XMLファイルに指定した情報のインポート
XMLファイルに指定した情報をインポートします。
HDC-EDI Managerでは、バックアップ用に出力したファイルだけではなく、ユーザが業務セット、業務情報、ユーザ情報、および履歴検索条件をXML形式のファイルに設定したものをインポートすることもできます。XMLファイルを作成して、HDC-EDI Managerに業務セット、業務情報、ユーザ情報、および履歴検索条件をインポートする方法を説明します。
(1) XMLファイルの作成
XMLファイルを作成します。
業務セット、業務情報、ユーザ情報、および履歴検索条件をインポートするためのXMLファイルを作成します。XMLファイルの書式を次の図に示します。
-
インポート時、業務情報のアプリケーションおよびジョブ起動情報が省略されていると、HDC-EDI Managerで準備された情報が自動で設定されます。自動的に設定されるアプリケーションおよびジョブ起動情報と設定方法の詳細については「利用者マニュアル」を参照してください。
-
インポートするXMLファイルは、文字コードをShift-JISにする必要があります。
ユーザ情報だけをインポートする場合は、図の「<gyoumu-info>~</gyoumu-info>」部分、および「<search-conditions>~</search-conditions>」部分は不要です。また、業務セットとその業務セットに属する業務情報だけをインポートする場合は、図の「<user-info>~</user-info>」部分、および「<search-conditions>~</search-conditions>」部分は不要です。

1) ユーザ情報
インポートするユーザ情報を指定します。設定項目の内容および入力制限については、「ユーザの設定」の手順3. を参照してください。ただし、次の項目については次に示す数値で指定してください。
- 権限
-
0:一般者
1:運用者
2:管理者
- セキュリティ管理権限
-
0:権限なし
1:権限あり
- インポートエクスポート権限
-
0:権限なし
1:権限あり
- ロックアウトフラグ
-
0:正常
1:ロックアウト中
- 次回ログイン時パスワード変更
-
0:パスワード変更しない
1:次回パスワード変更する
なお、ユーザ情報を複数インポートする場合には、図5.1 の「ユーザ情報」の範囲(<user>~</user>)の内容を繰り返し指定してください。
2) 業務セット
インポートする業務セットの情報を指定します。設定項目の内容および入力制限については、「利用者マニュアル」を参照してください。
なお、業務セットの情報を複数インポートする場合には、図5.1 の「業務セット」の範囲(<gyoumu-set>~</gyoumu-set>)の内容を繰り返し指定してください。
3) 履歴検索条件
インポートする履歴検索条件の情報を指定します。設定項目の内容および入力制限については、「利用者マニュアル」を参照してください。ただし、次の項目については次に示す数値で指定してください。
- 表示区分
-
1:自分のみ
2:担当業務セットのユーザのみ
3:すべてのユーザ
- 検索日
-
1:本日
2:10分前
3:1時間前
4:3時間前
5:6時間前
6:12時間前
7:24時間前
8:昨日
9:一昨日
- 検索開始時間
-
HHmmss
- 検索終了日
-
1:本日
8:昨日
9:一昨日
- 検索終了時間
-
HHmmss
- 業務セット検索条件
-
0:完全一致
1:で始まる
2:を含む
- 業務セットコメント検索条件
-
0:完全一致
1:で始まる
2:を含む
- 業務情報検索条件
-
0:完全一致
1:で始まる
2:を含む
- 業務情報コメント検索条件
-
0:完全一致
1:で始まる
2:を含む
- 送受信区分
-
0:受信
1:送信
- ファイル検索条件
-
0:完全一致
1:で始まる
2:を含む
- ユーザ検索条件
-
0:完全一致
1:で始まる
2:を含む
- アプリケーション検索条件
-
0:完全一致
1:で始まる
2:を含む
- 集配信区分
-
0:配信管理情報
1:集信管理情報
- ファイルID検索条件
-
0:完全一致
1:で始まる
2:を含む
- 転送グループID検索条件
-
0:完全一致
1:で始まる
2:を含む
- ホスト名検索条件
-
0:完全一致
1:で始まる
2:を含む
- ジョブID検索条件
-
0:完全一致
1:で始まる
2:を含む
- 対象履歴
-
0:すべて
1:異常
