプリケーション機能により復元可能な情報
レプリケーション機能により、自動的に複製されるため復元できる情報は以下のとおりです。
- クライアントを含めたすべての管理情報
- 複製されていた蓄積データ
レプリケーション機能では復元できない情報
下記の情報はレプリケーション機能では復元できません。代替機の環境に別途複製を行ってください。
- システム動作環境設定
- HULFT-DataMagicの変換定義
- 外字テーブル
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転送モニタ詳細画面の「戻る」「進む」「最終結果」ボタンによって、任意時点でのエラー状況確認、転送レート、転送時間などを確認することができるようになりました。
対象となるHULFT-HUB Serverは以下のバージョンです。
- HULFT-HUB Server for UNIX Ver.2.0.0以降
- HULFT-HUB Server for Linux Ver.2.0.0以降
- HULFT-HUB Server for UNIX-ENT Ver.3.0.0以降
- HULFT-HUB Server for Linux-ENT Ver.3.0.0以降
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+ |
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HULFT-HUB ServerおよびHULFT-HUB ManagerがHULFT Ver.7.3で追加または変更された以下の内容に対応しました。
変換できるEBCDICコードセットに「IBMカナ文字拡張」を追加
変換できるEBCDICコードセットにIBMカナ文字拡張を追加しました。以下のシステム管理情報で、EBCDICコードセットにIBMカナ文字拡張を指定できます。
- 配信管理情報
- 集信管理情報
HULFT7 for i5OSの管理情報の英小文字対応
各管理情報のコメント、およびフォーマット情報の項目名に英小文字を使用できるようになりました。
HULFT7 for i5OSの管理情報の名称変更
システム動作環境設定の以下の項目名が変更されました。
表1.7 変更された項目名
変更前 |
変更後 |
---|---|
集信ファイルロックリトライ間隔 |
集信ファイルロック待ち時間 |
システムファイルロックリトライ間隔 |
システムファイルロック待ち時間 |
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+ |
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従来は、サーバへの蓄積が完了した場合、集信側への転送結果にかかわらず配信側には「転送完了」を通知していました。
Ver.3.3.0以降では、従来どおり常に「転送完了」を通知するか、集信側への転送結果に応じて「転送完了」または「転送異常」を通知するかを選択できるようになりました。
本機能は、以下の項目で設定できます。
- サーバの蓄積環境設定の「配信完了時、配信への転送結果通知」
- 転送情報の蓄積設定の「配信完了時、配信への転送結果通知」
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+ |
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HUB経由の転送で使用するホスト名を、「ホスト名_集信ポートNo.」の形式にするか、集信ポートNo.を付加せずに「ホスト名」だけの形式にするかを選択できるようになりました。
本機能は、サーバのシステム動作環境設定の「HUB経由転送における通知ホスト名」で設定できます。
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次のユーティリティを新たに提供しました。
表1.8 HULFT-HUB Server Ver.3.3.0で追加されたユーティリティ
プログラム名称 |
機能概要 |
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---|---|---|
収容クライアント履歴 |
utlhubclientloglist |
収容クライアントの各種履歴情報を取得してリスト表示します。 |
再配信要求ユーティリティ (*1) |
utlhubreqsend |
再配信要求を発行します。 |
クライアント登録 |
utlhubclientreg |
クライアントを登録します。 |
クライアント削除 |
utlhubclientrm |
クライアントを削除します。 |
送出キャンセル指示 |
utlhubcan |
送出処理をキャンセルします。 |
*1 |
: |
HULFT-HUB Server for UNIX/Linux-ENTの場合にのみ該当します。 |
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+ |
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HULFT-HUB ServerおよびHULFT-HUB ManagerがHULFT8 for UNIX/LinuxおよびHULFT8 for Windowsに対応しました。
HULFT8のクライアントを収容可能
HULFT8 for UNIX/LinuxまたはHULFT8 for Windowsのクライアントを管理対象クライアントとして収容するにはHULFT-HUB Ver3.4以降が必要です。
HULFT8のシステム管理情報の参照と更新に対応
HULFT8 for UNIX/LinuxおよびHULFT8 for Windowsでの、管理情報のIDやパスに設定できるバイト数の拡張、項目名の変更、項目の追加と削除、初期値の変更に対応しました。
HULFT8の通信方式の転送に対応
HULFT8では、新機能に対応するために通信方式が拡張されました。HULFT-HUB Server Ver.3.4は、HULFT8の通信方式で転送されたデータの中継と蓄積に対応しました。
ジョブフローは未対応です。
HULFT8の通信方式で転送されたデータを蓄積した場合、ジョブフローに連携できません。
