サービスの運用

本ページでは、DataSpider Servistaでサービスを運用するにあたって必要となる、さまざまな概念やツールについて記述します。
本ページの記述は、前項「サービスの開発」を読了し、サービス開発に関する概念や機能について理解していることを前提としています。

サービスの運用の前に

Windowsサービスの登録

本番環境をWindowsで構築する場合、DataSpiderServerをWindowsサービスに登録することを推奨しています。
Windowsサービスに登録することにより、以下の利点が考えられます。 Windowsサービスへの登録はインストール時に行います。
詳細については、PDFドキュメントの「DataSpider Servistaインストールガイド」を参照してください。

セキュリティ

要件によっては、HTTPトリガーやWebサービストリガーとDataSpiderServerとの通信がSSLであることを求められることもあります。
その場合は、DataSpiderServerのHTTPS設定を有効にする必要があります。
設定の詳細については、「HTTPS設定」を参照してください。

ログレベルの決定

サービス実行ツールにより、実行スクリプトの「ログレベル」が設定できます。
運用時の推奨ログレベルは「INFO」です。

低いログレベルほどXMLログに出力される内容が詳細になりますが、その分ログファイルのサイズも大きくなります。
ファイル肥大化によってディスク容量が圧迫されると、DataSpider Servistaはもとよりほかのシステムへも影響を与えるため、要件や環境に合わせたログレベルの選定が必要となります。
XMLログを出力しない設定にした場合でも、ダンプファイルは出力されるため、ディスク容量が気になる場合は、XMLログを出力しない設定にすることも検討してください。

サーバ移行

開発環境で作成したサービスを、テスト環境や本番環境に移行する際には、「サーバ移行」という機能を使用します。
本番環境が開発環境やテスト環境と同一の筐体である場合には、サーバ移行を行う必要はありません。

サーバ移行の流れ

サーバ移行の流れは以下の通りです。
  1. 移行元のDataSpiderServerから設定をエクスポートする
  2. テスト環境または本番環境に、開発環境と同じバージョンのDataSpiderServerをインストールする
  3. 移行先のDataSpiderServerに必要な設定を行う
    以下の設定はサーバ移行対象外であるため、必要に応じて移行先のDataSpiderServerに用意しておいてください。
  4. 移行先のDataSpiderServerでエクスポートしたZIPファイルをインポートする

移行できる設定

サーバ移行で移行対象となる設定は以下の通りです。それぞれ個別に選択し、移行することができます。 サーバ移行機能で設定を移行する際、権限の移行が必要なものについては権限も移行されます。移行先のDataSpiderServerに該当のユーザが存在しない場合には、移行を行ったユーザが所有者として移行されます。
エクスポートの詳細については、「サーバの移行(エクスポート)」を、インポートの詳細については、「サーバの移行(インポート)」を参照してください。

運用の監視

ログの監視

DataSpider Servistaには、さまざまなログファイルが存在します。
運用時には市販の運用監視ツールを使用して、たとえばサーバログを監視対象とし、DataSpiderServerの死活状況や致命的なエラーを、特定のメッセージやログレベルをもとに判断するということができます。
具体的には、DataSpiderServer停止時に出力される「DataSpider Serverを停止しました。」というメッセージや、エラーが発生したことを意味する「FATAL」や「ERROR」などのログレベルを監視対象とします。
運用の方針や状況に合わせてログファイルに出力されるログレベルの基準を変更することもできます。

たとえば、運用時の推奨ログレベルは「INFO」ですが、より重要な情報のみを出力したい場合には、ログレベルを一段階高い「NOTICE」に変更したり、より細かい情報が必要な場合には「INFO」より低い「FINFO」以下に変更したりするなどが考えられます。
また、ログレベルが「INFO」の場合、運用時の警告を意味する「WARN」のログが出力され、ログレベルが「FINFO」の場合、「WARN」に加え開発時の警告を意味する「FWARN」のログが出力されます。 「WARN」や「FWARN」などのログレベルで出力されるログはエラーではありませんが、運用時、開発時それぞれのフェーズにおいて必要に応じて監視対象としてください。
各種ログファイルの詳細については、「ログガイド」を、ログレベルについては、「ログレベル」を参照してください。

プロセスの監視

DataSpiderServerのプロセスを監視することにより、DataSpiderServerの突然の停止を検知することもできます。
Windowsサービスに登録している場合はサービス名を、それ以外の場合はプロセスIDを監視対象とします。

タスクマネージャ

タスクマネージャでは、スクリプトプロセス実行状況やDataSpiderServerのメモリ使用状況などを確認することができます。
WebConsoleではその時点での使用量を数値で確認できます。Studio・Studio for Webではさらにメモリ使用量状況の遷移をグラフィカルに参照できます。
詳細については、「タスクマネージャ」を参照してください。

CLI Console

コマンドラインインターフェースであるCLI Consoleでは、運用を支援するコマンドを用意しています。
以下にその一例を説明します。

コマンド 説明 備考
imp サーバ移行(インポート)を行います。
  • 管理者コマンドです。
exp サーバ移行(エクスポート)を行います。
  • 管理者コマンドです。
kill 実行中のスクリプトプロセスの停止要求を行います。  
myservices サービスの一覧を表示します。  
processcount 実行中のスクリプトプロセス数の表示や最大同時実行数の管理を行います。  
ps 実行中のスクリプトプロセスの詳細情報を表示します。  
run サービスを実行します。  
session DataSpiderServerのセッション情報の表示および管理を行います。
  • 管理者コマンドです。
shutdown DataSpiderServerの停止や再起動を行います。
  • 管理者コマンドです。
threadstat DataSpiderServerのスレッド情報を表示します。  
uname DataSpiderServerのシステム情報を表示します。  

Server CLI Consoleでは、これらのコマンドをバッチファイルに記述することができます。(CLIバッチ)
たとえば、CLIバッチを用いてWindowsのタスクスケジューラから定期的なDataSpiderServerの再起動を行うことなどができます。
詳細については、「CLI Console」を参照してください。

障害発生時の対応

マイログ

マイログでは、サービスでエラーが発生した際に、どのコンポーネントでどういったエラーが発生したかを確認することができます。
WebConsoleでは処理のサマリーを、Studio・Studio for Webではログビューアでコンポーネント単位の詳細をグラフィカルに参照できます。

一般ユーザは自身の実行結果を、管理者およびログ閲覧ユーザ(※)はすべての実行結果を確認できます。
※ログ閲覧ユーザの権限は以下の通りです。 ※ログ閲覧ユーザはログ閲覧グループに所属するユーザとなります。ログ閲覧グループについては、「グループの設定変更」を参照してください。
  ログ閲覧グループとrootグループの両グループに所属しているユーザは、rootユーザと同様の管理者権限を持ちます。

