グローバルリソースの設定

グローバルリソースとの設定とは

グローバルリソースの設定は、すべてのプロジェクトやスクリプトから参照できる共通のデータリソースであるグローバルリソースの設定を行うツールです。
詳細については「グローバルリソース」を参照してください。

グローバルリソースの設定の起動

  1. コントロールパネルから「グローバルリソースの設定」を選択します。


  2. 「グローバルリソースの設定」プロパティが開きます。

グローバルリソースの設定

「グローバルリソースの設定」プロパティでは、グローバルリソースの新規作成、変更、削除を行うことができます。



項目名 説明 補足
名前 グローバルリソース名です。  
種別 グローバルリソースの種別です。
  • 新規に作成した場合は必ず「デフォルト」になります。
  • 「デフォルト」以外の種別のグローバルリソースを作成する場合は、「同名のグローバルリソースを作成」を使用します。
  • [種別]の変更はできません。
種類 グローバルリソースの種類です。  
オーナー グローバルリソースのオーナーです。  
プール数(うち未使用) 現在ロードされているプール数と、そのうちの未使用数です。
  • 常に「未使用の数≦プール数」という関係が成り立ちます。未使用の数は、リソースを使用するたびに1つ減り、リソースの使用が終了すると1つ増えます。
プール上限 プールできる上限値です。
  • デフォルト値は「不可」または「無制限」です。(アダプタによって変わります。)

グローバルリソースの新規作成

  1. 「グローバルリソースの設定」プロパティで、[新しいグローバルリソースの追加]をダブルクリックします。

    右クリックメニューの[新規グローバルリソース作成]、またはメニューの[ファイル]-[新規グローバルリソース作成]からも作成を行うことができます。

  2. 作成したいデータソースの種類を選択して[次へ]ボタンを押下します。

    グローバルリソースアイコンのダブルクリックでも、次の画面に進むことができます。

  3. 接続設定の画面が表示されます。接続の設定はデータソースの種類によって異なります。
    設定内容の詳細については、各アダプタの「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。

  4. [完了]ボタンを押下すると、登録を完了します。

グローバルリソース設定の参照または変更

  1. 設定の参照または変更を行うグローバルリソースを選択し、ダブルクリックします。

    右クリックメニューから[プロパティ]、またはメニューの[ファイル]-[プロパティ]からも参照または変更を行うことができます。

  2. 必要に応じて設定を変更します。設定の詳細については各アダプタの「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。

  3. 編集内容を保存する場合は、[完了]ボタンを押下します。

    グローバルリソース名を変更する場合、「リンク切れの警告」ダイアログが表示されます。

グローバルリソースの削除

  1. 削除を行うグローバルリソース選択し、Deleteキーを押下します。

    右クリックメニューから[削除]からも削除を行うことができます。

  2. 「グローバルリソースの削除」ダイアログが表示されます。


  3. [了解]ボタンを押下して、削除を完了します。

  4. 種別が「デフォルト」のグローバルリソースを削除する場合には、同名の別種別のグローバルリソースも削除されます。

グローバルリソースの複製

  1. 複製を行うグローバルリソースを選択し、Ctrl + Cキー(コピー)を押下します。

  2. Ctrl + Vキー(貼り付け)を押下するとコピーしたグローバルリソースを貼り付けることができます。

    右クリックメニューから[コピー]+[貼り付け]、またはメニューの[編集]-[コピー]+[編集]-[貼り付け]からも複製を行うことができます。

  3. 複製後のグローバルリソースのセキュリティ詳細はこちらを参照してください。

一覧を最新の状態に更新する

  1. 「グローバルリソースの設定」プロパティにフォーカスを合わせて、F5キーを押下します。

    または、メニューの[表示]-[最新の状態に更新]を選択します。

  2. グローバルリソースの一覧情報が最新の状態に更新されます。

同名のグローバルリソースを作成

同名で別種別のグローバルリソースを作成することができます。種別を指定する場合に使用します。
  1. 同名のグローバルリソースを作成するグローバルリソースを選択し、右クリックメニューの[同名のグローバルリソースを作成]を選択します。

  2. 「グローバルリソースのプロパティ」が開きます。

  3. [種別]を入力または選択します。

  4. [了解]ボタンを押下して、登録を完了します。

コンポーネントプールの設定

コントロールパネルの「グローバルリソースの設定」からグローバルリソースの作成および編集を行った場合、グローバルリソースのプロパティに[コンポーネントプールの設定]タブが表示されます。
[コンポーネントプールの設定]タブでは、コンポーネントプールの設定の参照または変更を行うことができます。
コンポーネントプールに対応したアダプタのみ表示されます。

接続数と接続の解放

項目名 説明 補足
現在のプール接続数 現在プールされている接続数です。  
プールのリセット プールされているグローバルリソースをリセットして「0」にします。  

接続数の初期値と上限数

項目名 説明 補足
コンポーネントプールを利用する
  • [チェックあり]:(デフォルト)
    コンポーネントプールを使用します。
  • [チェックなし]:
    コンポーネントプールを使用しません。接続の度に、グローバルリソースを生成します。

    アダプタにより[チェックなし]がデフォルトとなる場合があります。
    詳細については、各アダプタの「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。
接続数の初期値と上限値 初期接続数 DataSpiderServerの起動時にプールされるコネクション数を入力します。
  • [コンポーネントプールを利用する]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • デフォルト値は「0」です。
接続数上限
  • [制限]:
    プールされるコネクション数の上限を入力します。
  • [無制限]:(デフォルト)
    プールされるコネクション数の上限を設定しません。
  • [コンポーネントプールを利用する]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • [制限]を選択した場合のデフォルト値は「0」です。
    「0」を指定した場合、[完了]ボタンを押下後に[無制限]が設定されます。

接続の生存期間設定

項目名 説明 補足
接続の生存期間設定 接続の生存期間 プールされるコネクションがコンポーネントプールGCの対象になるまでの時間(ミリ秒)を入力します。
  • [コンポーネントプールを利用する]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • デフォルト値は「1800000」(30分)です。
タイムアウト [接続数上限][制限]を選択した場合に、接続数上限を超えたコネクションを要求した際のタイムアウト時間(ミリ秒)を入力します。
  • [コンポーネントプールを利用する]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • デフォルト値は「30000」(30秒)です。
  • タイムアウト時間を過ぎてもコネクションが生成できなかった場合はエラーが発生します。

接続の生存期間やタイムアウトの値を変更した場合、それまでプールされていた接続は破棄され新しい設定値を使用した接続が生成されます。そのため変更直後の接続数は、初期接続数に設定した値にリセットされます。

セキュリティ

コントロールパネルの「グローバルリソースの設定」からグローバルリソースの作成および編集を行った場合、グローバルリソースのプロパティに[セキュリティ]タブが表示されます。
[セキュリティ]タブでは、グローバルリソースの所有者やグループ、アクセス権限の参照または変更を行うことができます。
編集内容を保存する場合は、[了解]ボタンを押下します。



項目名 説明 補足
リソースの使用 グローバルリソースを参照および実行することができる権限です。
  • リソースの使用権限がないグローバルリソースは一覧に表示されません。
リソースの編集 グローバルリソースの設定を編集または削除することができる権限です。  

ユーザ管理の詳細はこちらを参照してください。

複製されたグローバルリソースのセキュリティ設定について

複製されたグローバルリソースは、デフォルトで以下のようなセキュリティ設定が付与されます。