HULFT Ver.6 およびHULFT Family製品 クラスタ環境下でのご利用にあたり-UNIX/Linux-
〈2016/3追記〉
本案内の内容は変更されております。最新のクラスタに関する案内は、hulft.comの「製品一覧」-「動作確認」をご参照ください。
掲載日:2004年11月30日
改訂日:2008年10月29日
お客様各位
株式会社セゾンテクノロジー
HULFT開発センター
拝啓 貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
HULFT Ver.6およびHULFT Family製品では、High Availability (アベイラビリティ)型クラスタに対応した製品として、クラスタ対応版製品を提供しております。(HULFT Ver.7については、「HULFT7 クラスタ環境下でのご利用にあたり」をご確認ください。)
この資料は、以下のような環境でHULFT製品のご利用を検討されているお客様を対象にしておりますので、HULFT製品適用可否の参考にしてください。
- 対応クラスタソフト環境下でUNIX版製品Type U1/U2/U、Linux版製品Type L/LI/LZ(以下:通常版)のご利用を検討されているお客様
- 未対応クラスタソフト環境下で通常版・クラスタ対応版のご利用を検討されているお客様
- 非クラスタ環境でクラスタ対応版のご利用を検討されているお客様
また、別途参考資料として、「HULFT for UNIX/Linuxクラスタ版の構成と機能」※1、「HULFT for UNIX/Linuxクラスタ環境での設定と運用」※2をご用意しておりますのであわせてご覧ください。
敬具
記
1. クラスタ対応版製品の概要と対象製品
クラスタ対応版製品は、High Availability (アベイラビリティ)型クラスタに対応しております。クラスタ固有機能として、起動・停止や監視コマンドにより正確にフェイルオーバー、フェイルバックの操作を行うことが可能となります。また、耐障害性を向上させるための機能も付加しております。
-
※
High Performance Computing (ハイパフォーマンス)型クラスタ、High Scalability(スケーラビリティ)型クラスタには対応しておりません。
対象製品 | クラスタ対応版製品名 |
---|---|
HULFT Ver.6 | HULFT for UNIX Type U1-CL Ver.6 HULFT for Linux Type L-CL/LI-CL/LZ-CL Ver.6 |
HULFT-HUB Ver.2 | HULFT-HUB Server for UNIX Type U-CL Ver.2 HULFT-HUB Server for Linux Type L-CL Ver.2 |
HULFT-Message Ver.2 | HULFT-Message Server for UNIX Type U-CL Ver.2 HULFT-Message Server for Linux Type L-CL Ver.2 |
2. クラスタ対応版製品の対応クラスタソフト環境について
(1)対応クラスタソフト環境 -レベル1-
クラスタ版HULFTは、各OSおよび各クラスタソフト環境(対応クラスタソフト環境)下で、弊社での動作確認の実施と各クラスタソフトメーカ様のご協力のもと、販売およびサポートを実施しております。対応クラスタソフト環境については、弊社ホームページをご確認ください。
(2)未対応クラスタソフト環境(動作確認済み) -レベル2-
未対応クラスタソフト環境につきましても、弊社での動作確認のみ実施しているOSおよびクラスタソフト環境がございます。弊社では問題ないことを確認しておりますが、HULFT製品のご利用に関しては、お客様のご判断でお願いいたします。このような環境でクラスタ版HULFT製品をご利用の場合も、販売およびサポートは実施いたしますが、クラスタソフト固有の問題等に関しては対応できない可能性があります。動作確認済みクラスタソフト環境については、弊社営業までお問い合わせください。
(3)未対応クラスタソフト環境(動作未確認) -レベル3-
弊社での動作確認を実施していないOSおよびクラスタソフト環境下では、HULFT製品のクラスタソフトとの連携によるご利用はできません。HULFT製品のご利用に関しては、通常版またはクラスタ対応版 1ノードパックをお客様のご判断にてお願いいたします。
3. クラスタ環境での対応HULFT6、HULFT Family製品一覧
対象製品 | ご利用環境 | ||
---|---|---|---|
対応クラスタ ソフト環境 レベル1 |
未対応クラスタソフト環境 | ||
動作確認済み レベル2 |
動作未確認 レベル3 |
||
クラスタ対応版(2ノードパック~) | ○ | △ | × |
通常版 | △ | △ | △※ |
○:販売・サポート可能
|
4. クラスタ環境下でのHULFT製品のご利用について
(1)対応クラスタソフト環境下で通常版のご利用を検討されているお客様
通常版をご利用の場合は、「HULFT for UNIX/Linuxクラスタ環境での設定と運用」※2を参考にしてください。なお、クラスタソフト環境下でご利用のための機能を搭載しておりますクラスタ対応版をご用意しておりますので、ご検討ください。
(2)未対応クラスタソフト環境下で通常版・クラスタ対応版のご利用を検討されているお客様
弊社での動作確認済み環境でのご利用
- クラスタ対応版をご利用の場合
クラスタ対応版をご利用の場合は、「HULFT for UNIX/Linuxクラスタ版の構成と機能」※1を参照し、お使いのクラスタ制御ソフトへ組み込む際の参考にしてください。 - 通常版をご利用の場合
通常版をご利用の場合は、「HULFT for UNIX/Linuxクラスタ環境での設定と運用」※2を参考にしてください。なお、クラスタソフト環境下でご利用のための機能を搭載しておりますクラスタ対応版をご用意しておりますので、ご検討ください。
弊社での動作未確認環境でのご利用
クラスタ対応版のご利用はできません。通常版HULFT(クラスタ対応版 1ノードパック含む)をご利用の場合は、「HULFT for UNIX/Linuxクラスタ環境での設定と運用」※2を参考にしてください。
5. 非クラスタ環境下でのHULFT製品のご利用について
非クラスタ環境でクラスタ対応版のご利用を検討されているお客様
非クラスタ環境下でもクラスタ対応版 1ノードパックをご利用いただけます。クラスタ対応のための機能を利用することができるため、より安定した運用が可能です。クラスタ対応版については、「HULFT for UNIX/Linuxクラスタ版の構成と機能」※1を参考にしてください。
※1※2の文書については、弊社担当営業までお問い合わせください。
その他、ご質問・ご不明点がありましたら、弊社営業担当までお問い合わせ下さい。
以上
改訂履歴
- ※
2008年10月29日改訂内容:
HULFT→HULFT Ver.6の記載に変更、HULFT-HUB、HULFT-Messageを追加、クラスタ版→クラスタ対応版に文言修正