フォルダイベント情報設定
フォルダイベント情報を設定します。フォルダイベントは任意のフォルダに紐づけて管理されます。
(1) 必要な権限
RegisterFolderEvent APIを使用するには以下の権限が必要です。
-
システム管理の更新権限
管理対象種別による違いは以下のとおりです。
- システム全体
-
任意のフォルダイベントを設定可能
- グループ単位
-
hulft_flag(HULFT連携可否)とapp_flag(アプリ連携可否)を“false”にしたフォルダイベントのみ設定可能
上記権限に加えて、リクエストで指定したオブジェクトに対するアクセス権が必要です。
(2) リクエストURL
http(s)://Domain:xxxx/コンテキスト名/RegisterFolderEvent
(3) リクエストインタフェース
項目名 |
説明 |
文字 |
省略 |
省略値 |
||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
folder_event_id |
フォルダイベントID 登録するフォルダイベントIDを32バイト以内で指定します。 |
半角 |
× |
|
||||||||
enabled_flag |
使用可能フラグ フォルダイベントの有効/無効を指定します。falseを指定すると、フォルダイベントを一時的に停止する(起動しない)ことができます。
|
半角 |
○ |
false |
||||||||
group_id |
グループID (*1) フォルダイベントの対象ユーザのグループIDを32バイト以内で指定します。 カンマ区切りによる複数指定可。ただし、group_idを複数指定した場合は、user_idの指定不可。 |
半角 |
○ |
ブランク |
||||||||
user_id |
ユーザID (*1) フォルダイベントの対象ユーザのユーザIDを32バイト以内で指定します。 カンマ区切りによる複数指定可。ただし、user_idを複数指定した場合は、group_idは単一指定のみ可。 |
半角 |
○ |
ブランク |
||||||||
object_id |
オブジェクトID フォルダイベントを登録するフォルダのオブジェクトIDを16バイトで指定します。 |
半角 |
× |
|
||||||||
load_type |
転送種別 フォルダイベントの種別を指定します。
|
半角 |
○ |
0 |
||||||||
event_filter |
適用条件 フォルダイベントを適用する条件を指定します。
|
半角 |
○ |
0 |
||||||||
event_trigger |
発生条件 フォルダイベントの発生条件を指定します。
|
半角 |
○ |
0 |
||||||||
file_name_trigger |
トリガファイル名 フォルダイベントの実行対象のファイル名(HULFT-WebFileTransfer上の登録名)を255バイト以内で指定します。 完全一致に加え、「*」(アスタリスク)を使用した前方一致、後方一致の指定が可能です。 |
文字 |
○ |
ブランク |
||||||||
event_sync_flag |
イベント同期フラグ
|
半角 |
○ |
false |
||||||||
schedule_flag |
スケジュール実行可否 フォルダイベントをスケジュール実行するかどうかを指定します。
|
半角 |
○ |
false |
||||||||
mail_flag |
メール連携可否 メール連携を実行するかどうかを指定します。
|
半角 |
○ |
false |
||||||||
hulft_flag |
HULFT連携可否 HULFT連携を実行するかどうかを指定します。
|
半角 |
○ |
false |
||||||||
app_flag |
アプリ連携可否 アプリ連携を実行するかどうかを指定します。
|
半角 |
○ |
false |
||||||||
move_flag |
オブジェクト移動可否 フォルダ移動を実行するかどうかを指定します。
|
半角 |
○ |
false |
||||||||
comment |
コメント コメントを255バイト以内で指定します。 |
混在 |
○ |
ブランク |
||||||||
event_start_date |
イベント適用開始日 フォルダイベントをスケジュール実行する場合の適用開始日を指定します。 YYYYMMDD形式。 |
半角 |
○ |
load_typeが3の場合は必須 |
||||||||
execute_time |
イベント実行時刻 フォルダイベントをスケジュール実行する場合の実行時刻を指定します。 HHMMSS形式。 |
半角 |
○ |
load_typeが3の場合は必須 |
||||||||
iteration_flag |
繰り返しフラグ フォルダイベントをスケジュール実行する場合の繰り返し条件を指定します。
|
半角 |
○ |
false |
||||||||
mon_flag |
イベント発生日(月曜日) フォルダイベントをスケジュール実行する場合の曜日指定。
|
半角 |
○ |
false |
||||||||
tue_flag |
イベント発生日(火曜日) フォルダイベントをスケジュール実行する場合の曜日指定。
|
半角 |
○ |
false |
||||||||
wed_flag |
イベント発生日(水曜日) フォルダイベントをスケジュール実行する場合の曜日指定。
|
半角 |
○ |
false |
||||||||
thu_flag |
イベント発生日(木曜日) フォルダイベントをスケジュール実行する場合の曜日指定。
|
半角 |
○ |
false |
||||||||
fri_flag |
イベント発生日(金曜日) フォルダイベントをスケジュール実行する場合の曜日指定。
|
半角 |
○ |
