管理対象外クライアントの挿入

ABC商事のHULFT-HUB Manager上から、相手側のクライアントを挿入します。

他事業所や他社とのファイル転送を行う場合、配信側の転送定義を作成するためには、転送相手となる集信側クライアントを、管理画面の構成リストと構成図上の管理対象サーバTKYSRVの配下に管理対象外クライアントとして挿入しておきます。これにより、相手クライアントが管理対象か管理対象外かの意識をすることなく、転送定義の作成ができます。

管理画面に管理対象外クライアントを挿入する方法を説明します。なお、宛先のホスト名がわからない場合は、「管理外サーバとの転送」を参照してください。

1. 管理画面の構成リストまたは構成図から管理対象サーバである“TKYSRV”を選択し、[挿入] メニューから[クライアント新規]をクリックします。[クライアント登録(新規登録)]ダイアログが開きます。

2. [クライアント登録]ダイアログで、“XYZUNX”を登録します。

表3.15 [クライアント登録]ダイアログの設定内容

項目

設定値

説明

ホスト名

XYZUNX

ネットワークで識別できるクライアントのホスト名を指定します。

表示名

XYZ社クライアント

HULFT-HUB Manager上で表示される名前です。

製品種別

HULFT7

クライアントのHULFTの種類を選択します。

ホスト種

UNIX

クライアントのハードウェアの種別を選択します。

漢字コード種

EUC

クライアントが使用する漢字コードを選択します。

管理対象外

チェック

管理対象外のクライアントであるかどうかを指定します。

中継あり/中継なし

中継あり

管理対象外のクライアントの場合に、中継の有無について指定します。

集信ポートNo.

30000

クライアントが使用する集信ポートNo.を指定します。

要求受付ポートNo.

31000

クライアントが使用する要求受付ポートNo.を指定します。

その他の項目

デフォルト値

必須項目以外、未記入時は初期値が採用されます。

 

XYZUNXは、TKYSRVの管理対象外(中継あり)クライアントとして挿入されます。

図3.81 管理対象外クライアントの挿入

3. 各項目に必要事項を入力し、<登録>ボタンをクリックします。

構成図上に、XYZUNXのアイコンが追加されます。管理対象外(中継あり)を示す半透明のアイコンで表示されます。

図3.82 管理画面(XYZUNX追加後の画面)