詳細については、「マイログ」を参照してください。

メッセージコード

各エラーには、必ずメッセージコードが付与されます。メッセージコードをもとに、発生したエラーの内容・原因・対策などを確認することができます。
詳細については、「メッセージコード」を参照してください。

ログファイル

エラー発生時の状況によっては、マイログだけではなく、各種ログファイルに出力されたログを参照しなければならない場合があります。
状況に合わせて、参照するログファイルを決めてください。
ほとんどのログはサーバログやXMLログに出力されますが、DataSpiderServerの稼働に影響をおよぼすような致命的な問題が発生した場合(OutOfMemoryErrorなど)、標準エラー出力に何らかのメッセージが出力されることがあります。
各種ログファイルの詳細については、「ログガイド」を参照してください。

メンテナンス

ログのロールアップ

日々運用していくと、ログファイルが肥大化してしまうため、ある一定の基準で削除を行う機能が用意されています。この機能をローテーションと呼びます。
日付ディレクトリはデフォルトで本日を除く10日分が保持され、それより過去分は自動で削除されます。
サーバログやStudioログは一定のサイズを超えた場合に新規ログファイルが生成され、古いファイルはデフォルトで5つ保持されます。
運用の指針やディスク容量に合わせて、ローテーションの設定を行うことをお勧めします。
ローテーションの変更については、「DataSpiderログ設定」または「プロパティリファレンス」を参照してください。

リポジトリDBのクリーンアップ

リポジトリDBを使用している場合、リポジトリDB内に保管された設定やファイルは、削除してもデータの実体が残ります。
そのような場合には、リポジトリDBのクリーンアップ機能を使用し、参照されないデータの実体を削除します。
リポジトリDBを使用している場合には、定期的なクリーンアップを行うことをお勧めします。
リポジトリDBのクリーンアップ時には、サービスが実行中ではないことを確認してください。
詳細については、「リポジトリDBのクリーンアップ」を参照してください。

一時ディレクトリのクリーンアップ

/tmpディレクトリは、システムとコンポーネント双方の一時的なテンポラリディレクトリとして使用されます。設定によっては一時ファイルが削除されずに残りディスク容量を圧迫してしまうことがあります。
そのような場合には、一時ディレクトリのクリーンアップ機能を使用し、定期的に一時ファイルを削除することをお勧めします。
一時ディレクトリのクリーンアップの実行時には、サービスが実行中ではないこと、およびほかのユーザがクライアントの操作を行っていないことを確認してください。
詳細については、「一時ディレクトリのクリーンアップ」を参照してください。

ログガイド

ログファイルの種類と、どのような内容が出力されるかを説明します。

ログファイルの種類

ログファイルには、以下の種類が存在します。

カテゴリ 名前 説明 ファイルパス 備考
サーバ サーバログ DataSpiderServerのログです。カーネルや各マネージャのログが出力されます。
$DATASPIDER_HOME/server/logs/server.log
  • dslog.propertiesで、出力される内容や出力先、ローテーションなどの設定を変更することができます。
サーバ標準エラー出力 DataSpiderServerプロセスの標準エラー出力をリダイレクトします。 $DATASPIDER_HOME/server/logs/server.error.log
  • DataSpiderServer.laxで、出力先を変更することができます。
  • DataSpiderServerの初回起動時に新規に作成され、以降同一ファイルにログ出力されます。
  • ログのロールアップは行われません。
execログ スクリプトの開始/終了時間や成功/失敗など、スクリプト実行のサマリーが出力されます。 $DATASPIDER_HOME/server/logs/<日付ディレクトリ(yyyyMMdd)>/exec.log
XMLログ スクリプト実行時のコンポーネントのログが出力されます。
実行ツールのログレベルによって、出力される内容が異なります。
$DATASPIDER_HOME/server/logs/<日付ディレクトリ(yyyyMMdd)>/execution/<実行ID>.xml
Launchログ 外部アプリケーション起動処理のログです。起動時間や起動コマンドなどの情報が出力されます。 $DATASPIDER_HOME/server/logs/<日付ディレクトリ(yyyyMMdd)>/launch.log
Launchプロセスログ 外部アプリケーション起動処理で起動した外部アプリケーションの標準出力、標準エラー出力が出力されます。 $DATASPIDER_HOME/server/logs/<日付ディレクトリ(yyyyMMdd)>/launch_process.log
Server CLI Consoleログ Server CLI Consoleのログです。コマンド履歴などの情報が出力されます。 $DATASPIDER_HOME/server/logs/cli.log
  • dslog.propertiesで、出力される内容や出力先、ローテーションなどの設定を変更することができます。
  • $DATASPIDER_HOME/server/bin/Shutdownを実行した場合、shutdownコマンドの実行履歴が出力されます。
アクセスログ クライアントからDataSpiderServerにアクセスした処理のログが出力されます。 $DATASPIDER_HOME/server/logs/access.log
  • dslog.propertiesで、出力の設定を変更することができます。
クライアント Studioログ DataSpider Studioのログです。 $DATASPIDER_HOME/client/logs/studio.log
  • dslog.propertiesで、出力される内容や出力先、ローテーションなどの設定を変更することができます。
Client CLI Consoleログ Client CLI Consoleのログです。コマンド履歴などの情報が出力されます。 $DATASPIDER_HOME/client/logs/cli.log
  • dslog.propertiesで、出力される内容や出力先、ローテーションなどの設定を変更することができます。
Studio標準出力 DataSpider Studioプロセスの標準出力をリダイレクトしています。 $DATASPIDER_HOME/client/logs/client.log
  • DataSpiderStudio.laxで出力先を変更することができます。
  • DataSpider Studioの初回起動時に新規に作成され、以降同一ファイルにログ出力されます。
  • ログのロールアップは行われません。
Studio標準エラー出力 DataSpider Studioプロセスの標準エラー出力をリダイレクトしています。 $DATASPIDER_HOME/client/logs/client.error.log

これらシステム側で用意しているログファイル以外にも、出力するログの内容をユーザが自由に設定できる機能があります。
詳細については、「アプリケーションログ出力先設定」を参照してください。

サーバログ

DataSpiderServerのログです。カーネルや各マネージャのログが出力されます。
スクリプト実行時の内容はサーバログには出力されず、XMLログに出力されます。
出力される主な内容は以下の通りです。