false |
||||||||
sat_flag |
イベント発生日(土曜日) フォルダイベントをスケジュール実行する場合の曜日指定。
|
半角 |
○ |
false |
||||||||
sun_flag |
イベント発生日(日曜日) フォルダイベントをスケジュール実行する場合の曜日指定。
|
半角 |
○ |
false |
||||||||
mail_to |
宛先to メールの宛先を1件あたり255バイト以内で指定します。 カンマ区切りによる複数指定可。 例)a@z,b@z,c@z |
半角 |
○ |
mail_flagがtrueの場合は必須 |
||||||||
mail_cc |
宛先cc メールの宛先ccを1件あたり255バイト以内で指定します。 カンマ区切りによる複数指定可。 例)a@z,b@z,c@z |
半角 |
○ |
ブランク |
||||||||
mail_bcc |
宛先bcc メールの宛先bccを1件あたり255バイト以内で指定します。 カンマ区切りによる複数指定可。 例)a@z,b@z,c@z |
半角 |
○ |
ブランク |
||||||||
subject |
タイトル メールのタイトルを512バイト以内で指定します。 |
混在 |
○ |
ブランク |
||||||||
message |
本文 メールの本文を3328バイト以内で指定します。 |
混在 |
○ |
ブランク |
||||||||
mail_precondition |
メール連携前提条件 メール連携実行の前提となるイベントを指定します。
|
半角 |
○ |
0 |
||||||||
type |
配信、集信種別 HULFT連携する場合のHULFTの配信、集信の種別を指定します。
|
半角 |
○ |
hulft_flagがtrueの場合は必須 |
||||||||
file_id |
ファイルID HULFTのファイルIDを指定します。HULFTのVer.8.0以降と連携している場合には50バイト以内で、それより前のバージョンと連携している場合には8バイト以内で指定します。 |
半角 |
○ |
hulft_flagがtrueの場合は必須 |
||||||||
sync_flag |
同期転送要求 HULFT連携する場合に、同期転送を行うか非同期転送を行うかを指定します。
|
半角 |
○ |
true |
||||||||
wait_time |
同期転送待ち時間 同期転送でタイムアウトするまでの待ち時間を指定します。 設定範囲:10~259200(単位:秒) |
半角 |
○ |
259200 (sync_flagがtrueの場合のみ有効) |
||||||||
hulft_rcv_registration_type |
HULFT集信連携ファイル登録種別 フォルダイベントの登録先フォルダに集信ファイルと同名のファイルがあった場合の動作
|
半角 |
○ |
0 |
||||||||
message0 |
メッセージ0 HULFTのメッセージ0を50バイト以内で指定します。 |
混在 |
○ |
ブランク |
||||||||
messagel0 |
拡張メッセージ0 HULFTの拡張メッセージ0を200バイト以内で指定します。 |
混在 |
○ |
ブランク |
||||||||
messagel1 |
拡張メッセージ1 HULFTの拡張メッセージ1を200バイト以内で指定します。 |
混在 |
○ |
ブランク |
||||||||
hulft_precondition |
HULFT連携前提条件 HULFT連携実行の前提となるイベントを指定します。
|
半角 |
○ |
0 |
||||||||
download_limit |
ダウンロード回数 フォルダイベントで外部からファイルを取得する場合のダウンロード回数を指定します。 設定範囲:-1、1~9999(単位:回) |
半角 |
○ |
-1(保存期限まで有効) |
||||||||
save_limit |
保存期限 フォルダイベントで外部からファイルを取得する場合の保存期限を指定します。 設定範囲:1~99999(単位:日) |
半角 |
○ |
プロパティファイル (env.properties)のfileupload.default.savelimitに従う |
||||||||
command1 |
コマンド1(*2) アプリ連携のコマンドを1024バイト以内で指定します。 |
混在 |
○ |
app_flagがtrueの場合は必須 |
||||||||
command2 |
コマンド2(*2) アプリ連携のコマンドを1024バイト以内で指定します。 |
混在 |
○ |
ブランク |
||||||||
command3 |
コマンド3(*2) アプリ連携のコマンドを1024バイト以内で指定します。 |
混在 |
○ |
ブランク |
||||||||
app_precondition |
アプリ連携前提条件 アプリ連携実行の前提となるイベントを指定します。
|
半角 |
○ |
0 |
||||||||
target_upload_flag |
ターゲットアップロードフラグ アプリ連携が正常終了した場合に、ターゲットファイルの上書きアップロードを実行するかを指定します。
|
半角 |
○ |
false |
||||||||
move_to |
移動先オブジェクトID ファイルの移動先のオブジェクトIDを16バイトで指定します。 |
半角 |
○ |
move_flagがtrueの場合は必須 |
||||||||
move_registration_type |
移動連携ファイル登録種別 移動先フォルダに移動対象ファイルと同名のファイルがあった場合の動作
|
半角 |
○ |
0 |
||||||||
move_precondition |
フォルダ移動前提条件 フォルダ移動実行の前提となるイベントを指定します。
|
半角 |
