XML変換情報の設定
XML形式で作成されるファイルの編集方法を、XML変換情報設定画面で設定します。この設定を行わずにXML形式変換を行うと、集信時に集信側クライアントでエラーが発生します。
(1) XML変換情報設定画面の開き方
前項「集信側(HKT01WIN)の転送定義の作成」の操作が終わった状態から、続けて操作します。
1. 集信側設定情報の[拡張設定]にある<XML設定>ボタンをクリックします。
<XML設定>ボタンは、以下の条件をすべて満たす場合に使用可能になります。
- 配信側クライアント(HKT02UNX)の収容クライアント設定で「接続ID」を指定していること
- 配信側設定情報で、「転送タイプ」に“FORMAT”または“MULTIFORMAT”を指定していること
- 配信管理情報で、「連携DBID」に“XML”を指定していること

図3.151 [XML設定]ボタン
XML変換情報設定画面が表示されます。
左側の[項目名ツリー]には、配信側の転送定義で設定した“SMPL07FM”のフォーマット情報が反映されています。

図3.152 XML変換情報設定画面
(2) XML変換情報の登録方法
1. 「rootnode」のノード名を「都道府県シンボル」に変更
XMLツリー内の「rootnode」を選択し、ノード情報タブのノード名を「都道府県シンボル」に変更し、<適用>ボタンをクリックします。
2. 「都道府県」ノードを作成
項目ツリー内の「NAME」ノードのアイコンをドラッグして、XMLツリー内の「都道府県シンボル」ノード上にドロップします。
「都道府県シンボル」ノードの子要素として「NAME」ノードが作成され、項目名ノードの「NAME」ノードとの間に関係線が引かれます。
XMLツリー内の「NAME」を選択し、ノード名を“都道府県名”に変更し、<適用>ボタンをクリックします。

図3.153 「都道府県名」ノード作成
3. 「都道府県名」ノードの子要素として、「花」「木」「鳥」ノードを作成
項目名ツリー内の「FLOWER」ノードのアイコンをドラッグして、XMLツリー内の「都道府県名」ノードの上にドロップします。
「都道府県名」ノードの子要素として、「FLOWER」ノードが作成され、項目名ノードの「FLOWER」ノードとの間に関係線が引かれます。
XMLツリー内の「FLOWER」を選択し、ノード情報タブのノード名を「花」に変更し、<適用>ボタンをクリックします。

図3.154 「花」ノード作成
同様にして、「木」「鳥」ノードを作成します。
XMLツリー(ノード情報):
(ノード名) 都道府県名 | (値)SMPL06FM.NAME |
(ノード名) 花 | (値)SMPL06FM.FLOWER |
(ノード名) 木 | (値)SMPL06FM.TREE |
(ノード名) 鳥 | (値)SMPL06FM.BIRD |

図3.155 XML変換情報登録(XMLツリー入力)
4. 入力が終わったら<設定>ボタンをクリックして、XML変換情報を登録します。その後、転送情報画面の[ファイル]メニューから[設定]をクリックします。登録したXML変換情報が、集信側クライアントを管理するサーバ(HKTSRV)と集信側クライアント(HTK01WIN)へ保存されます。