出力例

10/09 12:00:55|INFO|ds.boot|モジュール[SystemModule Container]のサービスを開始しました。
10/09 12:00:55|INFO|ds.boot|モジュール[ScriptRunner Container]のサービスを開始しています。
10/09 12:00:55|INFO|ds.boot|モジュール[DataProcessingComponent Manager]のサービスを開始しています。
10/09 12:00:55|INFO|ds.boot|モジュール[DataProcessingComponent Manager]のサービスを開始しました。
10/09 12:00:55|INFO|ds.boot|モジュール[ScriptRunner Container]のサービスを開始しました。
10/09 12:00:55|INFO|ds.boot|システムのサービスを開始しました。
10/09 12:00:55|NOTICE|ds.boot|DataSpider Serverを正常に起動しました。
10/09 12:00:55|INFO|ds.boot|*****************************************************************
10/09 12:01:23|INFO|ds.kernel.mgr.callback|START|CALLBACK_THREAD|CLIENT=qm0000rg4dl1i0so2j7b72t8hb0l
10/09 12:01:30|FINFO|ds.kernel.login|SUCCEEDED|LOGIN|USER=root|SESSION_ID=lli947bl3u22oe1cu2ejet71md8lu4tf
10/09 12:03:45|FINFO|ds.kernel.mgr.dpc.pool|GC_START
10/09 12:03:45|FINFO|ds.kernel.mgr.dpc.pool|GC_END

サーバ標準エラー出力

DataSpiderServerプロセスの標準エラー出力をリダイレクトします。
ほとんどのログはサーバログやXMLログに出力されますが、重要な問題が発生してログ出力ができなかったときなどには、標準エラー出力にメッセージが出力される場合があります。

execログ

スクリプトの開始/終了時間や成功/失敗など、スクリプト実行のサマリーが出力されます。
スクリプト実行の開始時およびスクリプト実行終了時に、それぞれ1行ずつログ出力されます。
マイログ[ログ検索結果]の一覧画面は、このexecログをもとに表示されます。
出力される内容は以下の通りです。 また、dslog.propertiesの設定によって、$DATASPIDER_HOME/server/logs下(固定)にも出力することができます。運用監視ツールでスクリプトの終了状態を監視したときなどに使用できます。

出力例

|2007/10/10 13:43:19|-|ID=j20000dg6il1i0go0c5iionihb21|VMID=pk0000ng0kl1iembiradhpv0l1b9|OWNER=root|PROJECT=null|SCRIPT=スクリプト|TYPE=default
|2007/10/10 13:43:19|0|ID=j20000dg6il1i0go0c5iionihb21|TOTAL=1969|EXIT_STATUS=0
|2007/10/10 13:48:04|-|ID=be0000dg6il1i0go0c5rb722hb21|VMID=pk0000ng0kl1iembiradhpv0l1b9|OWNER=root|PROJECT=null|SCRIPT=スクリプト|TYPE=default
|2007/10/10 13:48:05|1|ID=be0000dg6il1i0go0c5rb722hb21|TOTAL=547|EXIT_STATUS=-10101

フォーマット例

|日時|終了ステータス|実行ID|VMID|実行ユーザ名|プロジェクト名|スクリプト名|種別名
|日時|終了ステータス|実行ID|実行時間|終了ステータス

XMLログ

スクリプト実行時のコンポーネントのログが出力されます。XMLログは1つのスクリプトにつき1つのファイルに出力されます。

XMLログのファイルはスクリプト実行時に作成され、オペレーションの開始、および終了時にログが出力されます。ファイル名は、実行スクリプトの実行IDです。
ログビューアは、このXMLログをもとに表示されます。また、テキスト形式でのダウンロードは、このXMLログをもとに変換されます。
ログの出力内容は実行ツール(デザイナやトリガー、ScriptRunnerなど)で指定したログレベルに依存します。

ダンプファイル

処理でエラーが発生した際には、スクリプトの実行IDと同一名のディレクトリ下にダンプファイル(dump.xml)が出力される場合があります。
例外監視処理の監視処理内のコンポーネントでエラーが発生した場合、そのコンポーネントのダンプファイルは出力されません。
データベースアダプタのテーブル書き込み処理更新系SQL実行処理では、より詳細なダンプファイルが出力されます。

出力例:正常終了時

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<exec>
  <executionStart time="1192189123891" production-version="2.4.0" />
  <scriptStart time="1192189124094" id="so0000fg10l1i0co28lhc5gaharl" version="2" name="スクリプト" project="root@プロジェクト" type="default" enableTypeSwitch="false" repository="/home/root/projects/プロジェクト" supportsLargeData="false" psp="false" />
  <start time="1192189124110" id="o20000fg3pl1i0ko50lkhvfghb4e" name="mapping" />
  <end time="1192189124251" id="o20000fg3pl1i0ko50lkhvfghb4e" />
  <scriptEnd time="1192189124251" status="0" />
  <executionEnd time="1192189124266" status="0" />
</exec>

