転送マップの作成

転送情報画面から、同報配信のための転送情報を登録する手順は以下のとおりです。転送定義を作成するための作業の流れは、図3.33 と同様です。

本例では、転送ファイルIDを、“SMPL02”とします。

(1) ファイルIDを登録する

1. 転送情報ツリーから配信側クライアント(HKT01WIN)の[配信ファイル]をクリックし、[ファイル]メニューから[新規作成]をクリックします。[転送ファイル登録]ダイアログが開きます。

2. 必要項目を入力し、<登録>ボタンをクリックします。

ファイルID:SMPL02

 

ファイルIDリストに“SMPL02”が追加されます。右上の転送マップ上には、配信側クライアントである“HKT01WIN”が表示されます。

(2) 転送マップを作成する

1. 集信側クライアントを設定します。[挿入]メニューから[クライアント]をクリックし、クライアント一覧から、Ctrlキーを押しながら、集信側クライアントとして、HKT02UNXとTKY11MFMを選択し、<選択>ボタンをクリックします。

転送マップに、HKT02UNXとTKY11MFMが追加されます。

= 備考 =

追加されたクライアントは、転送マップ上に重なって表示されます。クライアントのアイコンをクリックし、ドラッグすると、自由に位置を移動できます。

図3.67 転送マップ(クライアント挿入後)

2. [経路設定]メニューから、[HUB経由]-[自動配置]-[HUB同報]をクリックします。転送マップ上に、同報配信の起点となるサーバ(HKTSRV)のアイコンが追加され、HKT01WINからの転送要求をHKTSRVでHKT02UNXとTKY11MFMへ転送することを示す経路が矢印で表示されます。

図3.68 転送マップ(経路設定後)

= 備考 =

集信ホストの漢字コード種が異なる場合、「コード変換」を“配信側”に設定できないため、自動的に"HUB経由HULFT同報"にしますかという内容のメッセージボックスが表示されます。[いいえ]をクリックしてHUB同報を選択すると、集信側変換に切り替えるというメッセージが表示され、上記のような転送マップが作成されます。