管理外サーバとの転送

他事業所や他社もHULFT-HUBシステムを構築しているものの、それぞれ管理者が異なり、セキュリティ上の問題などにより、相手のHULFT-HUBシステムを操作するのは好ましくないという場合があります。そのような場合は、相手のHULFT-HUBシステム内のサーバを自分のHULFT-HUBシステムに「管理外サーバ」として登録すると、相手のHULFT-HUBシステム内のクライアントの詳細を取得せずにファイル転送が可能になります。

相手のクライアントの詳細が分からないので、配信側と集信側の転送定義を一括して作成することはできません。そのため、配信側のHULFT-HUBシステムと集信側のHULFT-HUBシステムで、それぞれ同じファイルIDを使用して転送定義を作成します。

このとき、配信側の転送定義では、配信側のHULFT-HUBシステムに隣接する集信側の管理外サーバを転送先とします。集信側の転送定義では、集信側のHULFT-HUBシステムに隣接する配信側の管理外サーバを転送元とします。

これにより、HULFT-HUBシステムで自動的にお互いの転送定義を関連づけてファイルを転送できます。

注意

相手のクライアントの詳細がわからないため、コード変換が必要なファイルの転送は行えません。バイナリ転送、またはコード変換を必要としない機種間での転送だけが対象となります。