出力例:異常終了時

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<exec>
  <executionStart time="1262591044666" production-version="2.4.0" />
  <scriptStart time="1262591044701" id="va0000bg70l1ie6moi7s2evoib8c" version="1" name="スクリプト" project="root@プロジェクト" type="default" enableTypeSwitch="false" repository="/home/root/projects/プロジェクト" supportsLargeData="true" psp="false" />
  <start time="1262591044708" id="si0000jg20l1ifemqt2klig8ibu2" name="csv_read" />
  <end time="1262591044759" id="si0000jg20l1ifemqt2klig8ibu2">
    <failure>
      <code><![CDATA[SCRIPT0003E]]></code>
      <type><![CDATA[com.appresso.ds.script.runtime.ComponentFailedException]]></type>
      <message><![CDATA[[csv_read(ファイル/CSV/CSVファイル読み取り)]の処理に失敗しました。原因:[com.appresso.ds.common.dp.InvalidPropertyConfigurationException: ファイルパスが指定されていません。]]]></message>
      <detail><![CDATA[com.appresso.ds.script.runtime.ComponentFailedException: [csv_read(ファイル/CSV/CSVファイル読み取り)]の処理に失敗しました。原因:[com.appresso.ds.common.dp.InvalidPropertyConfigurationException: ファイルパスが指定されていません。]
	... (省略)
]]></detail>
    </failure>
  </end>
  <scriptEnd time="1262591044768" status="-10101" />
  <executionEnd time="1262591044771" status="-10101">
    <failure>
      <code><![CDATA[SCRIPT0003E]]></code>
      <type><![CDATA[com.appresso.ds.script.runtime.ComponentFailedException]]></type>
      <message><![CDATA[[csv_read(ファイル/CSV/CSVファイル読み取り)]の処理に失敗しました。原因:[com.appresso.ds.common.dp.InvalidPropertyConfigurationException: ファイルパスが指定されていません。]]]></message>
      <detail><![CDATA[com.appresso.ds.script.runtime.ComponentFailedException: [csv_read(ファイル/CSV/CSVファイル読み取り)]の処理に失敗しました。原因:[com.appresso.ds.common.dp.InvalidPropertyConfigurationException: ファイルパスが指定されていません。]
	... (省略)
]]></detail>
    </failure>
  </executionEnd>
</exec>
要素 属性 説明 備考
executionStart time 処理全体の実行開始時間  
production-version DataSpiderServerのバージョン  
scriptStart time スクリプトの実行開始時間  
id スクリプトのエントリのID  
version 実行スクリプトのバージョン  
name スクリプト名  
project プロジェクト名  
type 種別名  
enableTypeSwitch 指定種別が見つからない場合にデフォルト種別を使用オプション(「true」または「false」)  
repository プロジェクトの保存場所  
supportsLargeData 大容量データ処理設定の有無(「true」または「false」)  
psp PSPスクリプト設定の有無(「true」または「false」)  
var id スクリプト変数のID  
name スクリプト変数名  
start time コンポーネントアイコン単位の処理開始時間  
id コンポーネントのID  
name コンポーネントアイコン名  
end time コンポーネントアイコン単位の処理終了時間  
id コンポーネントのID  
log level ログレベル  
log msg - 出力されたログメッセージ  
loopStart time コンポーネントアイコン単位の処理開始時間
  • 繰り返し処理、繰り返し(条件指定)処理、繰り返し(データ件数)処理の開始時に出力されます。
id コンポーネントのID  
name コンポーネントアイコン名  
loopEnd time コンポーネントアイコン単位の処理終了時間
  • 繰り返し処理、繰り返し(条件指定)処理、繰り返し(データ件数)処理の終了時に出力されます。
id コンポーネントのID  
count 繰り返し回数  
branchStart time コンポーネントアイコン単位の処理開始時間
  • 条件分岐処理の開始時に出力されます。
id コンポーネントのID  
name コンポーネントアイコン名  
branchEnd time コンポーネントアイコン単位の処理終了時間
  • 条件分岐処理の終了時に出力されます。
id コンポーネントのID  
eval id 条件のID  
name 条件アイコン名  
result 条件の演算結果(「true」または「false」)  
transactionStart - コンポーネントアイコン単位の処理開始時間
  • トランザクション処理の開始時に出力されます。
transactionEnd time コンポーネントアイコン単位の処理終了時間
  • トランザクション処理の終了時に出力されます。
type トランザクション完了時の動作(「commit」または「rollback」)  
tryStart time コンポーネントアイコン単位の処理開始時間
  • 例外監視処理の監視処理の開始時に出力されます。
id コンポーネントのID  
name コンポーネントアイコン名  
exceptionCaught time コンポーネントアイコン単位の処理開始時間
  • 例外監視処理の例外処理の開始時に出力されます。
id コンポーネントのID  
name コンポーネントアイコン名  
tryEnd time コンポーネントアイコン単位の処理終了時間
  • 例外監視処理の終了時に出力されます。
id コンポーネントのID  
failure code - メッセージコード
  • 異常終了時のみ出力されます。
type - エラーの種類
  • 異常終了時のみ出力されます。
message - エラーメッセージ
  • 異常終了時のみ出力されます。
detail - トレース情報
  • 異常終了時のみ出力されます。
scriptEnd time スクリプトの実行終了時間  
status スクリプトの終了ステータス  
executionEnd time 処理全体の実行終了時間  
status 処理全体の終了ステータス  

テキスト形式でダウンロードしたログ

マイログでは、XMLログをテキスト形式でダウンロードすることができます。

出力例:正常終了時

06/20 19:34:39.760|EXEC_START  |
06/20 19:34:39.762|SCRIPT_START|SCRIPT=スクリプト, PROJECT=root@プロジェクト, REPOSITORY=/home/root/projects/プロジェクト, VERSION=2
06/20 19:34:39.763|START       |NAME=mapping
06/20 19:34:39.763|END         |
06/20 19:34:39.763|SCRIPT_END  |EXIT_STATUS=0
06/20 19:34:39.763|EXEC_END    |EXIT_STATUS=0

出力例:異常終了時

06/20 19:37:14.607|EXEC_START  |
06/20 19:37:14.609|SCRIPT_START|SCRIPT=スクリプト, PROJECT=root@プロジェクト, REPOSITORY=/home/root/projects/プロジェクト, VERSION=0
06/20 19:37:14.609|START       |NAME=csv_read [csv_adapter/get_data]
06/20 19:37:14.671|END         |
com.appresso.ds.script.runtime.ComponentFailedException: [csv_read(ファイル/CSV/CSVファイル読み取り)]の処理に失敗しました。原因:[com.appresso.ds.common.dp.InvalidPropertyConfigurationException: ファイルパスが指定されていません。]
	... (省略)
06/20 19:37:14.673|SCRIPT_END  |EXIT_STATUS=-10101
06/20 19:37:14.674|EXEC_END    |EXIT_STATUS=-10101
com.appresso.ds.script.runtime.ComponentFailedException: [csv_read(ファイル/CSV/CSVファイル読み取り)]の処理に失敗しました。原因:[com.appresso.ds.common.dp.InvalidPropertyConfigurationException: ファイルパスが指定されていません。]
	... (省略)
要素 属性 説明 備考
EXEC_START - 処理全体の実行開始時間  
SCRIPT_START - スクリプトの実行開始時間  
SCRIPT スクリプト名  
PROJECT プロジェクト名  
REPOSITORY プロジェクトの保存場所  
VERSION 実行スクリプトのバージョン  
VARIABLE NAME スクリプト変数名  
VALUE スクリプト変数の値  
START - コンポーネントアイコン単位の処理開始時間  
NAME コンポーネントアイコン名  
END - コンポーネントアイコン単位の処理終了時間  
ERROR
NOTICE
WARN
INFO
FWARN
FINFO
FINEST
DEBUG
- 処理のログレベル  
LOOP_START - 繰り返し処理、繰り返し(条件指定)処理、繰り返し(データ件数)処理の開始時間  
NAME コンポーネントアイコン名  
LOOP_END - 繰り返し処理、繰り返し(条件指定)処理、繰り返し(データ件数)処理の終了時間  
COUNT 繰り返し回数  
BRANCH_START - 条件分岐処理の開始時間  
NAME コンポーネントアイコン名  
BRANCH_END - 条件分岐処理の終了時間  
EVALUATION NAME 条件名  
RESULT 条件の演算結果  
TX_START - トランザクション処理の開始時間  
TX_END - トランザクション処理の終了時間  
COMMIT コミットの成否(「true」または「false」)  
TRY_START - 例外監視処理の監視処理の開始時間  
NAME コンポーネントアイコン名  
CATCH - 例外監視処理の例外処理の開始時間  
NAME コンポーネントアイコン名  
TRY_END - 例外監視処理の終了時間  
SCRIPT_END - スクリプトの実行終了時間  
EXIT_STATUS スクリプトの終了ステータス  
EXEC_END - 処理全体の実行終了時間  
EXIT_STATUS 処理全体の終了ステータス  