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+ |
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収容クライアントごとに、ファイル転送の相手ホストとして通知するホスト名を指定できるようになりました。
たとえば社外のクライアントとファイル転送するとき、相手にHULFT-HUB Serverのホスト名だけを公開し、社内の各クライアントのホスト名を公開せずに運用することができます。
収容クライアントに通知するホスト名は、収容クライアント情報の「通知ホスト名」で指定します。
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次のユーティリティを新たに提供しました。
表1.9 HULFT-HUB Server Ver.3.5で追加されたユーティリティ
プログラム名称 |
機能概要 |
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蓄積データ削除ユーティリティ |
utlhubaccrm |
蓄積データを削除します。 |
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+ |
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取引先のサーバなど、自分のHUBシステムが管理しないサーバを登録する際、従来はユーザIDやパスワードを変更して「ログインできないサーバ」とすることで対処していました。このため、接続エラーなどの不要なメッセージがトレースログに出力される場合がありました。
Ver.3.6以降では、HUBシステムで管理しないサーバを明示的に「管理外サーバ」として登録できるようになりました。管理外サーバにはログイン処理を行わないため、不要なメッセージは出力されません。
また、セキュリティを考慮し、管理外サーバとファイル転送を行う場合は、HUBシステム内の配信側クライアントのホスト名を隠すことができます。
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+ |
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HULFT-HUB ServerおよびHULFT-HUB Managerが以下の製品に対応しました。
- HULFT8 for zOS Ver.8.1.0
- HULFT8 for UNIX/Linux Ver.8.1.0
- HULFT8 for Windows Ver.8.1.0
- HULFT8 for IBMi Ver.8.1.0
HULFT Ver.8.1.0のクライアントを管理対象クライアントとして収容可能
上記のクライアントを管理対象クライアントとして収容できます。
HULFT Ver.8.1.0を含むファイル転送に対応
上記クライアントを配信側または集信側に含むファイル転送の転送定義、および中継と蓄積に対応しました。
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+ |
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画面への表示やファイルへの出力に使用する言語を日本語と英語から選択できるようになりました。
HULFT-HUB ServerとHULFT-HUB Managerの以下の内容が影響を受けます。
HULFT-HUB Server
- トレースログに出力されるメッセージ
- ユーティリティが画面やファイルに出力する内容
HULFT-HUB Manager
- 画面の項目や選択肢
- ポップアップメッセージ
- CSV出力時のヘッダ
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インストールタイプに「プロダクトキー更新」を追加しました。
HULFT-HUB Server for UNIX/Linuxでは、以下の作業を行う際に、モジュールの変更なしで製品情報を更新できます。
- 評価版から製品版への移行
- LグレードからENTグレードへの移行
- 暗号オプションの追加や変更
- ホスト名を変更した後のプロダクトキーの更新
HULFT-HUB Server for Windowsでは、以下の作業を行う際に、モジュールの変更なしで製品情報を更新できます。
- 評価版から製品版への移行
- ホスト名を変更した後のプロダクトキーの更新
(30) SolarisでUTF-8とShift-JISのシステムロケールに対応
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Solaris上でHULFT-HUB Server for UNIXを利用する場合、インストーラで使用可能な文字コードとしてUTF-8とShift-JISを追加しました。
インストーラの文字コードを指定する方法は、「HULFT-HUB Server 導入マニュアル」を参照してください。
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HULFT-HUB ServerおよびHULFT-HUB Managerが以下の製品に対応しました。
- HULFT8 for zOS Ver.8.2.0
- HULFT8 for MSP Ver.8.2.0
- HULFT8 for XSP Ver.8.2.0
HULFT Ver.8.2.0のクライアントを管理対象クライアントとして収容可能
上記のクライアントを管理対象クライアントとして収容できます。
HULFT Ver.8.2.0を含むファイル転送に対応
上記クライアントを配信側または集信側に含むファイル転送の転送定義、および中継と蓄積に対応しました。
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HULFT-HUB Serverの転送状況をリスト表示するユーティリティを追加しました。
プログラム名称 |
機能概要 |
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---|---|---|
転送状況リスト表示ユーティリティ |
utlhubdisp |
HULFT-HUB Serverの転送状況をリスト表示します。 |
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ジョブフローの履歴をリスト表示するユーティリティを追加しました。
プログラム名称 |
機能概要 |
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---|---|---|
ジョブフロー履歴リスト表示 |
utljfloglist |
ジョブフローの履歴をリスト表示します。 |
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HULFT-HUB ServerおよびHULFT-HUB Managerが以下の製品に対応しました。
-
HULFT8 for zOS Ver.8.4.0
-
HULFT8 for MSP Ver.8.4.0
-
HULFT8 for XSP Ver.8.4.0
-
HULFT8 for IBMi Ver.8.4.0
-
HULFT8 for UNIX/Linux Ver.8.4.0
-
HULFT8 for Windows Ver.8.4.0
HULFT Ver.8.4.0のクライアントを管理対象クライアントとして収容可能
上記のクライアントを管理対象クライアントとして収容できます。
管理対象クライアントとして収容できるのは、クライアントのシステム動作環境設定の「高強度暗号強制モード」が“無効”の場合です。
「高強度暗号強制モード」が“有効”の場合、そのクライアントとの接続はサポートしません。
HULFT Ver.8.4.0を含むファイル転送に対応
上記クライアントを配信側または集信側に含むファイル転送の転送定義、および中継と蓄積に対応しました。
ただし一部機能に制限があります。詳細は「HULFT Ver.8.4の機能制限」を参照してください。
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HULFT-HUB Ver.3.9.0では「高強度暗号強制モード」を“有効”にしたクライアントに対応しました。
「高強度暗号強制モード」が“有効”のクライアントの収容が可能
HULFT Ver.8.4以降で「高強度暗号強制モード」が“有効”のクライアントを収容できるようになりました。
HULFT-HUB自身は「高強度暗号強制モード」の設定を持たないため、「高強度暗号強制モード」が“有効”のクライアントと“無効”のクライアントのどちらも収容できます。
管理対象外(中継あり)クライアントの場合、クライアントから「高強度暗号強制モード」の設定を取得できないので、クライアント登録時に「高強度暗号強制モード」が“有効”か“無効”かを指定する必要があります。
「高強度暗号強制モード」が“有効”のファイル転送の中継と蓄積が可能
「高強度暗号強制モード」が”有効”のファイル転送を中継・蓄積できるようになりました。
直接転送の場合と同様、配信側クライアントと集信側クライアントの「高強度暗号強制モード」の設定値が一致している必要があります。
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転送情報画面から転送定義を作成する場合
配信側クライアントと集信側クライアントの「高強度暗号強制モード」の設定が一致していないと転送定義を作成できません。
-
管理情報収集配布機能や管理情報バッチ登録ユーティリティを使用する場合
配信側クライアントと集信側クライアントの「高強度暗号強制モード」の設定が不一致の状態で転送定義を作成できますが、転送時にエラーとなります。
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サーバのシステム動作環境設定画面に[隣接サーバ]パネルを追加しました。
このパネルには対象サーバに隣接しているすべてのサーバが一覧で表示されます。このパネルを利用して各隣接サーバの情報を参照または更新できます。
[隣接サーバ]パネルから更新可能な項目は以下のとおりです。
項目名 |
更新可否 |
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---|---|---|
管理対象サーバ |
管理外サーバ |
|
表示名 |
更新不可 |
更新可 |
稼動監視 (*1) |
更新可 |
更新可 |
HUB通過時の転送元ホスト名 |
―(*2) |
更新可 |
*1 | : |
HULFT-HUB Server Ver.3.9.0以降のシステム動作環境設定画面を開いた場合に表示されます。 |
*2 | : |
管理外サーバを経由する転送でのみ使用する項目です。 |
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+ |
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HULFT-HUB Serverは、接続を許可するHULFT-HUB Managerをネットワークアドレスによって制限できるようになりました。
HULFT-HUB Managerのシステム動作環境設定画面に追加された[接続許可設定]パネル、またはHULFT-HUB Serverの管理情報バッチ登録ユーティリティ(utlhubiupdt)を使用して、接続を許可するネットワークアドレスや接続を拒否するネットワークアドレスを登録できます。
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以下の隣接サーバ関連のユーティリティを新たに提供しました。
プログラム名称 |
機能概要 |
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---|---|---|
隣接サーバ登録 |
utlhubserverreg |
HULFT-HUB Serverに隣接サーバを登録します。 |
隣接サーバ削除 |
utlhubserverrm |
HULFT-HUB Serverから指定した隣接サーバを削除します。 |
隣接サーバリスト表示 |
utlhubserverlist |
HULFT-HUB Serverに登録されている隣接サーバを表示します。 |