転送定義の作成
転送マップに表示された各クライアント、サーバに転送定義を作成します。
(1) 配信側転送定義の作成
転送マップで配信側クライアント(HKT01WIN)をクリックすると、転送定義フレームに[配信側設定情報]が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
表3.75 配信側設定情報の設定内容(転送先がサーバ)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ファイル名 |
C:\user\data\snd11.txt |
転送するデータを格納したファイル名を指定します。 |
転送タイプ |
BINARY |
ファイルの転送形式を選択します。 |
圧縮方式 |
圧縮なし |
ファイルの圧縮有無を選択します。 |
コード変換 |
(指定不可) |
コード変換側を選択します。 |
その他の項目 |
デフォルト値 |
必須項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |
(2) 集信側転送定義の作成
転送マップで集信側サーバ(HKTSRV)をクリックすると、転送定義に[集信側設定情報]が表示されます。各項目に必要事項を入力します。
表3.76 集信側設定情報の設定内容(転送先がサーバ)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ファイル名 |
/user/data/rcv11.dat |
転送されたデータを格納するファイル名を指定します。 |
登録モード |
置き換え |
集信ファイルと同一名称のファイルが存在していた場合の取り扱いを選択します。 |
集信形態 |
単一集信 |
集信するファイルの集信形態を選択します。 |
異常時の処置 |
削除 |
転送処理が失敗した場合のファイルの処置を選択します。 |
世代管理 |
しない |
集信ファイルの世代管理属性を選択します。 |
オーナー名 |
root |
ファイルの属性(ファイル作成者)を指定します。 |
グループ名 |
root |
ファイルの属性(グループ)を指定します。 |
データ検証 |
しない |
転送データに対するデータ検証の有無を指定します。 |
その他の項目 |
デフォルト値 |
必須項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |
蓄積では、蓄積ポイントとなる博多営業所サーバ(HKTSRV)に、蓄積処理を行うための蓄積情報を設定します。転送マップでHKTSRVのアイコンをクリックすると、転送定義フレームに中継/同報設定情報が表示されます。ここでは、[蓄積設定]タブ、および[ジョブフロー設定]タブの各項目に必要事項を入力します。
蓄積設定タブ
ここでは、次に示す表のとおりに設定します。
表3.77 サーバ側設定情報の蓄積設定タブの設定内容(転送先がサーバ)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
蓄積条件 |
蓄積のみ行う |
転送データを蓄積するかどうかを指定します。 ジョブフロー設定タブで、ジョブフローIDを設定した場合、“蓄積のみ行う”で固定となります。 |
継続条件 |
(指定不可) |
蓄積条件が“蓄積のみ行う”の場合は、指定できません。 |
蓄積ファイル 削除基準 |
削除しない |
蓄積完了または送出完了したデータを削除するタイミングを指定します。 ジョブフロー設定タブで、ジョブフローIDを設定した場合、“削除しない”で固定となります。 |
蓄積完了時、配信への転送結果通知 |
(指定不可) |
蓄積条件が“蓄積のみ行う”の場合は、指定できません。 |
データ検証 |
しない |
転送データに対するデータ検証の有無を指定します。 |
保管期限 |
(指定不可) |
蓄積完了または送出完了したデータを保管する期限を指定します。 |
その他の項目 |
デフォルト値 |
必須項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |

図3.249 サーバ側設定情報の蓄積設定タブの設定内容(転送先がサーバ)
ジョブフロー設定タブ
ここでは、次に示す表のとおりに設定します。
表3.78 サーバ側設定情報のジョブフロー設定タブの設定内容(転送先がサーバ)
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
蓄積後正常時 ジョブフローID |
SUCCESS093 |
蓄積成功時に実行されるジョブフローID |
蓄積後異常時 ジョブフローID |
FAILURE093 |
蓄積失敗時に実行されるジョブフローID |
完了通知 |
蓄積完了 |
次のどちらかを選択します。
|

図3.250 サーバ側設定情報のジョブフロー設定タブの設定内容(転送先がサーバ)
<一覧>ボタンをクリックすると、存在するジョブフローIDすべてが表示されます。ここでは、蓄積後正常時ジョブフローIDにSUCCESS093を、蓄積後異常時ジョブフローIDにFAILURE093を選択してください。

図3.251 ジョブフローIDの選択
(4) 転送定義の保存とクライアントへの配布
1. [ファイル]メニューから[適用]をクリックします。HULFT-HUB Manager側で編集されていた転送定義が、HULFT-HUB Server側へ送られ、保存されます。
このとき、HULFT-HUB Serverから関連する各クライアントへ、定義情報が自動的に配布されます。
2. 各クライアントへの定義情報の配布が完了すると、適用結果一覧画面が表示されます。
適用結果一覧画面は一度閉じてしまうと再度表示することはできません。転送定義の登録または配布に失敗した場合には、その旨のエラーメッセージがサーバ側のトレースログに残ります。エラー内容を確認し、エラー原因を修正した後、再度、[ファイル]メニューから[適用]をクリックします。転送定義が各クライアントへ配布されたら、ファイル(SMPL11)の配信要求を行います。配信要求の操作については、「配信要求の実行」を参照してください。