転送定義の作成

転送マップに表示された各クライアント、サーバに転送定義を作成します。

(1) 配信側転送定義の作成

転送マップで配信側クライアント(HKT01WIN)をクリックすると、転送定義フレームに[配信側設定情報]が表示されます。

各項目に必要事項を入力します。

表3.32 配信側設定情報の設定内容

項目

設定値

説明

ファイル名

C:\user\data\snd08.txt

転送するデータを格納したファイル名を指定します。

転送タイプ

TEXT

ファイルの転送形式を選択します。

圧縮方式

縦横圧縮

ファイルの圧縮有無を選択します。

コード変換

集信側

コード変換側を選択します。

その他の項目

デフォルト値

必須項目以外、未記入時は初期値が採用されます。

(2) 集信側転送定義の作成

転送マップで集信側クライアント(HKT02UNX)をクリックすると、転送定義に[集信側設定情報]が表示されます。各項目に必要事項を入力します。

表3.33 集信側設定情報の設定内容

項目

設定値

説明

ファイル名

/user/data/rcv08.dat

転送されたデータを格納するファイル名を指定します。

登録モード

置き換え

集信ファイルと同一名称のファイルが存在していた場合の取り扱いを選択します。

集信形態

単一集信

集信するファイルの集信形態を選択します。

異常時の処置

削除

転送処理が失敗した場合のファイルの処置を選択します。

世代管理

しない

集信ファイルの世代管理属性を選択します。

オーナー名

hulft

ファイルの属性(ファイル作成者)を指定します。

グループ名

users

ファイルの属性(グループ)を指定します。

データ検証

する

転送データに対するデータ検証の有無を指定します。

その他の項目

デフォルト値

必須項目以外、未記入時は初期値が採用されます。

(3) サーバ側設定情報

蓄積では、蓄積ポイントとなる博多営業所サーバ(HKTSRV)に、蓄積処理を行うための蓄積情報を設定します。転送マップでHKTSRVのアイコンをクリックすると、転送定義フレームに中継/同報設定情報が表示されます。[蓄積設定]パネルを選択して蓄積設定の各項目に必要事項を入力します。

図3.160 サーバ側設定情報の確認

表3.34 蓄積設定の設定内容

項目

設定値

説明

蓄積条件

蓄積のみ行う

転送データを蓄積するかどうかを指定します。

継続条件

(指定不可)

蓄積条件が"蓄積のみ行う"の場合は、指定できません。

蓄積ファイル

削除基準

送出完了から一定期間経過後に削除する

蓄積完了または送出完了したデータを削除するタイミングを指定します。

蓄積完了時、配信への転送結果通知

(指定不可)

蓄積条件が"蓄積のみ行う"の場合は、指定できません。

データ検証

する

転送データに対するデータ検証の有無を指定します。

保管期限

毎月第4金曜日

蓄積完了または送出完了したデータを保管する期限を指定します。

保管世代管理

保管世代数で制限する

同一ファイルIDの蓄積完了または送出完了したデータが保管期限内にあるとき、古いデータをどうするかを指定します。

保管世代管理数

5

世代管理する場合の世代管理数を指定します。

追越禁止

する

同一ファイルIDの転送データの追い越しを禁止するかしないかを指定します。

未送出データ不在時の送信要求の扱い

エラーとする

蓄積データに未送出データが存在しない場合の送信要求の扱いについて指定します。

(4) 転送定義の保存とクライアントへの配布

1. [ファイル]メニューから[適用]をクリックします。HULFT-HUB Manager側で編集されていた転送定義が、HULFT-HUB Server側へ送られ、保存されます。

このとき、HULFT-HUB Serverから関連する各クライアントへ、定義情報が自動的に配布されます。

2. 各クライアントへの定義情報の配布が完了すると、適用結果一覧画面が表示されます。

注意

適用結果一覧画面は一度閉じてしまうと再度表示することはできません。

転送定義の登録または配布に失敗した場合には、その旨のエラーメッセージがサーバ側のトレースログに残ります。エラー内容を確認し、エラー原因を修正した後、再度、[ファイル]メニューから[適用]をクリックします。

転送定義が各クライアントへ配布されたら、ファイル(SMPL08)の配信要求を行います。配信要求の操作については、「配信要求の実行」を参照してください。