コマンドクライアントのアップデート
Ver.1.4.0までは、コマンドクライアントのレベルアップ時には手動でコマンドクライアントをコピー&ペーストして、HULFT-WebFileTransfer(サーバ)のバージョンに合わせる必要がありました。
Ver.1.5.0からはコマンドクライアントアップデートを呼び出すことで、 HULFT-WebFileTransfer(サーバ)が対応するコマンドクライアントのバージョンに更新することが可能になりました。
コマンドクライアントを新規導入する場合でも、コマンドクライアントアップデートを使用してHULFT-WebFileTransfer(サーバ)からコマンドクライアントをダウンロードすることができます。
アップデート処理の流れを下図で説明します。

図2.26 ファイルアップロードの処理の流れ
1) コマンドクライアントアップデートを呼び出すと、クライアントは設定ファイルを参照してHULFT-WebFileTransfer(サーバ)にログイン要求を行い、 HULFT-WebFileTransfer(サーバ)はログイン結果を通知します。
2) クライアントはHULFT-WebFileTransfer(サーバ)にあるコマンドクライアントの検証値を要求し、HULFT-WebFileTransfer(サーバ)は要求された検証値をクライアントに通知します。
HULFT-WebFileTransfer(サーバ)にあるコマンドクライアントのパスはプロパティファイル(env.properties)で設定します。詳細は「プロパティファイル」を参照してください。
3) クライアント側に導入されているコマンドクライアントの検証値とサーバ側に格納されているコマンドクライアントの検証値を比較します。
- 【検証値が一致している場合】…コマンドクライアントのアップデートは不要
-
5) 4) で自動更新が指定されていた場合、クライアントはそのままHULFT-WebFileTransfer(サーバ)からログアウトします。
6) 4) で自動更新が指定されていなかった場合、クライアントは「一致メッセージ」を表示します。
- 【検証値が一致していない場合】…コマンドクライアントのアップデートが必要
-
9) 8) で自動更新が指定されていた場合、クライアントはHULFT-WebFileTransfer(サーバ)からコマンドクライアントをダウンロードし 、上書き保存してHULFT-WebFileTransfer(サーバ)からログアウトします。
10) 8) で自動更新が指定されていなかった場合、クライアントは「更新確認メッセージ」を表示します。
11) 「更新確認メッセージ」で「n」(更新しない)を選択すると、クライアントはHULFT-WebFileTransfer(サーバ)からログアウトします。
13) 12) の上書き保存が終了すると、クライアントは「終了メッセージ」を表示しHULFT-WebFileTransfer(サーバ)からログアウトします。