項目タイプの一覧

DataMagicで扱える項目タイプは以下のとおりです。

1バイトコードには、ASCIIの文字コードとEBCDICの文字コードの2種類があります。

表4.9 項目タイプ一覧

項目タイプ

説明

デフォルト値

指定可能データサイズ

文字タイプ

X

キャラクタ

値なし

1~99999バイト(可変長フォーマットは0~)

N

2バイト表示文字

値なし

2~99998バイトの偶数(可変長フォーマットは0~)

M

可変長文字

値なし

1~99999バイト(可変長フォーマットは0~)

W

Unicode文字列

値なし

1~99999バイト(可変長フォーマットは0~)

数値タイプ

9

サイン無外部10進数

数値0

1~31バイト(可変長フォーマットは0~)

P

サイン付内部10進数

数値0

1~16バイト

S

サイン付外部10進数

数値0

1~31バイト

B

バイナリ

数値0

2、4、8バイト

F

浮動小数点タイプ

数値0

4、8バイト

Z

数字文字列

数値0(*2)

1~99999バイト(可変長フォーマットは0~)

日付タイプ

D

日付タイプ

(*1)

1~99999バイト(可変長フォーマットは0~)

バイナリタイプ

I

イメージタイプ(無変換)

値なし

1~99999バイト(可変長フォーマットは0~)

CSV

文字タイプ

CSV文字列

可変長文字

値なし

1バイト~

数値タイプ

CSV数値

数値データ

値なし

1バイト~

XML

文字タイプ

XML文字列

可変長文字

値なし

1~9999バイト

数値タイプ

XML数値

数値データ

0

1~9999バイト

テキスト

文字タイプ

TXT文字列

可変長文字

-

1バイト~

*1

:

変換開始日付がYYYY/MM/DD形式で表示されます。

*2

:

左詰で出力され半角スペースでパディングされます。

= 備考 =
  • "X"、"N"、"M"、"9"、"P"、"S"、"B"、"F"、"Z"、"D"、"I"は、フォーマット形式、マルチフォーマット形式、階層フォーマット形式、Excel形式、DBテーブル形式のデータ加工で使用される項目タイプです。ただし、Excel形式では"M"、"D"、"Z"のみ使用できます。"X"、"9"、"P"、 "S"はDBテーブル形式では扱えません。

    CSV文字列とCSV数値、XML文字列とXML数値は、データ加工の処理上は区別されますが、CSV情報およびXML情報では区別されません。

  • 項目中にNULL文字が含まれる場合のデータの扱いについては「データ中のNULL文字の扱い」を参照してください。

X(キャラクタ)

1バイトコードのみの文字データ形式です。

2バイトコードなどのマルチバイトコードが含まれていてはいけません。

UTF-16は、偶数バイトで指定してください。

N(2バイト表示文字)

2バイトコード(※)のみの(シフトコードがない)文字データ形式。

1バイトコードが含まれていてはいけません。2バイトコード(※)以外のマルチバイトコードは扱えません。

UTF-8は「M(可変長文字)」を使用することをお勧めします。詳細は「漢字コード種にUTF-8を使用する場合」を参照してください。

注※ 3バイト以上で構成される文字は含まない、2バイトで1文字を表記する文字コードのことです。

M(可変長文字)

1バイトコードと2バイトコードが混在する文字データ形式です。

W(Unicode文字列)

UTF-8またはUTF-16の文字列です。

DBテーブル情報でのみ指定できます。

9(サイン無外部10進数)

符号を持たないゾーン形式の10進数データ形式です。

P(サイン付内部10進数)

符号付きのパック形式の10進数データ形式です。

S(サイン付外部10進数)

符号付きのゾーン形式の10進数データ形式です。

= 備考 =

数値データ(9タイプ、Pタイプ、Sタイプ)のゾーン符号、内部符号、外部符号は、フォーマット情報で指定できます。

B(バイナリ)

符号付き整数の数値データ形式です。

バイナリに格納できる値の範囲は以下のとおりです。

2バイト

: -32768~32767

4バイト

: -2147483648~2147483647

8バイト

: -9223372036854775808~9223372036854775807

それぞれが扱える最大(最小)の値を超える値を格納しようとした場合、それぞれの最大値(最小値)が格納されます。

F(浮動小数点タイプ)

符号付きの浮動小数点データ形式で、「IEEE形式」をサポートしています。「IEEE形式」以外のデータを浮動小数点タイプとして扱った場合、正しい結果を得られません。また、浮動小数点タイプはその性質上、誤差が発生します。

処理できる浮動小数点タイプの値の範囲は4、8バイトとも整数部19桁以内、小数部9桁以内の値です。範囲を超える値を格納しようとした場合、整数部は19桁に、小数部は9桁にカットされます。

Z(数字文字列)

数字、小数点、記号(「\(円)」、「$(ドル)」、「,(カンマ)」、「+(プラス)」、「-(マイナス)」)、半角スペースで構成されるデータです。通貨記号や桁区切りなどを含む文字列を演算することを目的とした型です。演算処理は数値、それ以外は文字として扱われます。

以下の制限があります。

  • 小数点は1つだけ存在します。

  • 通貨記号(「\」または「$」)は先頭に1つだけ存在します。

  • 符号(「+」または「-」)は、通貨記号がある場合はその直後に、通貨記号がない場合は先頭に、1つだけ存在します。

  • 「,」は特定の位置(3桁ごと)にだけ存在します。

  • 半角スペースは先頭と末尾以外の場所に存在しません。

  • 2バイトコードは含みません。

D(日付タイプ)

ASCIIコードと2バイトコードが混在する、日付を表す文字データ形式です。指定できる範囲は1900年から3000年です。範囲外を指定した場合の動作はサポート対象外となります。例外として、日付文字列に半角スペースのみの文字列が指定された場合は「開始実行日付」に変換されます。このデータ変換は、マッピング情報の出力フォーマットに設定された「空文字の扱い」の設定値の影響を受けません。詳細は「日付タイプ」を参照してください。

I(イメージタイプ)

内容については関知せず、無変換で出力されます。

CSV文字列

ASCIIコードと2バイトコードが混在する文字データ形式です。

CSV数値

数字、小数点、マイナス記号で構成されるデータで、小数点とマイナス記号は複数存在しません。マイナス記号は先頭以外の場所に存在しません。

XML文字列

ASCIIコードと2バイトコードが混在する文字データ形式です。

「指定可能データサイズ」は入力データに関する制限です。出力データに関しては制限していません。

XML数値

数字、小数点、マイナス記号で構成されるデータで、小数点とマイナス記号は複数存在しません。マイナス記号は先頭以外の場所に存在しません。「指定可能データサイズ」は入力データに関する制限です。出力データに関しては制限していません。

TXT文字列

ASCIIコードと2バイトコードが混在する文字データ形式です。

入力設定の「形式」で"TEXT"を選択すると、出力設定の「形式」では"TEXT"のみ選択できます。