ファイルシステム読み取り処理

オペレーション名

ファイルシステム読み取り

機能概要

ディレクトリにあるファイルやディレクトリのデータ構造を読み取ります。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはテーブルモデル型です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
ディレクトリ 必須 使用可 読み取りを行うディレクトリを入力します。


[参照]ボタンを押下するとディレクトリチューザが起動し、ディレクトリの選択ができます。
データモード 必須 使用不可 [ディレクトリ]から抽出するデータモードを選択します。
  • [データ]:(デフォルト)
    指定したディレクトリにあるファイルまたはディレクトリの構造情報(タイプ、パス、名前)とファイルの内容を取得します。ファイルの内容はバイナリ形式で取得します。
  • [構造]:
    指定したディレクトリにあるファイルまたはディレクトリの構造情報(タイプ、パス、名前)を取得します。
  • [データ]を指定した場合、ファイルのみ内容を出力します。
再帰的 必須 使用不可 再帰的に抽出するかどうかを選択します。
  • [false]:(デフォルト)
    再帰的に取得しません。
  • [true]:
    再帰的に取得します。
 
データ処理方式
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
データ処理方式 必須 使用不可 データ処理方式を選択します。
  • [スクリプトの設定を使用する]:(デフォルト)
    スクリプトプロパティの大容量データ処理の設定をアダプタに使用します。
  • [大容量データ処理を行わない]:
    大容量データ処理を行いません。
  • [大容量データ処理を行う]:
    大容量データ処理を行います。
 
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

ありません。

出力スキーマ

<?xml version="1.0"?>
<table>
  <row>
    <column>filetype</column>
    <column>path</column>
    <column>name</column>
    <column>data</column>
  </row>
  <row>
    :
  </row>
</table>
列名 説明 備考
row - ファイルまたはディレクトリ単位で1つのrowを出力します。  
filetype 取得したファイルまたはディレクトリのファイルタイプを出力します。
  • file:ファイル
  • directory:ディレクトリ
 
path 取得したファイルまたはディレクトリの絶対パスを出力します。  
name 取得したファイルまたはディレクトリの名前を出力します。  
data 取得したファイルの内容をバイナリ形式で出力します。
  • [データモード][データ]の場合に出力します。
  • ファイルの場合のみ出力します。

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

大容量データ処理

大容量データ処理に対応しています。

行単位で大容量データに対応しています。多くのファイルおよびディレクトリの取得が可能です。

取得したファイルの内容が大きい場合には、OutOfMemoryErrorが発生する場合があります。その際にはDataSpiderServerのヒープサイズを確保する必要があります。

DataSpiderServerのヒープサイズの変更方法については、「プロパティリファレンス」を参照してください。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

変数名 説明 備考
count 読み取ったファイルまたはディレクトリの数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
InvalidPropertyConfigurationException [ディレクトリ]が入力されていません。 [ディレクトリ]を入力してください。
FileIsNotDirectoryException [ディレクトリ]に入力されたパスがファイルです。 [ディレクトリ]にはディレクトリパスを入力してください。
PathIsNotAbsoluteException [ディレクトリ]に入力されたパスが相対パスです。 [ディレクトリ]には絶対パスを入力してください。
java.io.FileNotFoundException [ディレクトリ]に入力されたパスが存在しません。 [ディレクトリ]に入力したパスを確認してください。