リアルタイムプレビュー機能
リアルタイムプレビュー機能とは
リアルタイムプレビュー機能とは、処理結果を確認しながらデータの変換や加工を簡単に定義できる機能です。
テストデータビューでテスト用の値を設定することにより、テスト結果ビューにて変換結果をリアルタイムに確認できます。
デフォルトでは、テストデータビューは表示されていません。デザイナのメニュー[表示]-[テストデータビューの表示]を選択してテストデータビューを表示します。
テストデータの編集方法
テストデータビューでは、テストデータの編集・確認を行うことができます。
設定が可能なテスト用のデータには「入力ドキュメント」、「コンポーネント変数」、「入力スクリプト変数」の3つのカテゴリがあります。
- 入力ドキュメント
入力データの編集を行います。入力元コンポーネントのデータモデルによって、設定方法が変わります。
- テーブルモデル型の場合
アイコンを押下して行を追加し、値を入力します。
- XML型の場合
XMLデータを直接記述します。
- コンポーネント変数
コンポーネント変数の設定を行います。
アイコンを押下して行を追加、[名前]のリストから任意のコンポーネント変数を選択し、[値]フィールドに設定値を入力します。
- 入力スクリプト変数
入力スクリプト変数の設定を行います。
アイコンを押下して行を追加、[名前]のリストから任意のスクリプト変数を選択し、[値]フィールドに設定値を入力します。
各アイコンの説明
アイコン |
名前 |
説明 |
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追加 |
設定行を一行追加します。 |
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削除 |
設定行を一行削除します。 |
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上へ |
設定行を上へ移動します。 |
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下へ |
設定行を下へ移動します。 |
テスト結果ビューの表示
テストデータビュー同様、デフォルトではテスト結果ビューは表示されていません。デザイナのメニュー[表示]-[テスト結果ビューの表示]を選択してテスト結果ビューを表示します。
テスト結果データをリアルタイムに確認することができます。
- 出力ドキュメント
- テーブルモデル型の場合
- XML型の場合
- 出力スクリプト変数の場合
アイコンを押下して行を追加し、[名前]のリストから任意のスクリプト変数を選択します。
各アイコンの説明
アイコン |
名前 |
説明 |
|
追加 |
設定行を一行追加します。 |
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削除 |
設定行を一行削除します。 |
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上へ |
設定行を上へ移動します。 |
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下へ |
設定行を下へ移動します。 |
仕様制限
- 入力ドキュメントのテストデータに関して、文字列型のカラムのデータが空の場合、空文字として扱われます。
- 一方、文字列型以外のカラムのデータが空の場合、nullとして扱われます。
- ドキュメントMapper、およびマージMapperでは、以下の条件が満たされている時にリアルタイムテストが実行されます。
- 入力スキーマ、出力スキーマが設定されている
- 入力データフローが引かれている
- 入力ドキュメントに、空ではないXML型データあるいはテーブルモデル型データが設定されている
- 日付/時間型およびバイナリ型のスクリプト変数を入力データとして使用した場合、リアルタイムテストを行うことはできません。
- テストデータビューのコンポーネント変数エディタやスクリプト変数エディタに同名の変数が複数定義できますが、反映されるのは最下位に位置する変数となります。
- テストデータビューおよびテスト結果ビューのコンポーネント変数エディタやスクリプト変数エディタに複数の変数を定義した場合、テストデータビューおよびテスト結果ビューを開き直すと順序が変わる場合があります。
- 以下のMapperロジックを使用した場合、リアルタイムテストを行うことはできません。
- SQL実行によるデータ取得
- DBテーブルによる置換
注意事項
- テストデータビューの入力ドキュメントが表示されない場合があります。
表示されない場合には、一度Mapper以外のコンポーネントアイコンを選択し、再度Mapperを選択することで表示可能になります。
- 出力スクリプト変数に対するマッピングを追加・削除した場合、テスト結果データが更新されない場合があります。
更新されない場合には、キャンバス上のロジックを動かすなどの操作を行ってください。