CSVファイルの確認

CSVファイルに出力される業務情報履歴の確認方法について説明します。

出力例(表計算ソフトウェアでの表示イメージ)を次に示します。

図4.1 業務情報履歴のCSVファイル出力例(Ver.2.6.0より前のフォーマットで出力)

図4.2 業務情報履歴のCSVファイル出力例(Ver.2.6.0のフォーマットで出力)

(1) レコードの出力形式

先頭1レコード目には、業務情報履歴の各項目名を示すヘッダ情報が出力されます。

続いて、2レコード目以降に業務情報履歴の内容が出力されます。業務情報履歴の内容は、HULFTのファイル転送の履歴が集配信履歴ファイルの集配信終了日時で、EDI Baseの履歴が通信記録の出力日時で、昇順に出力されます。

注意

次に該当する場合、HULFTおよびEDI Baseの履歴は出力されません。

  • HDC-EDI Managerを使用しない通信

  • 通信異常によって、HULFTの集配信履歴ファイルではファイルIDが、EDI Baseの通信記録では運用グループ、ユーザ、ファイル、または送受区分のいずれかの値が設定されていない場合

(2) 各項目に出力される内容

レコードの各項目に出力される内容は、EDI Baseの履歴とHULFTのファイル転送の履歴で異なります。レコードの先頭に出力されるレコード区分で「E」はEDI Baseの履歴を、「H」はHULFTのファイル転送の履歴であることを示します。

各項目に出力される内容を、次の表に示します。

 

EDI Baseの履歴の各項目の詳細については、EDI Baseの「Operation Guide」を参照してください。また、HULFTの履歴の各項目の詳細については、HULFTの「オペレーション マニュアル」および「エラーコード・メッセージ」を参照してください。

表4.4 業務情報履歴のCSVファイルに出力される内容

項目名 (ヘッダ情報)

出力内容

EDI Baseの送受信の履歴

HULFTの集配信の履歴

レコード区分

「E」が出力されます。

「H」が出力されます。

業務セット

業務セット名が出力されます。

業務セット名が出力されます。

業務情報

業務情報名が出力されます。

業務情報名が出力されます。

通信開始時間

(Ver.2.6.0より前のフォーマット時に出力)

EDI Base が通信を開始した日時が、「YYYYMMDDhhmmssfff」の形式で出力されます。*1

HULFT が集信または配信を開始した日時が、「YYYYMMDDhhmmss000」の形式で出力されます。*2

通信終了時間

(Ver.2.6.0より前のフォーマット時に出力)

EDI Base が通信を終了した日時が、「YYYYMMDDhhmmssfff」の形式で出力されます。*1

HULFT が集信または配信を終了した日時が、「YYYYMMDDhhmmss000」の形式で出力されます。*2

通信開始年月日

(Ver.2.6.0のフォーマット時に出力)

EDI Base が通信を開始した年月日が、「YYYY -MM -DD 」の形式で出力されます。*1

HULFT が集信または配信を開始した年月日が、「YYYY -MM -DD」の形式で出力されます。*2

通信開始時間

(Ver.2.6.0のフォーマット時に出力)

EDI Base が通信を開始した時間が、「hh:mm:ss.SSS」の形式で出力されます。*1

HULFT が集信または配信を開始した時間が、「hh:mm:ss.000」の形式で出力されます。*2

通信終了年月日

(Ver.2.6.0のフォーマット時に出力)

EDI Base が通信を終了した年月日が、「YYYY -MM -DD 」の形式で出力されます。*1

HULFT が集信または配信を終了した年月日が、「YYYY -MM -DD」の形式で出力されます。*2

通信終了時間

(Ver.2.6.0のフォーマット時に出力)

EDI Base が通信を終了した時間が、「hh:mm:ss.SSS」の形式で出力されます。*1

HULFT が集信または配信を終了した時間が、「hh:mm:ss.000」の形式で出力されます。*2

ファイルID

HULFTがファイルを集信または配信したときのファイルIDが出力されます。

集配信区分

「集信」または「配信」が出力されます。

集配信ホスト

集信先のホスト名、または配信元のホスト名が出力されます。

送受信トランザクション

出力日時が出力されます。

ユーザ

ユーザが出力されます。

ファイル

ファイル情報が出力されます。

回線グループ

回線グループが出力されます。

送受区分

「送信」まはた「受信」が出力されます。

発着区分

「発信」または「着信」が出力されます。

プロトコルID

プロトコルの略称が出力されます。

「HULFT」が出力されます。

出力区分

「通信単位」または「ファイル単位」が出力されます。

転送タイプ

データ転送タイプが

テキスト転送の場合「TEXT」、

バイナリ転送の場合「BINARY」、

フォーマット転送の場合「FORMAT」、

マルチフォーマット転送の場合「MULTIFORMAT」で出力されます。

状態

状態が出力されます。

「正常」または「異常」が出力されます。

通信記録ID

通信記録IDが出力されます。

最新転送識別子が出力されます。*3

ファイル数

ファイル数が出力されます。

レコード数

レコード数が出力されます。

レコード件数が出力されます。

テキスト数

テキスト数が出力されます。

バイト数

バイト数が出力されます。

データサイズが出力されます。

完了コード

メッセージコードが出力されます。

完了コードが出力されます。

詳細コード

詳細エラーコードが出力されます。

プロトコルエラーコード

プロトコルエラーコードが出力されます。

履歴紐付け情報

(Ver.2.6.0のフォーマット時に出力)

関連付けできた履歴には同じ番号が出力されます。

関連付けできた履歴には同じ番号が出力されます。

ホスト名(HULFT通信相手)*4

通信先のHULFTのホスト名が出力されます。

転送レート*4

1秒あたりの転送データ長が出力されます。

HULFTのコメント*4

HULFTで指定されているコメントが出力されます。

*1

:

YYYY は年、MM は月、DD は日、hh は時(24 時間単位)、mm は分、ss は秒、fff はミリ秒を示します。

*2

:

YYYY は年、MM は月、DD は日、hh は時(24 時間単位)、mm は分、ss は秒を示します。HULFT のファイル転送の履歴の場合、ミリ秒には固定の値「000」が出力されます。

*3

:

HULFT が各転送を識別するための内部的な情報です。

*4

:

EDI Manager の出力項目を拡張する機能によって出力できる項目です。詳細は、「業務情報履歴ファイル出力の拡張機能」を参照してください。