転送定義の作成

転送マップに表示された各クライアントに転送定義を作成します。

(1) 配信側転送定義の作成

転送マップで配信側クライアント(HKT01WIN)をクリックすると、転送定義フレームに[配信側設定情報]が表示されます。

各項目に必要事項を入力します。

表3.10 配信側設定情報の設定内容

項目

設定値

説明

ファイル名

C:\user\data\snd02.txt

転送するデータを格納したファイル名を指定します。

転送タイプ

TEXT

ファイルの転送形式を選択します。

圧縮方式

縦横圧縮

ファイルの圧縮有無を選択します。

コード変換

集信側

コード変換側を選択します。

その他の項目

デフォルト値

必須項目以外、未記入時は初期値が採用されます。

(2) 集信側転送定義の作成

転送マップで集信側クライアント(HKT02UNX)をクリックすると、転送定義に[集信側設定情報]が表示されます。各項目に必要事項を入力します。また、HKT02UNXと同様に、TKY11MFMについても集信側の転送定義を作成します。

クライアント(HKT02UNX)の集信側設定情報

表3.11 集信側設定情報の設定内容

項目

設定値

説明

ファイル名

/user/data/rcv02.dat

転送されたデータを格納するファイル名を指定します。

登録モード

置き換え

集信ファイルと同一名称のファイルが存在していた場合の取り扱いを選択します。

集信形態

単一集信

集信するファイルの集信形態を選択します。

異常時の処置

削除

転送処理が失敗した場合のファイルの処置を選択します。

世代管理

しない

集信ファイルが世代管理属性を選択します。

オーナー名

hulft

ファイルの属性(ファイル作成者)を指定します。

グループ名

users

ファイルの属性(グループ)を指定します。

その他の項目

デフォルト値

必須項目以外、未記入時は初期値が採用されます。

クライアント(TKY11MFM)の集信側設定情報

表3.12 集信側設定情報の設定内容

項目

設定値

説明

汎用機DSN

USER.DATA.RCV02

転送されたデータを格納するファイル名を指定します。

登録モード

置き換え

集信ファイルと同一名称のファイルが存在していた場合の取り扱いを選択します。

集信形態

単一集信

集信するファイルの集信形態を選択します。

異常時の処置

削除

転送処理が失敗した場合のファイルの処置を選択します。

レコード長

80

集信ファイルのレコード長

ブロック長

6160

集信ファイルのブロック長

その他の項目

デフォルト値

必須項目以外、未記入時は初期値が採用されます。

(3) サーバ側設定情報

同報配信では、起点となる博多営業所サーバ(HKTSRV)に、同報配信を行うための転送情報を設定します。転送マップでHKTSRVのアイコンをクリックすると、転送定義フレームに[中継/同報設定情報]が表示されます。「転送区分」が“HUB同報”となっていることを確認してください。

図3.69 サーバ側設定情報の確認

(4) 転送定義の保存と各クライアントへの配布

1. [ファイル]メニューから[適用]をクリックします。HULFT-HUB Manager側で一時保存されていた転送定義が、HULFT-HUB Server側へ送られ、保存されます。

このとき、HULFT-HUB Serverから関連する各クライアントへ、定義情報が自動的に配布されます。

2. 各クライアントへの定義情報の配布が完了すると、適用結果一覧画面が表示されます。

転送定義の登録または配布に失敗した場合には、その旨のエラーメッセージがサーバ側のトレースログに残ります。エラー内容を確認し、エラー原因を修正した後、再度、[ファイル]メニューから[適用]をクリックします。

同報配信を行うための転送定義が各クライアントへ配布されたら、ファイル(SMPL02)の配信要求を行います。配信要求の操作については、「配信要求の実行」を参照してください。