[モデリング: DataSpider Servista連携編] ステップ0: 準備
[はじめに] << ... >> [ステップ1: スクリプトの新規作成(DataSpider Servista)]
作業自動化のニーズ
「モデリングチュートリアル: 詳細編」で編集した「ログインID発行」アプリによって、ログインID発行の申請には上司のチェックが入るよう改善されました。
しかし、運用に伴い
小林さんから次のような要望があがりました。
ログインIDを発行した際に
小林さんが管理しているExcelファイル「ログインID管理台帳」への記載忘れが多く、また大変手間であるという報告があり、是非ともその部分の集計・保存の作業を自動化してほしいというものでした。
佐藤さんはログインIDを発行した後に「メッセージ送信中間イベント(DataSpider Servista)」を追加し、発行したログインID等の情報を、DataSpider Servistaを使用してExcelファイル「ログインID管理台帳」に自動登録することにしました。
修正のストーリー
DataSpider Servistaのスクリプトを実行するイベントを、「台帳保存」イベントとします。
このイベントを現在の「ログインID発行」アプリに加えるために、以下の順で修正を行っていきます。
- DataSpider Servista側で、データを受け取ってExcelファイル「ログインID管理台帳」に保存するスクリプトを作成します。
- DataSpider BPM側で、「発行」タスクの次に、「台帳保存」イベントを配置します。
- DataSpider BPM側で、「発行」タスク → 「台帳保存」イベント → 「確認」タスクとなるように、シーケンスフローのつなぎかたを変更します。
- DataSpider BPM側で、追加した「台帳保存」イベントに、最初に作成したDataSpider Servistaのスクリプトを実行するよう設定します。
登場人物紹介
-
佐藤さん(社長)
- 妥協を許さない敏腕社長。
- より効率の良い業務プロセスを見つけるために日々目を光らせている。
-
伊藤さん(マーケティング部リーダ)
- 中村さんの上司
- 会社役員のポジションを狙っているため、なんとしてでも部内の業務効率を上げたいと思っている。
-
中村さん(マーケティング部メンバ)
-
小林さん(製造部リーダ)
各ステップの内容
上記の修正を、実際にDataSpider BPMの中で行っていきましょう。
ステップ1から順にチュートリアルを実行して、「ログインID発行」アプリの修正版を完成させましょう。
さあ、はじめましょう!
ここでは、「ログインID発行」アプリの修正作業の流れを確認しました。
ステップ1では、スクリプトの新規作成(DataSpider Servista)方法について説明します。
[はじめに] << ... >> [ステップ1: スクリプトの新規作成(DataSpider Servista)]