管理対象外クライアントから集信するための転送定義の作成

次に、管理対象外クライアントへ送信要求を発行する場合の転送定義の作成方法について図3.79 に示すファイル転送を例に転送定義を作成します。

転送ファイルIDは“SMPL03”とします。ABC商事側では、集信側の転送定義の設定を行います。

ファイルIDを登録する

1. 転送情報ツリーから集信側クライアント(HKT01WIN)の集信ファイルをクリックし、ファイルメニューから新規作成をクリックします。転送ファイル登録ダイアログが開きます。

2. 必要事項を入力し、登録ボタンをクリックします。

ファイルID:SMPL03

3. [集信ファイル]の配下に“SMPL03”が追加されます。転送マップ上には、集信側クライアントであるHKT01WINが表示されます。

転送マップを作成する

1. 転送の相手となる管理対象外クライアントを配信側クライアントとして設定します。挿入メニューからクライアントをクリックし、クライアント一覧から、配信側クライアントとして、“XYZUNX”を選択し、選択ボタンをクリックします。転送マップに、XYZUNXのアイコンが追加されます。

2. メニューバーの経路設定メニューから、HUB経由自動配置をクリックします。転送マップ上に、XYZUNXからHKT01WINへ転送することを示す経路が矢印で表示されます。

 

集信側の転送定義の詳細を設定する

集信側クライアント(HKT01WIN)の転送定義詳細の設定例を以下に示します。

表3.20 集信側の転送定義の設定内容

項目

設定値

説明

ファイル名

C:\rcv\data\rcv03.txt

転送されてきたデータを格納するファイル名を指定します。

登録モード

置き換え

すでにファイルが存在していた場合の取り扱いを指定します。

異常時の処置

削除

集信処理が失敗した場合のファイルの取り扱いを指定します。

集信形態

単一集信

1台のクライアントからの集信であることを示します。

世代管理

しない

ファイルの世代管理を行わないことを指定します。

その他の項目

デフォルト値

必須項目以外、未記入時は初期値が採用されます。

図3.89 集信側の転送定義詳細の設定(基本設定)

図3.90 集信側の転送定義詳細の設定(拡張設定)

転送情報を保存する

ファイルメニューから適用をクリックすると、転送情報が保存されます。