Launchログ

外部アプリケーション起動処理に関するログです。起動時間や起動コマンドなどの情報が出力されます。
出力される主な内容は以下の通りです。

出力例

18:07:12|do0000rg7nl1i108hdf2ecash4qn|INFO|EXEC|COMMAND=/C:/test.bat
18:07:12|do0000rg7nl1i108hdf2ecash4qn|INFO|STARTED
18:07:12|do0000rg7nl1i108hdf2ecash4qn|DEBUG|PROCESS_MONITOR|STARTED
18:07:12|do0000rg7nl1i108hdf2ecash4qn|DEBUG|PROCESS_MONITOR|WAIT_FOR
18:07:12|do0000rg7nl1i108hdf2ecash4qn|DEBUG|STARTED|STREAM=java.io.BufferedInputStream@1f4ff23
18:07:12|do0000rg7nl1i108hdf2ecash4qn|DEBUG|STARTED|STREAM=java.io.FileInputStream@19a8c41
18:07:12|do0000rg7nl1i108hdf2ecash4qn|DEBUG|STDERR_MONITOR|ENDED|TOTAL=0
18:07:12|do0000rg7nl1i108hdf2ecash4qn|WARN|ENDED|EXIT_VALUE=0
18:07:12|do0000rg7nl1i108hdf2ecash4qn|DEBUG|STDOUT_MONITOR|ENDED|TOTAL=87

Launchプロセスログ

外部アプリケーション起動処理で起動した外部アプリケーションの標準出力、標準エラー出力が出力されます。
スクリプトの実行IDも出力されます。

出力例

--------------------
18:07:12|do0000rg7nl1i108hdf2ecash4qn|INFO

C:\Program Files\DataSpiderServista\server>echo test output
test output

Server CLI Consoleログ

Server CLI Consoleのログです。コマンド履歴などの情報が出力されます。
出力される主な内容は以下の通りです。

出力例

10/14 22:58:00|INFO|ds.console.cli|USER=root|START help
10/14 22:58:00|INFO|ds.console.cli|USER=root|END help
10/14 22:58:11|INFO|ds.console.cli|USER=root|START pwd
10/14 22:58:11|INFO|ds.console.cli|USER=root|END pwd

フォーマット例

日時|ログレベル|モジュール名|ユーザ名|実行コマンド

アクセスログ

クライアントからDataSpiderServerにアクセスした処理のログが出力されます。
アクセスログを有効にするには、「dslog.properties」と「DataSpiderServer.lax」に設定が必要になります。

対象の処理

アクセスログには以下のような処理の実行時に出力されます。 クライアントからのアクセスではなくDataSpiderServerの内部処理で上記処理が実行された場合は、アクセスログには出力されません。

出力内容

出力される内容は以下の通りです。

出力例

03/27 21:44:32|root|192.168.0.1|Studio|SESSION|LOGOUT|jqlbjq2tp3034944s5ni38au52efkjun
03/27 21:44:37|root|192.168.0.1|Studio|SESSION|LOGIN|ipgm59kk1s3cskorubn5h675dmnl004m,ja_JP
03/27 21:44:48|root|192.168.0.1|Studio|PROJECT|DELETE|/home/root/projects/プロジェクト
03/27 21:44:56|root|192.168.0.1|Studio|PROJECT|CREATE|/home/root/projects/プロジェクト
03/27 21:44:56|root|192.168.0.1|Studio|PROJECT_PERMISSION|UPDATE|/home/root/projects/プロジェクト
03/27 21:45:05|root|192.168.0.1|Studio|PROJECT|UPDATE|/home/root/projects/プロジェクト,i80000bg4hl1id68g51039ocjcl1,0

フォーマット例

|日時|ユーザ名|クライアントマシンのIPアドレス|アクセスしたツール名|ターゲット名|オペレーション名|
|日時|ユーザ名|クライアントマシンのIPアドレス|アクセスしたツール名|ターゲット名|オペレーション名|メッセージ
|日時|ユーザ名|クライアントマシンのIPアドレス|アクセスしたツール名|ターゲット名|オペレーション名|メッセージ1,メッセージ2,メッセージ3
ターゲット名 オペレーション名 メッセージ 説明 備考
CALENDAR CREATE カレンダー名 カレンダーが作成された時に出力されます。  
DELETE カレンダー名 カレンダーが削除された時に出力されます。  
UPDATE カレンダー名 カレンダーが変更された時に出力されます。  
DIR COPY コピー元ディレクトリパス,コピー先ディレクトリパス ディレクトリがコピーされた時に出力されます。  
CREATE ディレクトリパス ディレクトリが作成された時に出力されます。  
DELETE ディレクトリパス ディレクトリが削除された時に出力されます。  
LOCK ディレクトリパス ディレクトリがロックされた時に出力されます。  
MOVE 移動元ディレクトリパス,移動先ディレクトリパス ディレクトリが移動された時に出力されます。  
UNLOCK ディレクトリパス ディレクトリのロックが解除された時に出力されます。  
ENV_VAR CREATE 環境変数名 環境変数が作成された時に出力されます。  
DELETE 環境変数名 環境変数が削除された時に出力されます。  
RELOAD 環境変数名 環境変数が再読み込みされた時に出力されます。  
UPDATE 環境変数名 環境変数が変更された時に出力されます。  
FILE COPY コピー元ファイルパス,コピー先ファイルパス ファイルがコピーされた時に出力されます。  
CREATE ファイルパス ファイルが作成された時に出力されます。  
DELETE ファイルパス ファイルが削除された時に出力されます。  
LOCK ファイルパス ファイルがロックされた時に出力されます。  
MOVE 移動元ファイルパス,移動先ファイルパス ファイルが移動された時に出力されます。  
READ ファイルパス ファイルが読み込まれた時に出力されます。  
UNLOCK ファイルパス ファイルのロックが解除された時に出力されます。  
WRITE ファイルパス ファイルが書き込まれた時に出力されます。  
FTPSERVER BOOT   FTPサーバが起動された時に出力されます。
  • コントロールパネルの「FTPサーバの設定」でFTPサーバの起動、または再起動を実行した場合に出力されます。
SHUTDOWN   FTPサーバが停止された時に出力されます。
  • コントロールパネルの「FTPサーバの設定」でFTPサーバの停止、または再起動を実行した場合に出力されます。
FTPSERVER_ACTIVE_PORT UPDATE アクティブデータコネクションポート番号 FTPサーバの[アクティブデータコネクションポート番号]が変更された時に出力されます。  
FTPSERVER_ANONYMOUS_LOGIN_ENABLED UPDATE trueまたはfalse FTPサーバの[Anonymousログインを許可する]が変更された時に出力されます。
  • メッセージに出力される値は、[Anonymousログインを許可する]にチェックが入っている場合「true」、チェックが入っていない場合「false」になります。
FTPSERVER_IDLE_TIMEOUT UPDATE アイドルタイムアウト FTPサーバの[アイドルタイムアウト]が変更された時に出力されます。  
FTPSERVER_MAX_ANONYMOUS_LOGIN UPDATE 最大Anonymousログイン数 FTPサーバの[最大Anonymousログイン数]が変更された時に出力されます。  
FTPSERVER_MAX_LOGIN UPDATE 最大ログイン数 FTPサーバの[最大ログイン数]が変更された時に出力されます。  
FTPSERVER_PASSIVE_PORT UPDATE パッシブデータコネクションポート番号 FTPサーバの[パッシブデータコネクションポート番号]が変更された時に出力されます。  
FTPSERVER_PASSIVE_PORT_OPTION UPDATE 0または1 FTPサーバの[パッシブデータコネクションポート番号][自動割り当て]または[範囲指定]が変更された時に出力されます。
  • メッセージには、[自動割り当て]に変更された場合「0」、[範囲指定]に変更された場合「1」が出力されます。
FTPSERVER_PORT UPDATE FTPサーバが使用するポート番号 FTPサーバの[ポート番号]が変更された時に出力されます。  
FTPSERVER_START_OPTION_ENABLED UPDATE trueまたはfalse [DataSpiderServer起動時にFTPサーバも起動する]が変更された時に出力されます。
  • メッセージには、[DataSpiderServer起動時にFTPサーバも起動する]にチェックが入っている場合「true」、チェックが入っていない場合は「false」が出力されます。
GROUP CHANGE パス,グループ ファイル/ディレクトリのグループが変更された時に出力されます。
  • Studio for Webでは、以下のプロパティの設定を変更せずに[了解]または[適用]ボタンを押下した場合にも出力されます。
    • マウント設定のマウントポイントのプロパティ
    • マイサービスのサービスのプロパティ
    • エクスプローラのファイルまたはディレクトリのプロパティ
  • WebConsoleでは、マウント設定のプロパティの設定を変更せずに[更新]ボタンを押下した場合にも出力されます。
CREATE グループ名,グループの説明 グループが作成された時に出力されます。  
DELETE グループ名 グループが削除された時に出力されます。  
GROUP_DESC UPDATE グループ名,グループの説明 グループの説明が変更された時に出力されます。  
GROUP_OWNER UPDATE グループ名,ユーザ名,trueまたはfalse 指定したグループのオーナーが変更された時に出力されます。
  • メッセージには、ユーザがグループのオーナーの場合「true」、オーナーではない場合「false」が出力されます。
GROUP_USER ADD グループ名,ユーザ名 グループにユーザが追加された時に出力されます。  
DELETE グループ名,ユーザ名 グループからユーザが削除された時に出力されます。  
HTTPS_ENABLED UPDATE trueまたはfalse [HTTPSを有効にする]が変更された時に出力されます。
  • メッセージには、[HTTPSを有効にする]にチェックが入っている場合「true」、チェックが入っていない場合「false」が出力されます。
HTTPS_PORT_NUMBER UPDATE HTTPSで使用するポート番号 HTTPSで使用するポート番号が変更された時に出力されます。  
KEYSTORE_PASSWORD UPDATE   HTTPSで使用するキーストアパスワードが変更された時に出力されます。  
LOGGER CREATE アプリケーションログ出力先名 アプリケーションログ出力先が作成された時に出力されます。  
DELETE アプリケーションログ出力先名 アプリケーションログ出力先が削除された時に出力されます。  
LOG_ARCHIVE_ENABLED UPDATE trueまたはfalse ログの圧縮設定が変更された時に出力されます。
  • メッセージには、[ログの圧縮を行う]が選択されている場合「true」、[ログの圧縮を行わない]が選択されている場合「false」が出力されます。
LOG_ARCHIVE_RETENTION_PERIOD UPDATE ログの圧縮待ち期間 ログの圧縮待ち期間が変更された時に出力されます。  
LOG_DELETE_ENABLED UPDATE trueまたはfalse ログの削除設定が変更された時に出力されます。
  • メッセージには、[ログ・圧縮ログの削除を行う]が選択されている場合「true」、[ログ・圧縮ログの削除を行わない]が選択されている場合「false」が出力されます。
LOG_RETENTION_PERIOD UPDATE ログの削除待ち期間 ログの削除待ち期間が変更された時に出力されます。  
LOG_SEARCH_COND CREATE ログの検索条件名 ログの検索条件が作成された時に出力されます。  
DELETE ログの検索条件名 ログの検索条件が削除された時に出力されます。  
UPDATE ログの検索条件名 ログの検索条件が変更された時に出力されます。  
MAX_EXEC_COUNT UPDATE 最大同時実行数 スクリプトプロセスの最大同時実行数が変更された時に出力されます。  
MEMORY CLEANUP   メモリクリーンアップ要求が実行された時に出力されます。  
MODE CHANGE パス,アクセス権限モード ファイル/ディレクトリのアクセス権限モードが変更された時に出力されます。
  • Studio for Webでは、以下のプロパティの設定を変更せずに[了解]または[適用]ボタンを押下した場合にも出力されます。
    • マウント設定のマウントポイントのプロパティ
    • マイサービスのサービスのプロパティ
    • エクスプローラのファイルまたはディレクトリのプロパティ
  • WebConsoleでは、マウント設定のプロパティの設定を変更せずに[更新]ボタンを押下した場合にも出力されます。
MOUNT_POINT CHANGE 現在のマウント先,新しいマウント先 マウントポイントが変更された時に出力されます。  
CREATE マウント先,マウント元 マウントポイントが作成された時に出力されます。
  • マウントの種類が[データベースファイルシステム]の場合、マウント元は出力されません。
DELETE マウント先 マウントポイントが解除された時に出力されます。  
OWNER CHANGE パス,所有者 ファイル/ディレクトリの所有者が変更された時に出力されます。
  • Studio for Webでは、以下のプロパティの設定を変更せずに[了解]または[適用]ボタンを押下した場合にも出力されます。
    • マウント設定のマウントポイントのプロパティ
    • マイサービスのサービスのプロパティ
    • エクスプローラのファイルまたはディレクトリのプロパティ
  • WebConsoleでは、マウント設定のプロパティの設定を変更せずに[更新]ボタンを押下した場合にも出力されます。
PASSWORD UPDATE   ログインユーザのパスワードが変更された時に出力されます。  
POOL RESET グローバルリソース名,種別 プールのリセットが実行された時に出力されます。
  • CLIのgrpコマンドで「-a」または「--all」オプションを指定して実行した場合、メッセージは出力されません。
PORT_NUMBER UPDATE ポート番号 DataSpiderServerのポート番号が変更された時に出力されます。  
PROCESS END 実行ID スクリプトプロセスが強制終了された時に出力されます。  
