トリガー操作ガイド

トリガーとは

トリガーとは、サービスを起動するための機能です。トリガーの作成・編集・削除は、「マイトリガー」から行います。

Standalone版では使用できません。

トリガーの種類

DataSpider Servistaでは、以下の種類のトリガーが用意されています。 各トリガーの操作方法は以下の通りです。

スケジュールトリガー

スケジュールトリガーとは、日単位・週単位・月単位・年単位・インターバルのタイミングで、指定した日時にサービスを実行させる機能です。
設定方法の詳細については、「スケジュールトリガーガイド」を参照してください。
  1. スケジュールトリガーの設定
    スクリプトを実行するスケジュールの種類を選択します。



    ここから先は、日単位のスケジュールを例に操作方法を記述します。

  2. 日次スケジュールの設定
    スクリプト実行の時間・有効期限(スケジュールの開始日・終了日)の設定を行います。



    上記画面の枠で囲まれた「上記設定の説明」には、日次スケジュールの実行スケジュールが記載されます。
    この画面には、設定を行う・変更するごとにリアルタイムに設定内容が反映されます。

  3. 休日の動作設定
    スケジュール実行対象日が休日であった場合の動作設定を行います。



    休日の指定を個別に変更したい場合は、「休日設定を開く」で休日の指定を変更してください。
    休日設定の登録もしくは変更方法について、「休日設定」を参照してください。

  4. 実行内容の設定
    スクリプトを実行するユーザ・パスワードおよびプロジェクト・スクリプトの設定を行います。


  5. 実行オプションの設定
    種別の指定やXMLログの設定を行います。設定方法については、こちらを参照してください。

  6. トリガーの登録
    [完了]ボタンを押下するとトリガーが登録されます。

ファイルトリガー

ファイルトリガーとは、監視対象ファイルの新規作成・更新・削除イベントの発生時にスクリプトを実行させる機能です。
設定方法の詳細については「ファイルトリガーガイド」を参照してください。
  1. ファイルトリガーの設定
    スクリプトを実行するための監視ファイルのイベント情報の設定を行います。


  2. 実行内容の設定
    スクリプトを実行するユーザ・パスワードおよびプロジェクト・スクリプトの設定を行います。


  3. 実行オプションの設定
    種別の指定やXMLログの設定を行います。設定方法については、こちらを参照してください。

  4. トリガーの登録
    [完了]ボタンを押下するとトリガーが登録されます。

HTTPトリガー

HTTPトリガーとは、指定したURLに対しHTTPクライアントからリクエストを送る事で、スクリプトを実行させる機能です。
設定方法の詳細については、「HTTPトリガーガイド」を参照してください。
  1. HTTPトリガーの設定
    スクリプトを実行するURLおよび、スクリプトの処理結果に応じた動作の設定を行います。



    上記画面の枠で囲まれた「上記設定の説明」には、実行パスに設定した値に基づきスクリプト起動のURLが記載されます。
    この画面には実行パスの設定・変更を行うごとにリアルタイムにURLが反映されます。

  2. 実行内容の設定
    スクリプトを実行するユーザ・パスワードおよびプロジェクト・スクリプトの設定を行います。


  3. 実行オプションの設定
    種別の指定やXMLログの設定を行います。設定方法については、こちらを参照してください。

  4. トリガーの登録
    [完了]ボタンを押下するとトリガーが登録されます。

Webサービストリガー

Webサービストリガーとは、Webサービスクライアントから指定したメソッドを呼び出す事で、スクリプトを実行させる機能です。
設定方法の詳細については、「Webサービストリガーガイド」を参照してください。
  1. Webサービストリガーの設定
    Webサービスからのアクセスによりスクリプトを実行するための設定を行います。
    [入出力処理形式][SOAPボディのパラメータを受け渡す]を選択した場合、以下の項目が表示されます。



    [入出力処理形式][SOAPエンベロープを受け渡す]を選択した場合、以下の項目が表示されます。



    上記画面の枠で囲まれた「上記設定の説明」には、実行パスに設定した値に基づき、スクリプトを起動するURLとWSDL出力URLが記載されます。
    この画面には実行パスの設定・変更を行うごとにリアルタイムにURLが反映されます。

  2. 実行内容の設定
    スクリプトを実行するユーザ・パスワードおよびプロジェクト・スクリプトの設定を行います。


  3. 実行オプションの設定
    種別の指定やXMLログの設定を行います。設定方法については、こちらを参照してください。

  4. トリガーの登録
    [完了]ボタンを押下するとトリガーが登録されます。

SAPトリガー

SAPトリガーとは、SAPシステムのOutbound処理により、スクリプトを実行させる機能です。
設定方法の詳細については、「SAPトリガーガイド」を参照してください。
  1. SAPトリガーの設定
    SAPトリガーでスクリプトを実行するための設定を行います。



