DataSpider Servistaでは、OSのユーザ管理とは別に独自のユーザ管理機構を行っています。
DataSpider Servistaでは、ユーザとグループという概念で管理されます。ユーザやグループの情報をもとに、プロジェクトの作成・編集の切り分け、ファイルアクセスの切り分けなどを行います。
ユーザの管理はコントロールパネルの「ユーザアカウント」から行うことができます。
Standalone版では使用できません。
リポジトリDBを設定していない場合には、ユーザやグループの追加を行うことはできません。
ユーザとグループ
ユーザは認証の最小単位です。グループは関連の強いユーザの集合をまとめて管理することを可能にします。
- ユーザ
デフォルトでrootユーザが管理者として登録されています。rootユーザの初期パスワードはインストール時に指定することができます。また、(リポジトリDBの有り/無しに関わらず)rootユーザのユーザ名変更や削除を行うことはできません。
アクセス権限の設定は、ユーザごとに行うことができます。ここで設定されたアクセス権限は、新規作成されたファイルやフォルダに反映されます。
- グループ
デフォルトでrootグループとusersグループ(リポジトリDBを設定していない場合には存在しません)が登録されています。
rootグループは管理者グループを表し、rootグループに所属しているユーザはrootユーザと同様の管理者権限を保持することができます。
プライマリグループは、ユーザが作成したファイルやフォルダ、プロジェクトやグローバルリソースのアクセス権限に初期表示されるグループです。
- その他
DataSpider Servistaでは、ユーザ、グループ、その他という単位で管理を行います。その他は全てのユーザを表します。
ホームディレクトリ
DataSpider Servistaユーザは1つのホームディレクトリを持ちます。/home/<ユーザ名>がホームディレクトリとなります。
ホームディレクトリには、各ユーザが作成したプロジェクトが保存されます。