ファイルのアップロード

ファイルのアップロードの手順を以下に示します。

= 備考 =

図には、APIのリクエストインタフェースとレスポンスインタフェースのうち、説明で使用している項目のみ記載しています。

図3.3 アップロードの手順

1) Transact APIをbeginコマンドで呼び出します。session_validationには前回リクエスト時のレスポンスデータから取得したsession_validationの値を設定します。
parent_object_idにはGetObjectPath APIのレスポンスデータ等から取得した、アップロード先のフォルダのobject_idの値を設定します。nameにはアップロードするファイルのファイル名(HULFT-WebFileTransfer上での登録名)を設定します。

= 備考 =

既存のファイルに上書きアップロードする場合は、parent_object_idとnameの代わりに、object_idにGetObjectPath APIのレスポンスデータ等から取得した、上書き対象のファイルのobject_idを設定します。

2) Transact APIのレスポンスデータからreturn_codeを取得します。
処理が正常に行われた場合「0」が返却されます。

3) 処理が正常に行われた場合、レスポンスデータからsession_validationおよびoperation_idを取得します。

4) UploadObject APIを呼び出します。session_validation、operation_idには3) で取得した値を設定します。uploadにアップロードするファイルの実体を設定します。

= 備考 =

データ検証を行う必要がある場合は、data_check_valueにデータ検証値を設定します。データ検証値は、ファイルデータをSHA-256で演算したハッシュ値です。

5) UploadObject APIのレスポンスデータからreturn_codeを取得します。
処理が正常に行われた場合「0」が返却されます。

6) レスポンスデータからsession_validationおよびoperation_idを取得します。

7) Transact APIをcommitコマンドで呼び出します。session_validation、operation_idには6) で取得した値を設定します。

8) Transact APIのレスポンスデータからreturn_codeを取得します。
処理が正常に行われた場合「0」が返却されます。

9) 処理が正常に行われた場合、レスポンスデータからsession_validationを取得し、次のリクエストに備えます。

注意

UploadObject APIの呼び出し以降にエラーを検出した場合はロールバックする必要があります。

  • 5) でエラーを検出した場合は、7) のTransact APIをrollbackコマンドで呼び出します。

  • 8) でエラーを検出した場合は、Transact APIをrollbackコマンドで呼び出します。