アカウントの最適化

異動や退職を理由に正当な使用者のいないユーザID(アカウント)が放置され、システムリソースの圧迫や不正利用を生むケースがあります。HULFT-WebFileTransferではアカウント最適化によって、未使用のユーザIDを自動でロックアウト(無効化)することができます。これにより予期しないユーザによる不正利用を未然に防止することができ、サーバ環境のセキュリティ確保に役立てることができます。

(1) アカウント最適化のための設定項目

システム管理画面の[システム動作環境設定]タブで[ログイン設定]セクションを選択し、以下の項目を設定します。

表2.15 アカウント最適化のための設定項目

設定項目

設定内容

ユーザIDの有効期限

ユーザIDの有効期限日数

「ユーザIDの有効期限」は、ログインしていないユーザのユーザIDを有効に保つ日数です。ユーザが最後にログインしてから指定した日数が経過した後でログインすると、最適化処理が行われ、当該ユーザIDはロックアウトされます。

ユーザIDがロックアウトされた場合、システム管理画面の[ユーザ管理]タブの一覧で、「状態」に“ロックアウト”と表示されます。

図2.17 ユーザIDの有効期限

(2) ロックアウト状態の解除

システム管理の更新権限を持つユーザは、システム管理画面の[ユーザ管理]タブからユーザのロックアウト状態を解除することができます。

ユーザ情報の変更に関する詳細は「HULFT-WebFileTransfer 操作ヘルプ」を参照してください。

注意

「ユーザIDの有効期限」が過ぎてロックアウトされた場合、「ロックアウト期間」の設定日数が過ぎてもロックアウトは解除されません。
「ユーザIDの有効期限」と「ロックアウト期間」の詳細は、「システム動作環境設定」を参照してください。