宛先変更と宛先追加

蓄積データの宛先を変更/追加する際の留意点は以下のとおりです。

  • 中継転送に対して宛先を追加すると同報転送になります。

    また、その後で宛先解除を行って宛先が1ホストとなっても中継転送には戻りません。

  • 変更/追加した宛先に対する転送定義を作成する必要があります。コード変換先や暗号キーなど、既存の設定に合わせて定義を作成してください。

    宛先の変更/追加と転送定義の作成は、送出を行う前であればどちらが先でも問題はありません。

  • 宛先のクライアントに蓄積データと同じファイルIDの転送定義が存在しないと、送出エラーになります。転送定義を宛先のクライアントに新規作成する場合、蓄積データのファイルIDと同じファイルIDの転送定義を作成してください。

 

バージョンによる制限事項は以下のとおりです。

  • 宛先がHULFT Ver.5のクライアントの蓄積データに対して、宛先をHULFT Ver.6/Ver.7のクライアントに変更した場合、または宛先にHULFT Ver.6/Ver.7のクライアントを追加した場合、変更/追加された宛先には蓄積されたHULFT Ver.5形式のデータが送出されます。

  • 宛先がHULFT Ver.6のクライアントの蓄積データに対して、宛先をHULFT Ver.7のクライアントに変更した場合、または宛先にHULFT Ver.7のクライアントを追加した場合、変更/追加された宛先には蓄積されたHULFT Ver.6形式のデータが送出されます。

    配信開始時に上位バージョンを含む転送定義をした場合と、下位バージョンで蓄積した後に上位バージョンを宛先追加した場合の動作の違いを下図に示します。

図5.9 宛先追加時の動作