○ |
0 |
||||||||
target_file |
ターゲットファイル 連携先のイベントで使用するファイルを255バイト以内で指定します。 連携先のイベントに転送対象ファイルが引き継がれない場合、この指定が使用されます。 |
半角 |
○ |
ブランク |
*1 |
: |
「system_service」、「everyone」、「unknown」以外の値を指定します。 |
*2 |
: |
プロパティファイル(env.properties)のfolderevent.app.command.pathにパスが設定されている場合、そのパスからの相対パスを指定します。設定されていない場合はフルパスを指定します。 |
パラメータの相関関係について
load_type(転送種別)、event_filter(適用条件)、event_trigger(発生条件)の指定可能な組み合わせ、およびevent_sync_flag(イベント同期フラグ)の設定値の関係は以下のようになります。
load_type |
event_filter |
event_trigger |
||
---|---|---|---|---|
0 |
1 |
2 |
||
0、1 |
0 |
○ |
F |
× |
1 |
○ |
× |
× |
|
2 |
T |
× |
× |
|
3 |
|
× |
× |
F |
○ |
: |
load_type、event_filter、event_triggerの指定可能な組み合わせ |
T |
: |
load_type、event_filter、event_triggerの指定可能な組み合わせ |
F |
: |
load_type、event_filter、event_triggerの指定可能な組み合わせ |
× |
: |
load_type、event_filter、event_triggerの指定不可の組み合わせ(指定するとエラー) |
load_type(転送種別)、event_filter(適用条件)、event_trigger(発生条件)、および実行されるイベントとtarget_file(ターゲットファイル)の関係は以下のようになります。
load_type |
event_filter |
event_trigger |
HULFT連携 |
HULFT連携 |
アプリ |
メール |
フォルダ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 |
0 |
0 |
□ |
◎ |
□ |
□ |
□ |
1 |
◎ |
◎ |
○ |
○ |
○ |
||
1 |
0 |
× |
× |
― |
― |
× |
|
2 |
0 |
▼ |
× |
▼ |
× |
× |
|
1 |
0 |
0 |
□ |
◎ |
□ |
□ |
□ |
1 |
◎ |
◎ |
○ |
○ |
○ |
||
1 |
0 |
× |
× |
― |
― |
× |
|
2 |
0 |
× |
▼ |
▼ |
× |
× |
|
3 |
|
2 |
◎ |
◎ |
○ |
○ |
○ |
◎ |
: |
target_fileの指定が必須 |
○ |
: |
target_fileの指定が可能(省略可)
|
□ |
: |
target_fileは引き継がれない(転送ファイルが引き継がれる) |
▼ |
: |
target_fileは指定不可(転送ファイルが引き継がれる) |
― |
: |
ファイルは引き継がれない
|
× |
: |
load_type、event_filter、event_triggerをこの組み合わせで設定した場合、当該イベントを実行する設定にするとエラー |
file_name_trigger(トリガファイル名)はevent_trigger(発生条件)が“0”(指定したユーザが転送するたび)の場合のみ指定可能です。“1”(指定したユーザが全員転送した後)および“2”(スケジュール設定)の場合に指定するとエラーになります。
少なくとも1つのイベントを設定する必要があります。以下がすべて“false”(実行しない)の場合はエラーになります。
-
mail_flag(メール連携可否)
-
hulft_flag(HULFT連携可否)
-
app_flag(アプリ連携可否)
-
move_flag(オブジェクト移動可否)
load_type(転送種別)とschedule_flag(スケジュール実行可否)の設定値の関係は以下のようになります。
load_type |
schedule_flag |
|
---|---|---|
true |
false |
|
0 |
× |
○ |
1 |
× |
○ |
3 |
○ |
× |
○ |
: |
指定可能な組み合わせ |
× |
: |
指定不可の組み合わせ(指定するとエラー) |
load_type(転送種別)が“3”(スケジュールイベント)の場合、event_start_date(イベント適用開始日)とexecute_time(イベント実行時刻)はAPIの実行日時より前の日時が指定されているとエラーになります。
command1(コマンド1)、command2(コマンド2)、command3(コマンド3)が以下のHULFT-WebFileTransfer置換文字で始まる場合はエラーになります。
-
$TARGET
-
$PATH
-
$FILE
-
$DATE
-
$TIME
-
$USER
-
$GROUP
-
$OPTION1
-
$OPTION2
-
$OPTION3
-
$COMMENT
-
$USERID
-
$GROUPID
-
$OPERATIONID
-
$OBJECTID
(4) レスポンスインタフェース
項目名 |
説明 |
備考 |
---|---|---|
folder_event_id |
フォルダイベントID 正常に登録したフォルダイベントIDが返却されます。 |
|