ファイル転送とフォルダイベントの同期または非同期

(1) ファイル転送とフォルダイベントを非同期で実行する

ファイル転送とフォルダイベントを非同期に実行するためには、フォルダイベントの条件設定で「フォルダイベントの実行結果とファイルの転送結果を同期する」のチェックを外します。

この場合、サーバはファイル転送が完了した時点でクライアントにレスポンスを返却します。フォルダイベントでエラーが発生しても、ファイル転送が正常終了していればアップロードまたはダウンロードは正常終了になります。

転送履歴の終了日と終了時刻は、アップロードまたはダウンロードが終了した日時になります。

(2) ファイル転送とフォルダイベントを同期で実行する

ファイル転送とフォルダイベントを同期して実行するためには、フォルダイベントの条件設定で「フォルダイベントの実行結果とファイルの転送結果を同期する」をチェックします。

この場合、サーバはファイル転送完了後にフォルダイベントを実施し、イベントが完了してからクライアントにレスポンスを返却します。フォルダイベントでエラーが発生すると、アップロードまたはダウンロードもエラー終了になります。

転送履歴の終了日と終了時刻は、登録されたイベントがすべて完了した日時になります。

注意
  • 転送前フォルダイベントは必ず同期して実行されます。転送前フォルダイベントが完了した後でファイル転送が行われます。
    転送前フォルダイベントでエラーが発生した場合、ファイル転送は行われず、転送履歴も出力されません。ただし転送前フォルダイベントの開始日時や完了コードはフォルダイベント履歴に出力されます。

  • 標準提供のブラウザインタフェースで複数ファイルを指定してアップロードを行う際、およびGUIクライアントで複数ファイルを指定してアップロードまたはダウンロードを行う際、転送結果と同期するフォルダイベントが設定されていた場合は、指定されたファイルの転送結果ごとにフォルダイベントが実行されます。転送と同期するフォルダイベントが失敗すると、そのフォルダイベントが指定されているファイルの転送がエラーとなりますが、アップロード時に同時に複数指定された他のファイルの転送はこの結果の影響を受けません。