非互換

HULFT-DataMagic Ver.2の製品で旧バージョンより変更された機能や一部制限を受ける機能一覧です。

アイコンについて

  • 対象となるバージョン以降と、それ未満のバージョンの間に非互換が生じていることを意味します。たとえば以下のアイコンが指定されている場合は、HULFT-DataMagic Ver.1とHULFT-DataMagic Ver.2.0.0以降の間に非互換があることを表します。

    Magic

    2.0.0

(1) HULFT要求受付デーモン(hulobsd)利用の廃止(UNIX/Linuxのみ)

Magic

2.0.0

以前は、HULFTと同一環境で使用する場合、HULFT要求受付デーモン(hulobsd)が利用できていましたが、利用できなくなります。DataMagic要求受付デーモン(huledd)を利用してください。

(2) パラメータファイルの廃止

Magic

2.0.0

パラメータファイルとして出力していたデータ加工情報は内部でIDとして一元管理する形態に変更になります。ただし、これまでのパラメータファイルもこれまでと同様に、変換の実行は可能です。

(3) 環境ファイルの廃止

Magic

2.0.0

環境ファイルにおいて設定した項目はすべてデータ加工情報内に配置されます。

(4) 結果ファイルの廃止

Magic

2.0.0

以前、出力されていた「結果ファイル」が廃止されました。これまで結果ファイルへ出力されていた情報は、データ加工履歴画面で確認できます。

(5) コマンド名およびコマンドパラメータの変更

Magic

2.0.0

管理情報エクスポート

管理情報エクスポートコマンドのパラメータを変更しました。

追加書き指定パラメータを「-a」から「-m」に変更しました。

要求受付デーモン起動

要求受付デーモン起動ユーティリティを「huledctr」から「huledd」に変更しました。

要求受付デーモン停止

要求受付デーモン停止ユーティリティを「huledctr」から「huleddstop」に変更しました。

ライセンス表示

ライセンス表示コマンドを「hulverinfo」から「edversion」へ変更しました。

(6) データ形式情報およびDB接続情報IDの入力制限変更

Magic

2.0.0

データ形式情報およびDB接続情報IDの入力制限が変更されました。以前の設定について、そのまま利用はできますが、設定値の変更による更新はできません。

また、禁則文字を含むDB接続情報を使用しているDBテーブル情報については、参照以外の操作でエラーになる場合があります。

フォーマット、マルチフォーマット、階層フォーマット、XML、DBテーブル情報

バージョン

サイズ

設定値

Ver.2.0.0未満

16バイト以内

英数字・記号(*1)

Ver.2.0.0以降

50バイト以内

英数字・記号(*2)

*1

:

「-(ハイフン)」、「_(アンダーバー)」、「.(ピリオド)」、「((始めの丸かっこ)」、「)(終わりの丸かっこ)」のみです。「<(小なり)」「>(大なり)」「"(ダブルクォーテーション)」「'(シングルクォーテーション)」「&(アンパサンド)」「,(カンマ)」は指定できません。他の記号も入力は可能ですが、動作を保証しません。

*2

:

「-(ハイフン)」、「_(アンダーバー)」、「.(ピリオド)」、「((始めの丸かっこ)」、「)(終わりの丸かっこ)」のみです。

DB接続情報

バージョン

サイズ

設定値

Ver.2.0.0未満

64バイト以内

文字(*1)

Ver.2.0.0以降

50バイト以内

英数字・記号(*2)

*1

:

「"(ダブルクォーテーション)」、「'(シングルクォーテーション)」は指定できません。

*2

:

「-(ハイフン)」、「_(アンダーバー)」、「.(ピリオド)」、「((始めの丸かっこ)」、「)(終わりの丸かっこ)」のみです。

(7) 履歴ファイルの出力件数の設定方法変更(UNIX/Linuxのみ)

Magic

2.0.0

以前は、履歴ファイルに出力する最大件数を環境変数「UTLED_MAXLOGCNT」に設定していましたが、システム動作環境設定ファイル(huledenv.conf)に設定するよう変更しました。

(8) HULFT-DataPassのフォーマット情報インポート機能の廃止

Magic

2.0.0

以前は、HULFT-DataPassのフォーマット情報をインポートできましたが、インポートできなくなります。

(9) 利用可能なDSN種の変更

Magic

2.0.0

DB接続情報においてDB種別が"DB2"または"SQL Server"の場合、DB名選択="DSN"にて指定するDSNが、以前はユーザDSNおよびシステムDSNの利用が可能でしたが、システムDSNのみ利用できます。

ユーザDSNを利用していた場合、システムDSNで登録を実施して利用してください。

(10) XMLスキーマのanyノードの扱いについて

Magic

2.0.0

anyノードの定義位置を変更しました。

HULFT-DataMagic Ver.2.0.0未満ではanyノードをその階層の最初に定義する必要がありましたが、HULFT-DataMagic Ver.2.0.0では最後に定義するよう変更しました。

そのため、HULFT-DataMagic Ver.2.0.0未満でインポートできていたXMLスキーマをHULFT-DataMagic Ver.2.0.0でインポートしようとするとエラーになります。

XMLスキーマのanyノードの位置を変更し、階層内の最後に定義してインポートを実施してください。

(11) 「条件なし」設定の利用について

Magic

2.0.0

抽出条件設定において「条件なし」を設定しているパラメータファイルはそのままパラメータファイルの形態で変換を実施することは可能ですが、Ver.2のデータ加工情報としてID登録はできません。HULFT-DataMagic Ver.2のデータ加工情報設定画面より再設定してください。

(12) 階層フォーマット利用時のレコードの扱いの変更について

Magic

2.0.0

以前は、入力に階層フォーマットを指定した場合、「レコードの扱い」の設定において"グループを1レコードとして扱う"、"レコードを1レコードとして扱う"、"グループ又はレコードを1レコードとして扱う"の3つの選択がありましたが、"グループ又はレコードを1レコードとして扱う"の動作に統一し、「レコードの扱い」の設定は廃止されました。

(13) テンポラリファイルの生成場所変更

Magic

2.1.0

データ加工の実行時に作成される、テンポラリファイルの生成場所が変更されました。

詳細は「運用マニュアル」を参照してください。

(14) 「登録名」で使用できる文字の変更

Magic

2.0.0

HULFT-DataMagic for Windowsのインストール時に登録する「登録名」について、全角文字が使用できなくなりました。「登録名」は半角英数字で設定してください。

(15) 日付フォーマットの出力仕様の変更

Magic

2.2.0

「改善機能」「(13) 日付フォーマットの入出力に関する改善」の改善に伴って、次に示す条件をすべて満たす場合、Ver.2.2.0以降では、日付の文字列が自動的に変換されてしまいます。

  • 出力フォーマットを日付で出力する。

  • 次に示す文字列が「フォーマット」に指定されている。

    • HH24

    • hh24

    • HH12

    • hh12

    • AM

    • am

    • MON

    • MONTH

例(実行日を2014/02/01と仮定する)

Ver.2.2.0未満の動作

NAME_MON_YYYYMMDD->NAME_MON_20140201

Ver.2.2.0以降の動作

NAME_MON_YYYYMMDD->NAME_Feb_20140201

 

上記の文字列をフォーマットに指定していた場合は、注意してください。変換される文字列の詳細については、「運用マニュアル」を参照してください。

なお、使用項目詳細設定画面の「フォーマット」でも同様の動作です。