- 履歴なし業務
-
0:表示する
1:表示しない
なお、履歴検索条件の情報を複数インポートする場合には、図5.1 の「履歴検索条件」の範囲(<search>~</search>)の内容を繰り返し指定してください。
4) 業務情報
インポートする業務セットに属する業務情報を指定します。設定項目の内容および入力制限については、「利用者マニュアル」を参照してください。
ただし、次の項目については次に示す数値で指定してください。
- 連携パターン
-
11:EDI Base --> HULFT 連動
12:EDI Base --> HULFT 待機
13:EDI Base --> HULFT 取得連動
21:HULFT --> EDI Base 連動
22:HULFT --> EDI Base 待機
23:HULFT --> EDI Base 取得連動
31:EDI Base --> EDI Base 連動
32:EDI Base --> EDI Base 待機
33:EDI Base --> EDI Base 取得連動
41:HULFT --> HULFT 連動
42:HULFT --> HULFT 待機
43:HULFT --> HULFT 取得連動
なお、業務セットに業務情報を複数設定する場合には、図5.1 の「業務情報」の範囲(<gyoumu>~</gyoumu>)の内容を繰り返し指定してください。
5) EDI Baseのファイル情報
業務情報に設定するEDI Baseのファイル情報を指定します。ここでは、EDI Baseに登録済みの情報だけを設定できます。設定項目の内容および入力制限については、EDI Baseの「Operation Guide」を参照してください。
ただし、次の項目については次に示す数値で指定してください。
- 送信元先区分
-
0:送信元
1:送信先
- 送受信区分
-
0:受信
1:送信
- 取得要求
-
0:通常のファイル情報を設定するときに指定します。
1:取得用のファイル情報を設定するときに指定します。
注意取得要求で「1」を指定している場合、送信元先区分で「0」を指定するとエラーとなります。
なお、業務情報にEDI Baseのファイル情報を複数設定する場合は、図5.1 の「EDI Baseのファイル情報」の範囲(<edibase-file>~</edibase-file>)の内容を繰り返し指定してください。
6) HULFTのファイルID
業務情報に設定する HULFTのファイルIDを指定します。ここでは、HULFTに登録済みのファイルIDだけを設定できます。設定項目の内容および入力制限については、HULFTの「オペレーション マニュアル」を参照してください。
ただし、次の項目については次に示す数値で指定してください。
- 送信元先区分
-
0:送信元
1:送信先
- 取得要求
-
0:通常のファイルIDを設定するときに指定します。
1:取得用のファイルIDを設定するときに指定します。
注意取得要求で「1」を指定している場合、送信元先区分で「0」を指定するとエラーとなります。
なお、業務情報にHULFTのファイルIDを複数設定する場合は、図5.1 の「HULFTのファイルID」の範囲(<hulft>~</hulft>)の内容を繰り返し指定してください。
7) EDI Baseアプリケーション指定
業務情報に設定するEDI Baseのアプリケーション情報を指定します。指定したアプリケーションは、上記のEDI Baseのファイルに登録されます。
ただし、次の項目については次に示す数値で指定してください。
- 取得要求
-
0:通常のアプリケーションを設定するときに指定します。
1:取得要求時のアプリケーションを設定するときに指定します。
- アプリケーションタイプ
-
0:通常のアプリケーション
1:マージ後アプリケーション
8) HULFTジョブ指定
業務情報に設定するHULFTのジョブ起動情報を指定します。指定したジョブ起動情報はHULFTの上記のファイルIDに登録されます。
ただし、次の項目については次に示す数値で指定してください。
- 取得要求
-
0:通常のジョブを設定するときに指定します。
1:取得要求時のジョブを設定するときに指定します。
- アンロードタイプ
-
0:単独アンロード
1:一括アンロード
(2) XMLファイルのインポート
作成したXMLファイルをインポートします。インポートの手順は、バックアップしたファイルをインポートする手順と同様です。「バックアップした情報のインポート」を参照してください。