注意点

(1) システム動作環境設定

Ver.1.5.0未満からバージョンアップを行うと、バージョンアップ前のシステム動作環境設定は共通項目と個別項目に分類され、システム動作環境設定ID“default”で登録されます。

システム動作環境設定の詳細は「HULFT-WebFileTransfer 管理ヘルプ」を参照してください。

(2) クライアント側のjarファイルの更新

提供媒体に格納されている次のファイルを、クライアント側で使用している機能に応じてHULFT-WebFileTransferのクライアント環境にコピー(上書き)してください。

表6.5 更新が必要なjarファイル一覧(クライアント側)

ファイル名

コピー元

コピー先

使用機能

hccommand.jar

提供媒体\TOOL\CMD

運用で使用していたファイルをそのまま上書き

コマンドクライアント※

hcupdate.jar

コマンドクライアントアップデート

hcgui.jar

提供媒体\TOOL\GUI
\hcgui\bin

GUIクライアント

:

クライアント環境のccommand.jarは、コマンドクライアントアップデート機能(hcupdate.jar)を使用してアップデートすることも可能です。

注意
  • コマンドクライアントを呼び出していたバッチファイルやシェルスクリプト、および設定ファイルはバージョンアップ前のものがそのまま利用できますが、Ver.1.4.0以降で追加されたコマンドを使用する場合は、設定ファイルを編集して新規項目を追加する必要があります。

  • hccommand.jarは、レベルアップまたはバージョンアップ時に必ず更新してください。

  • hcupdate.jar、hcgui.jarは、バージョンアップ時に必ず更新してください。レベルアップ時の更新は任意ですが更新することをお勧めします。

コマンドクライアントおよびGUIクライアントの詳細は、「HULFT-WebFileTransfer 操作ヘルプ」を参照してください。

(3) 一括登録用のXMLファイル

Ver.1.4.0以降では、管理情報のインポートとエクスポートにCSVファイルを使用します。バージョンアップ前の環境で、管理画面からユーザ情報、権限グループ情報、フォルダ構成、フォルダイベントを一括登録するために使用したXMLファイルは、Ver.1.4.0以降では使用できません。

必要な情報は、バージョンアップ前にインポートしておいてください。

= 備考 =

XML登録(ImportXML)APIはVer.1.4.0でも使用可能ですが、非推奨APIとなっています。