インストール方法の選択
HULFT-WebFileTransferには、2種類のインストール方法があります。環境に合わせて選択してください。
(1) ファイルコピーによるインストール
ファイルコピーによるインストールは、すぐにHULFT-WebFileTransferを使用したいユーザを対象とした方法です。構成は以下のものに固定されますが、提供媒体からファイルをコピーするだけで環境を構築できます。
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Webサーバ/アプリケーションサーバ
Apache Tomcat
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データベース
PostgreSQL
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1台のマシンにWebサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバを構築
上記の構成は、HULFT-WebFileTransferの試用または評価や、テストまたは開発環境での利用を想定しています。
実際にHULFT-WebFileTransferを運用する場合は、「ファイルコピーによるインストール」で構築した環境ではなく、「WARファイルを使用したインストール」で構築した環境で運用をしてください。
ファイルコピーによるインストールは、動作環境に記載しているWindows系OS(64bit版 日本語環境)のみ対応しています。
(2) WARファイルを使用したインストール
WARファイルを使用したインストールは、Webアプリケーションの導入、運用経験があるユーザを対象とした方法です。Webサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバをユーザ環境に合わせて構築できますが、すべてユーザ自身で設定する必要があります。
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データベースの文字コードはUTF-8を設定してください。また、HULFT-WebFileTransferを正しく動作させるには、データ照合時に大文字/小文字、全角/半角、かな、アクセントなどを区別する設定を行ってください。
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データベースにSQL Serverを使用する場合、スナップショット分離オプションの設定を有効にする必要があります。そのため、HULFT-WebFileTransferが使用するデータベースに対して、READ_COMMITTED_SNAPSHOTオプションおよびALLOW_SNAPSHOT_ISOLATIONオプションを有効にしてください。
データベース名が「webftdb」の場合の例)
ALTER DATABASE webftdb SET ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATION ON;
ALTER DATABASE webftdb SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON;