宛先の変更・追加・解除

転送定義に従ってHULFT-HUB Serverに蓄積されたデータに対して、宛先を変更、追加、または解除できます。集信側で障害が発生した際にクライアントを切り替えたり、システム拡張時にクライアントを追加した場合などに、配信からやり直さずに蓄積データから転送できるため、柔軟な対応が可能です。

操作方法については、HULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。

注意

宛先変更と宛先追加を行ったクライアントに対して送出要求を実行する場合には、事前作業が必要です。事前作業に関しては「宛先変更と宛先追加」を参照してください。

(1) 宛先変更

変更先として選択できる宛先は1件だけです。

宛先変更が成功すると、以下の転送履歴が追加されます。

表2.2 宛先変更履歴

項目

ファイルID

宛先変更前と同一

宛先

変更後の宛先

転送ステータス

宛先変更完了

蓄積ステータス

蓄積完了

(2) 宛先追加

複数の宛先を追加できます。

宛先追加を行うと、追加に成功した宛先の数だけ以下の転送履歴が追加されます。

注意

宛先数が1の転送(中継転送)に宛先を追加すると、同報転送になります。

表2.3 宛先追加履歴

項目

ファイルID

宛先追加前と同一

宛先

追加した宛先

転送ステータス

宛先追加完了

蓄積ステータス

蓄積完了

(3) 宛先解除

同報転送の宛先を解除できます。宛先解除されたホストには蓄積データは送出されません。

注意
  • 特定の転送の宛先数を0にすることはできません。少なくとも1つの宛先を残しておく必要があります。

  • 宛先解除して宛先数が1になっても同報転送として扱われます。中継転送には変わりません。