    上記画面の枠で囲まれた「注意」には、SAP EICSにより設定された値に基づき、JMSサーバのURIが記載されます。

  2. 実行内容の設定
    スクリプトを実行するユーザ・パスワードおよびプロジェクト・スクリプトの設定を行います。


  3. 実行オプションの設定
    種別の指定やXMLログの設定を行います。設定方法については、こちらを参照してください。

  4. トリガーの登録
    [完了]ボタンを押下するとトリガーが登録されます。

SAP BCトリガー

SAP BCトリガーとは、SAPシステムのアウトバウンド処理によって、SAP Business Connectorを経由し、スクリプトを実行させる機能です。
設定方法の詳細については、「SAP BCトリガーガイド」を参照してください。
  1. SAP BCトリガーの設定
    SAP BCトリガーでスクリプトを実行するための設定を行います。



    上記画面の枠で囲まれた「上記設定の説明」には、実行パスに設定した値に基づきスクリプト起動のURLが記載されます。

  2. 実行内容の設定
    スクリプトを実行するユーザ・パスワードおよびプロジェクト・スクリプトの設定を行います。


  3. 実行オプションの設定
    種別の指定やXMLログの設定を行います。設定方法については、こちらを参照してください。

  4. トリガーの登録
    [完了]ボタンを押下するとトリガーが登録されます。

DBトリガー

DBトリガーとは、監視テーブルの挿入・更新・削除イベント発生時にスクリプトを実行させる機能です。
設定方法の詳細については、「DBトリガーガイド」を参照してください。
  1. DBトリガーの指定
    監視対象テーブルのイベントの設定を行います。


  2. 実行内容の設定
    スクリプトを実行するユーザ・パスワードおよびプロジェクト・スクリプトの設定を行います。


  3. 実行オプションの設定
    種別の指定やXMLログの設定を行います。設定方法については、こちらを参照してください。

  4. トリガーの登録
    [完了]ボタンを押下するとトリガーが登録されます。

AppFabricトリガー

AppFabricトリガーとは、Windows AzureにホストされたサービスからWindows Azure platform AppFabricのService Bus経由でメッセージを送信することで、スクリプトを実行させる機能です。
設定方法の詳細については、「AppFabricトリガーガイド」を参照してください。
  1. AppFabricトリガーの設定
    AppFabricとの接続設定を行います。



    接続設定が不正な場合、トリガーを有効化した際にエラーとなります。

  2. 実行内容の設定
    スクリプトを実行するユーザ・パスワードおよびプロジェクト・スクリプトの設定を行います。


  3. 実行オプションの設定
    種別の指定やXMLログの設定を行います。設定方法については、こちらを参照してください。

  4. トリガーの登録
    [完了]ボタンを押下するとトリガーが登録されます。

FTPトリガー

FTPトリガーとは、DataSpiderServer上で動作するFTPサーバ(以下「FTPサーバ」)にアップロードされたファイルを検知して、スクリプトを実行する機能です。
設定方法の詳細については、「FTPトリガーガイド」を参照してください。
  1. FTPトリガーの設定
    FTPサーバにアップロードを実行するFTPユーザ名と監視ファイルのファイルパスを設定します。



    監視ファイルのファイルパスはFTPルートディレクトリ("/")から始まる絶対パスを入力してください 。

  2. 実行内容の設定
    スクリプトを実行するユーザ・パスワードおよびプロジェクト・スクリプトの設定を行います。


  3. 実行オプションの設定
    種別の指定やXMLログの設定を行います。設定方法については、こちらを参照してください。

  4. トリガーの登録
    [完了]ボタンを押下するとトリガーが登録されます。

実行オプションの設定

種別の指定や、XMLログの設定を行います。



項目名 説明 補足
種別を指定する
  • [チェックあり]:
    種別を指定してスクリプトを実行します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    スクリプトの実行時に種別を指定しません。
 
実行時の種別指定 スクリプトの実行時に使用する種別を指定します。
  • [種別を指定する]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • ユーザ指定の種別はプルダウンメニューには表示されません。入力フィールドに直接入力してください。
    詳細については、「ユーザ指定の種別」を参照してください。
指定種別が見つからない場合にデフォルト種別を使用
  • [チェックあり]:
    指定した種別が存在しない場合は「デフォルト」の種別を使用してスクリプトを実行します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    指定した種別が存在しない場合には、スクリプトの実行時にPoolNotDefinedExceptionが発生します。
  • [種別を指定する]にチェックを入れた場合、有効になります。
XMLログを有効にする
  • [チェックあり]:
    スクリプトの実行時に、指定したログレベルでXMLログを出力します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    スクリプトの実行時にはXMLログを出力しません。
 
XMLログのログレベルを選択します。
  • [NOTICE]
  • [INFO]:デフォルト
  • [FINFO]
  • [FINEST]
  • [DEBUG]
  • [XMLログを有効にする]にチェックを入れた場合、有効になります。

トリガー変数

トリガーの種類によって、スクリプトの引数にトリガー変数を代入することができます。

トリガー変数の設定方法

[実行内容の設定]画面で、スクリプト入出力変数の入力フィールドにフォーカスをあてると、[高度な設定]ウィンドウが表示されます。 スクリプト変数ごとにトリガー変数を設定することができます。
トリガー変数の詳細については、各トリガーガイドを参照してください。

注意事項

特にありません。