グローバル展開している企業において、米政権による関税政策などによりこれまでにも増して不確実性が高まる中、いま向き合うべきは戦略変更に柔軟に対応できる「しなやかなIT基盤」と「現場に根差した最適化」です。
本セミナーでは、海外ビジネスを主軸とする製造業界のリーダーやDX/IT部門の責任者のみなさまを対象に、“5年後の日本の姿“とも言えるアメリカ企業の先進的なIT戦略と、レガシー環境が残るASEAN拠点における現実的なシステム構築の知見を、ローカルの文化や考え方とともに、具体的な現場のアプローチや実例を交えながら解説します。
また、特別ゲストとして、製造業のDX推進をサポートする合同会社アルファコンパス 代表 CEOである福本 勲氏をお招きし、ドイツ政府が提唱するインダストリー4.0から、日本の製造業が参考にできるポイントや生成AIなど最新テクノロジーの動きについて、ハノーバーメッセ2025の展示ショーケースの内容などを交えながらご講演いただきます。
セミナー終了後は、講演者を交えネットワーキングができる懇親会もご用意しております。「IT部門を戦略部門へと転換したい」「本社と拠点のギャップを埋めたい」そんな課題を抱える企業にとって、本セミナーは、明日からのアクションに直結するヒントが得られる場となるはずです。
皆様のご参加をお待ち申し上げております。
このような方にオススメ
- DX・IT関連部門にて海外拠点・工場のシステム運用/データ管理・分析をしている
- 各国のデータレイアウトがバラバラなどデータ整備の手作業に悩まされている
- 地域ごとにシステムが個別最適化されているが、グローバル全体のデータを一元管理し、製造プロセス全体を視野に入れたIT設計にしたい
開催概要
- 日 時:
2025年8月7日(木)
セミナー 15:30〜17:20(開場 15:00〜)
懇親会 17:30〜18:30 - 形 式:
リアル開催(オンライン配信はございません)
- 会 場:
- 対 象:
海外拠点を持つ製造業のシステム企画および情報システム部門等
- 定 員:
100名
- 参加費:
無料
- 主 催:
株式会社セゾンテクノロジー
登壇者
合同会社アルファコンパス
代表CEO
福本 勲 氏
「インダストリー4.0に見る製造業DXの勘所
- 生成AI活用やデータスペース構築の現在地」

現在、世界的にカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーといったサステナブルな取り組み、新型コロナや地政学リスクに対応するためのレジリエンスなサプライチェーンの実現などが求められています。ドイツがインダストリー4.0を発表し、14年が経過する中で、データスペース構築の動きも進んでいます。その現時点の動きや、生成AIなどの昨今の最新テクノロジー活用の動きなどについてハノーバーメッセ2025の展示ショーケースの内容などを交えながらお伝えします。あわせて、製造業におけるデータの重要性についてお話します。
Saison Technology International, Inc.(アメリカ拠点)
CEO
丸山 昌宏
「データが語る未来:
米国データ戦略から学ぶ、日本企業の変革」

データが企業価値創造の中核となる時代において、多くのアメリカ企業が経営層主導でデータ戦略を展開し、持続的な競争優位を確立しています。
一方、多くの日本企業は従来型の業務効率化に留まり、戦略的なデータ活用に大きな機会損失が生じています。
本セッションでは、アメリカ先進企業の変革事例と当社の取り組みを通じて、データドリブン経営への転換プロセスと組織変革のアプローチを20分で包括的に解説します。激変する競争環境を勝ち抜くための戦略的思考と具体的な変革指針をお示しします。
Saison Technology Singapore Pte. Ltd.(ASEAN拠点)
CEO
村上 弘明
「日系製造業: ASEANにおける今後3年間の
データ連携の課題」

ASEANでは約30年前に日系製造業の進出に伴い、日本から横展開されたシステムがツギハギで拡張され半マニュアル作業で運用されていることが現在も多くあります。 その一方で日本本社からは「2027年までにグローバル共通ERPの導入、DX推進、クラウド活用」の指令により、大きなITアーキテクチャ変革を迫られています。ITレベルや技術者が限られる中、ASEANにおける今後3年間のデータ連携の課題とそれに対応する具体的な現場のアプローチやソリューションについて、事例を交えてご紹介します。
株式会社セゾンテクノロジー
営業本部 事業企画統括部 統括部長
野間 英徳
「脱マスターメンテ!
グローバル製造業がインサイトをクイックに得る生成AIの活用とは?」

グローバル製造業において、海外グループ企業のデータも含めて分析をする際、マスター側が持っているカテゴリと分析したいカットが合わず、マスターデータの都度改修に課題を感じていませんか?そこでノーコードで複数データを統合し、生成AIにて分析する手法をご提案します。さらに生成AIを有益に活用するためにはSaaSとオンプレミスの自社データを組み合わせて使うことが最重要課題です。モダンデータスタックと呼ばれるオンプレミスのデータをクラウドベースのデータ分析基盤と連携することで、迅速な意思決定とデータ管理効率化を目指します。