PROJECT CREATE プロジェクトパス プロジェクトが作成された時に出力されます。  
DELETE プロジェクトパス プロジェクトが削除された時に出力されます。  
DOWNLOAD ダウンロード元プロジェクトパス,ダウンロード先パス,バージョン プロジェクトがダウンロードされた時に出力されます。
  • 全バージョン一括でダウンロードを実行した場合、バージョンは出力されません。
  • Studio for Webで全バージョン一括でダウンロードを実行した場合、[PROJECT][DOWNLOAD]は出力されず、[FILE][DIR][CREATE][FILE][READ][WRITE]が出力されます。
  • Studio for Webでバージョンを指定してダウンロードを実行した場合、ダウンロード先パスはDataSpiderファイルシステムの「/tmp/RelayServer/<プロジェクト名>」ディレクトリのパスになります。
MOVE 移動元プロジェクトパス,移動先プロジェクトパス プロジェクトが移動された時に出力されます。
  • 以下の処理を行った場合、プロジェクトは移動されます。
    • プロジェクトの共有、共有の解除
    • プロジェクト名の変更
UPDATE プロジェクトパス,スクリプトのエントリのID,スクリプトの新しいバージョン プロジェクトが保存された時に出力されます。  
UPLOAD アップロード元プロジェクトパス,アップロード先プロジェクトパス ローカルからプロジェクトがアップロードされた時に出力されます。
  • Studio for Webの場合、アップロード元プロジェクトパスはDataSpiderファイルシステムの「/tmp/relayserver」ディレクトリ以下にコピーされた一時ファイルのパスになります。
PROJECT_PERMISSION UPDATE プロジェクトパス プロジェクトのユーザまたはグループの権限が変更された時に出力されます。  
PROJECT_TAG UPDATE プロジェクトパス,バージョン,タグ プロジェクトのタグが変更された時に出力されます。  
REPOSITORY CLEANUP   リポジトリDBのクリーンアップが実行された時に出力されます。  
REPOSITORY_DBMS UPDATE DBMS リポジトリDBとして使用するRDBの種類が変更された時に出力されます。  
REPOSITORY_DRIVER_PATH UPDATE JDBCドライバのパス リポジトリDBの接続に使用するJDBCドライバのパスが変更された時に出力されます。  
REPOSITORY_PASSWORD UPDATE パスワード リポジトリDBの接続ユーザのパスワードが変更された時に出力されます。  
REPOSITORY_POOL RELEASE   リポジトリDBの接続の解放が実行された時に出力されます。  
REPOSITORY_POOLED_LIFE_TIME UPDATE 接続の生存期間 リポジトリDBの接続の生存期間が変更された時に出力されます。  
REPOSITORY_POOL_CHECK_INTERVAL UPDATE 検査の周期 リポジトリDBの検査の周期が変更された時に出力されます。  
REPOSITORY_POOL_INITIAL_CAPACITY UPDATE 初期接続数 リポジトリDBの初期接続数が変更された時に出力されます。  
REPOSITORY_POOL_MAX_CAPACITY UPDATE 接続数上限 リポジトリDBの接続数上限が変更された時に出力されます。  
REPOSITORY_RECONNECT_COUNT UPDATE 再接続トライ回数 リポジトリDBの再接続トライ回数が変更された時に出力されます。  
REPOSITORY_RECONNECT_INTERVAL UPDATE 再接続トライ周期 リポジトリDBの再接続トライ周期が変更された時に出力されます。  
REPOSITORY_TESTCONNECT_COUNT UPDATE 接続生成トライ回数 リポジトリDBの接続生成トライ回数が変更された時に出力されます。  
REPOSITORY_TESTCONNECT_INTERVAL UPDATE 接続生成トライ周期 リポジトリDBの接続生成トライ周期が変更された時に出力されます。  
REPOSITORY_URL UPDATE URL リポジトリDBに接続するURLが変更された時に出力されます。  
REPOSITORY_USER UPDATE ユーザ リポジトリDBの接続ユーザが変更された時に出力されます。  
RESOURCE CREATE グローバルリソース名,種別 グローバルリソースが作成された時に出力されます。  
DELETE グローバルリソース名,種別 グローバルリソースが削除された時に出力されます。  
UPDATE グローバルリソース名,種別 グローバルリソースが更新された時に出力されます。
SCHEMA CREATE グローバルスキーマ名,登録元プロジェクト,登録元スクリプト,登録元コンポーネント,入出力 グローバルスキーマが登録・更新された時に出力されます。
  • デザイナまたはMapperエディタからグローバルスキーマを登録・更新した場合にこのログが出力されます。
DELETE グローバルスキーマ名 グローバルスキーマが削除された時に出力されます。  
UPDATE グローバルスキーマ名,オーナー,グループ,アクセス権限モード グローバルスキーマの設定が更新された時に出力されます。
  • コントロールパネルからグローバルスキーマの設定を編集した場合にこのログが出力されます。
SCRIPT LOCK プロジェクトパス,スクリプト名 スクリプトがロックされた時に出力されます。  
UNLOCK プロジェクトパス,スクリプト名 スクリプトのロックが解除された時に出力されます。  
SERVER REBOOT 再起動処理実行までの時間(ミリ秒) DataSpiderServerへの再起動要求が実行された時に出力されます。  
SHUTDOWN 停止処理実行までの時間(ミリ秒) DataSpiderServerへの停止要求が実行された時に出力されます。  
SERVER_SETTING EXPORT エクスポート先パス サーバ設定のエクスポートが実行された時に出力されます。
  • WebConsoleからサーバ設定のエクスポートを実行した場合、エクスポート先パスは出力されません。
IMPORT インポートファイルパス サーバ設定のインポートが実行された時に出力されます。  
SERVICE COPY コピー元サービス名,コピー先サービス名 サービスがコピーされた時に出力されます。  
DEPLOY サービス名 プロジェクトがサービスとして登録された時に出力されます。  
RENAME 古いサービス名,新しいサービス名 サービス名が変更された時に出力されます。  
UNDEPLOY サービス名 サービスが削除された時に出力されます。  
SESSION LOGIN セッションID,ロケール DataSpiderServerにログインされた時に出力されます。
  • Studio for WebまたはWebConsoleでログインに失敗した場合、出力されません。
  • Studioでログインに失敗した場合、セッションIDは出力されません。
LOGOUT セッションID DataSpiderServerからログアウトされた時に出力されます。
  • WebConsoleでログアウトした場合、[LOGOUT]は出力されず[TERMINATE]が出力されます。
TERMINATE セッションID セッションが終了された時に出力されます。  
SFTPSERVER BOOT   SFTPサーバが起動された時に出力されます。
  • コントロールパネルの「FTPサーバの設定」でSFTPサーバの起動、または再起動を実行した場合に出力されます。
SHUTDOWN   SFTPサーバが停止された時に出力されます。
  • コントロールパネルの「FTPサーバの設定」でSFTPサーバの停止、または再起動を実行した場合に出力されます。
SFTPSERVER_LOGIN_WITH_PASSWORD_ENABLED UPDATE trueまたはfalse [パスワードでのログインを許可する]が変更された時に出力されます。
  • メッセージには、[パスワードでのログインを許可する]にチェックが入っている場合「true」、チェックが入っていない場合は「false」が出力されます。
SFTPSERVER_HOST_KEY_PASSPHRASE UPDATE   FTPサーバの[ホスト鍵のパスフレーズ]が変更された時に出力されます。  
SFTPSERVER_IDLE_TIMEOUT UPDATE アイドルタイムアウト SFTPサーバの[アイドルタイムアウト]が変更された時に出力されます。  
SFTPSERVER_MAX_LOGIN UPDATE 最大ログイン数 SFTPサーバの[最大ログイン数]が変更された時に出力されます。  
SFTPSERVER_PORT UPDATE SFTPサーバが使用するポート番号 SFTPサーバの[ポート番号]が変更された時に出力されます。  
SFTPSERVER_START_OPTION_ENABLED UPDATE trueまたはfalse [DataSpiderServer起動時にSFTPサーバも起動する]が変更された時に出力されます。
  • メッセージには、[DataSpiderServer起動時にSFTPサーバも起動する]にチェックが入っている場合「true」、チェックが入っていない場合は「false」が出力されます。
TEAM_DEV_ENABLED UPDATE trueまたはfalse [チーム開発機能を有効にする]が変更された時に出力されます。
  • メッセージには、[チーム開発機能を有効にする]にチェックが入っている場合「true」、チェックが入っていない場合「false」が出力されます。
TMP_DIR DELETE   一時ディレクトリの削除が実行された時に出力されます。  
TRIGGER CREATE トリガー名 トリガーが作成された時に出力されます。  
UPDATE トリガー名 トリガーが変更された時に出力されます。  
DELETE トリガー名 トリガーが削除された時に出力されます。  
TRIGGER_ENABLED UPDATE トリガー名,trueまたはfalse トリガーの状態が変更された時に出力されます。
  • メッセージには、トリガーの状態が有効の場合「true」、無効の場合「false」が出力されます。
  • Studio for Webでトリガーの状態を変更した場合、[TRIGGER_ENABLED][UPDATE]は出力されず、[TRIGGER][UPDATE]が出力されます。
USER CREATE ユーザ名,プライマリグループ ユーザが作成された時に出力されます。  
DELETE ユーザ名 ユーザが削除された時に出力されます。  
USER_DESC UPDATE ユーザ名,説明 ユーザの説明が変更された時に出力されます。  
USER_PERMISSION UPDATE ユーザ名,アクセス権限モード ユーザのアクセス権限が変更された時に出力されます。
  • メッセージのアクセス権限モードは8進数で出力されます。
USER_PRIMARY_GROUP UPDATE ユーザ名,プライマリグループ名 ユーザのプライマリグループが変更された時に出力されます。  

