業務情報履歴ファイル出力の拡張機能
業務情報履歴のファイル出力において、拡張機能を使用することで以下の項目を出力できるようになります。これを業務情報履歴ファイル出力の拡張機能と呼びます。
- ホスト名(HULFT通信相手)
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通信先のHULFTのホスト名
- 転送レート
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1秒あたりの転送データ長
- HULFTのコメント
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HULFTで指定されているコメント
これらの項目は、CSVファイルに出力されている項目の一番右側(26フォーマットのときは「履歴紐付け情報」の右側に、V20フォーマットのときは「プロトコルエラーコード」の右側)に出力されます。これらの項目の出力する・しないの設定は、HDC-EDI Managerの設定ファイルで行います。
(1) 設定ファイルの格納場所
設定ファイルの格納先を次に示します。
HDCサーバマシンのOSがWindowsの場合
Tomcatのインストールディレクトリ\appBaseディレクトリ\hdcweb\WEB-INF\classes\extensionMap_CommunicationRecord.cnf
HDCサーバマシンのOSがUNIX、またはLinuxの場合
Tomcatのインストールディレクトリ/appBaseディレクトリ/hdcweb/WEB-INF/classes/extensionMap_CommunicationRecord.cnf
(2) 設定ファイルの形式
設定ファイルの形式を次に示します。
record.extension.columnn.flgの値をOFFからONに変更することで、該当項目が出力されるようになります。
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「HULFTのコメント」は連携するHULFTのVerによっては出力されない項目となります。この場合、値を「ON」にするとCSVファイルを出力するときにエラーになります。
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「ホスト名(HULFT通信相手)」「転送レート」「HULFTのコメント」のrecord.extension.columnn.flgの値だけ変更できます。他は変更しないでください。
#===================================================================== #通信記録の拡張出力設定 #===================================================================== #拡張項目出力・非出力設定(ON or OFF) #(ONを設定している項目が通信記録出力される) ''ホスト名(HULFT通信相手) --+ record.extension.column1.flg=OFF | | ''転送レート | record.extension.column2.flg=OFF |-- 値を変更可能(ON、OFFの書き換え) | 他の個所は全て変更不可 ''HULFTのコメント | record.extension.column3.flg=OFF | --+ ''予備 record.extension.column4.flg=OFF ''予備 record.extension.column5.flg=OFF #----------------------------------------------------------------------- #ここから下の設定は、変更しないで下さい。 #----------------------------------------------------------------------- # #拡張項目表示ラベル record.extension.column1.label=ホスト名(HULFT通信相手) record.extension.column2.label=転送レート record.extension.column3.label=HULFTのコメント record.extension.column4.label= record.extension.column5.label= #拡張出力項目マッピング設定 #通信記録出力DTO(拡張表示項目)格納先へのマッピング <== データ項目 record.extension.column1=hostName record.extension.column2=transferRateLong record.extension.column3=coment180 record.extension.column4= record.extension.column5=
(3) 設定ファイルの有効化(HDC-EDI Managerの再起動)
設定ファイルを編集した後、WASを使ってHDC-EDI Managerを再起動してください。
なお、HDC-EDI Managerは、クラスタ構成システムで運用する場合もWASの操作で再起動を行ってください。クラスタソフトウェアから再起動を行うと設定が正しく反映されなくなります。