フォルダ情報

フォルダ情報をインポート/エクスポートする際のCSVファイルの形式は以下のとおりです。

(1) 項目一覧

表C.6 フォルダ情報をインポート/エクスポートする際のCSVファイル形式

ヘッダ

設定項目

設定値

省略値(*1)

Address

オブジェクトパス

1024バイト以内の文字

Users Allowed Access

アクセス可能なユーザ

半角

Comment

コメント

255バイト以内の文字

ブランク

Option1

オプション1

255バイト以内の文字

ブランク

Option2

オプション2

255バイト以内の文字

ブランク

Option3

オプション3

255バイト以内の文字

ブランク

File Naming Rule

ファイル名規則

263バイト以内の文字

ブランク

*1

:

省略値が「―」となっているのは必須項目です。

(2) 各項目の説明

オブジェクトパス

登録するフォルダのHULFT-WebFileTransfer上のパス(必須)

フォルダ登録画面の「パス情報」と「フォルダ名」を連結したものになります。

1024バイト以内で指定します。

「パス情報」に相当する部分は、すでに登録されているか、CSVファイルに記述されている必要があります。「パス情報」に相当する部分がCSVファイル上で後に記述されていてもかまいません。

例)HULFT-WebFileTransfer上にフォルダ「/a」だけが登録されている場合:

"a/b",.......

「/a」は登録済みなのでOK

"a/b/c",....

前の行で「a/b」を記述しているのでOK

"1/2",.......

最後の行で「1」を記述しているのでOK

"x/y",.......

「/x」は登録されていないのでエラー

"1",..........

ルートフォルダなのでOK

アクセス可能なユーザ

フォルダにアクセス可能なユーザ(必須)

「グループID」または「グループID:ユーザID1/ユーザID2/…」の形で、「;」で区切って指定します。

例)グループ「g」の全員と、グループ「h」のユーザ「u」「v」、グループ「i」のユーザ「w」を指定する場合:

"g; h: u/ v; i:w"

コメント

補足情報としてフォルダに関するコメント(省略時:ブランク)

255バイト以内で指定します。

オプション1
オプション2
オプション3

フォルダに紐付けられる付加情報(省略時:ブランク)

それぞれ255バイト以内で指定します。

ファイル名規則

フォルダに設定するファイル名規則(省略時:ブランク)

「ファイル名規則の有効化:ファイル名規則:ファイル名規則タイプ」の形で、「:」で区切って指定します。

  • ファイル名規則の有効化

    “True”または“False”で指定します。

    True

    : 有効

    False

    : 無効

  • ファイル名規則

    登録するファイル名規則を255バイト以内で指定します。指定した値の前後にスペースを含む場合、スペースは削除して登録されます。

    “|”で区切ることで複数のファイル名規則を指定できます。

    次に示す禁則文字は指定できません。

    /、\、:、*、?、"、<、>、,

  • ファイル名規則タイプ

    適用するファイル名規則タイプを"0","1","2"または"3"で指定します。

    0

    : 指定した値で始まる

    1

    : 指定した値で終わる

    2

    : 指定した値を含む

    3

    : 指定した値に等しい

例)ファイル名規則として「注文書」で始まるファイル名を登録する場合

"True:注文書:0"

(3) 注意点

標準提供のブラウザインタフェースでは、「アクセス可能なユーザ」はグループ単位で参照、更新されます。

「アクセス可能なユーザ」をユーザ単位で指定したデータをインポートしても、フォルダ編集画面ではグループの全員がアクセス可能なように表示されます。そのまま[OK]をクリックして更新すると、グループ全員がアクセス可能になってしまうので、注意してください。

Web APIやコマンドクライアントを直接使用せず、ブラウザなどから画面操作で「アクセス可能なユーザ」をユーザ単位で参照、更新するユーザインタフェースが必要な場合は、HULFT-WebFileTransferのWeb APIを利用したカスタムクライアントを開発、導入する必要があります。

フォルダ情報に紐付けられた以下の管理情報があらかじめ登録されている必要があります。

  • 「アクセス可能なユーザ」に指定したグループIDを持つグループ情報

  • 「アクセス可能なユーザ」をユーザ単位で指定した場合、指定したユーザ ID を持つユーザ情報