変数を使用した変換処理の設計

変数の使用によって、DataMagicを利用して多様なデータ加工処理を実行できます。このため、DataMagicでのマッピング設定を行う前に、次に説明する手順を参考に、あらかじめ変換処理を設計しておくことをお勧めします。

(1) 処理内容の確認

DataMagicを利用して実現したい変換処理の内容を確認します。

(2) 変数の使用の検討

まず、DataMagicでの条件の設定、数値演算や関数の利用によって、目的の処理を実現できるか確認します。入力項目の値を保持し、異なるレコードにわたった処理を行いたい場合は、変数の使用を検討してください。検討にあたり、「変数で使用できる項目タイプ」「変数のマッピング」を参照して、変数の使用規則を確認してください。

(3) 処理の流れの設計

入力レコードの読み込みからファイル出力までの一連の処理の流れを検討し、処理の中で使用する変数を洗い出します。さらに、DataMagicで使用できる数値演算や関数を確認し、変数と組み合わせてどのように処理を実現するかを検討します。

(4) 変数と条件の設計

処理の流れの設計結果に基づき、DataMagicのマッピングに設定する変数と条件を設計します。次に、それぞれの設計のポイントについて説明します。

使用する変数の設計

各変数について、「変数名」、「変数タイプ」(文字または数値タイプ)、「初期値」、および変数に格納する値の種類や範囲を決定します。

なお、変数名は、1つのマッピング設定の中で重複して使用できません。一意の変数名を付与してください。また、変数を数値演算または日付演算に使用する場合、変数名に半角文字の「(」「)」は使用できません。

使用する条件の設計

条件の種類を決定します。さらに、各条件について、条件設定と処理の内容を決定します。あわせて使用する数値演算や関数を確定してください。