日付ディレクトリ

スクリプトの実行に関するログは日付ディレクトリ内に出力されます。
日付ディレクトリは、$DATASPIDER_HOME/server/logs下に日付ごとに作成される「yyyyMMdd」形式のディレクトリです。
日付ディレクトリに出力されるログファイルは以下の通りです。 日付ディレクトリは、一定期間を過ぎるとZIP圧縮され、さらに一定期間を過ぎると削除されます。

作成/圧縮/削除のタイミング

日付ディレクトリは、同一日付のディレクトリが存在しない場合、DataSpiderServerの起動時またはスクリプトの実行時に作成されます。
また、圧縮および削除されるタイミングは、DataSpiderServerの起動時または起動から12時間ごとです。

日付ディレクトリ内に4GB(4294967295バイト)以上のログファイルが存在する場合、ログの圧縮を行うことができず、対象ファイルが含まれる日付ディレクトリが残ります。
その際、DataSpiderServerの動作に影響はありません。手動でログの圧縮または削除を行ってください。

Studioログ

DataSpider Studioのログです。

出力例

10/10 09:55:22|INFO|ds.boot|システムのサービスを開始しています。
10/10 09:55:22|INFO|ds.boot|システムのサービスを開始しました。
10/10 09:55:22|NOTICE|ds.boot|DataSpider Studioを正常に起動しました。
10/10 09:55:22|INFO|ds.boot|*****************************************************************

Client CLI Consoleログ

Client CLI Consoleのログです。コマンド履歴などの情報が出力されます。
出力される主な内容は以下の通りです。

出力例

10/14 22:58:00|INFO|ds.console.cli|USER=root|START help
10/14 22:58:00|INFO|ds.console.cli|USER=root|END help
10/14 22:58:11|INFO|ds.console.cli|USER=root|START pwd
10/14 22:58:11|INFO|ds.console.cli|USER=root|END pwd

フォーマット例

日時|ログレベル|モジュール名|ユーザ名|実行コマンド

Studio標準出力

DataSpider Studioプロセスの標準出力をリダイレクトしています。
Studio標準出力に出力される内容はStudioログにも出力されます。

出力例

--- |INFO|システムのサービスを開始しています。
--- |INFO|システムのサービスを開始しました。
--- |NOTICE|DataSpider Studioを正常に起動しました。
--- |INFO|*****************************************************************

Studio標準エラー出力

DataSpider Studioプロセスの標準エラー出力をリダイレクトしています。
重要な問題が発生したとき以外は情報が出力されることはありません。