共通項目
(1) ネットワーク設定
共通項目の「ネットワーク設定」では、SSL通信の適用や、転送時データ検証を設定することにより、ネットワークのセキュリティの向上を図ることができます。
設定項目 |
設定内容 |
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SSL通信の適用 |
SSL通信の設定
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転送時データ検証の設定 |
ファイル転送時のデータ検証の設定
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共通イベントの実行選択 |
実行する共通イベントの設定
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「SSL通信の適用」で“適用する”を選択して[保存]ボタンをクリックすると、それ以降はSSL通信でのリクエスト以外はエラーになります。SSL通信が利用できる環境であることを確認したうえで設定を変更してください。
SSL通信に関する注意事項については「SSL通信について」を参照してください。
(2) ファイル/DB設定
共通項目の「ファイル/DB設定」ではファイルの保存設定をすることで以下の効果が期待できます。
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データを暗号化して保存することで、悪意の第三者によるデータの閲覧を防止することができます。
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操作ログの出力選択で操作ログの出力を設定することで、不正発覚時の追跡調査に役立てることができます。
設定項目 |
設定内容 |
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ファイルの保存設定 |
HULFT-WebFileTransferのサーバ上にファイルを保存する際の暗号化の設定
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ファイル保存先 |
HULFT-WebFileTransfer上のファイルの保存先
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ファイル最大サイズ |
HULFT-WebFileTransferのシステム全体で転送できる1ファイルあたりの最大サイズ(単位:バイト) 設定値:102400~107374182400 初期値:104857600 |
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操作ログの出力選択 |
出力する操作ログの設定
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*1 |
: |
ファイルはプロパティファイル(env.properties)のキー“file.storage.path”で指定した保存先ディレクトリに保存されます。プロパティファイル(env.properties)については「プロパティファイル」を参照してください。 |
(3) クォータ設定
共通項目の「クォータ設定」では、クォータ設定のシステムの警告値と上限値、およびクォータ管理メールの設定を行います。
設定項目 |
設定内容 |
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クォータ設定(警告値) |
クォータ設定のシステムの警告値(単位:GB) 設定値:0, 1~999999(0は無制限) 初期値:0 |
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メール通知する |
システムまたはグループの警告値を超えたときのクォータ管理メールの設定
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クォータ設定(上限値) |
クォータ設定のシステムの上限値(単位:GB) 設定値:0, 1~999999(0 は無制限) 初期値:0 |
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メール通知する |
システムまたはグループの上限値を超えたときのクォータ管理メールの設定
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宛先 |
クォータ管理メールの宛先 1件あたり255バイト以内で指定します。 「メール通知する」をチェックした場合は省略できません。 初期値:ブランク |
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件名 |
クォータ管理メールの件名 512バイト以内で指定します。 初期値:ブランク |
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本文 |
クォータ管理メールの本文 2048バイト以内で指定します。 初期値:ブランク |
メールの送信者やメールサーバの情報は、「メール設定」と共通です。
クォータ管理メールの件名、本文に以下のHULFT-WebFileTransfer置換文字を記述しておくと、クォータ超過時の情報に置換されて送信されます。画面上のボタンをクリックすると、件名、本文のカーソル位置にHULFT-WebFileTransfer置換文字列を挿入できます。
ボタン |
置換文字 |
説明 |
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GRPVOL |
$GRPVOL |
ファイルをアップロードしたユーザが所属するグループのファイルサイズの総量 例)524,288,000Byte |
GRPWARN |
$GRPWARN |
ファイルをアップロードしたユーザが所属するグループの「クォータ設定(警告値)」 例)500MB(524,288,000Byte) |
GRPLIMIT |
$GRPLIMIT |
ファイルをアップロードしたユーザが所属するグループの「クォータ設定(上限値)」 例)10,000MB(10,485,760,000Byte) |
SYSVOL |
$SYSVOL |
HULFT-WebFileTransferシステムのファイルサイズの総量 例)536,870,912,000Byte |
SYSWARN |
$SYSWARN |
システム動作環境設定の「クォータ設定(警告値)」 例)100GB(107,374,182,400Byte) |
SYSLIMIT |
$SYSLIMIT |
システム動作環境設定の「クォータ設定(上限値)」 例)500GB(536,870,912,000Byte) |
GROUP |
$GROUP |
ファイルをアップロードしたユーザの所属するグループIDと所属 例)sample_group(サンプルグループ) |
USER |
$USER |
ファイルをアップロードしたユーザのIDと表示名 例)sample_user(サンプルユーザ) |
SIZE |
$SIZE |
アップロードしたファイルのサイズ 例)1MB(1,048,576Byte) |
共通項目の「メール設定」ではHULFT-WebFileTransferがメール送信をする際の各種設定を行います。
設定項目 |
設定内容 |
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メールアカウント名 |
HULFT-WebFileTransferがメール送信を行う際のアカウント名 255 バイト以内で指定します。 初期値:ブランク |
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送信者名 |
メールの送信者に表示する名前 255バイト以内で指定します。 初期値:ブランク(送信者名にメールアカウント名が表示される) |
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メール返信先 |
メールの返信先 メールヘッダの「reply-to」に設定されます。 255バイト以内で指定します。 初期値:ブランク |
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エラーメール転送先 |
エラーメールの転送先 メールヘッダの「errors-to」に設定されます。 255バイト以内で指定します。 初期値:ブランク |
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メールサーバホスト名 |
メールサーバのホスト名 255バイト以内で指定します。 初期値:ブランク |
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SMTPポート番号 |
SMTPのポート番号 設定値:1~65535 初期値:25 (「SMTPSで接続する」をチェックした場合は465) |
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SMTPSで接続する |
メール送信時にSMTPSで接続するかの設定
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SMTPユーザ名 |
SMTP認証を行う場合のユーザ名 255バイト以内で指定します。 初期値:ブランク SMTPユーザ名を省略した場合、SMTP認証を行いません。 |
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SMTPパスワード |
SMTP認証を行う場合のパスワード 255バイト以内で指定します。 初期値:ブランク |
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ドメイン名 |
ドメイン名 255バイト以内で指定します。 初期値:ブランク |
フォルダイベントなどでメール連携機能を使用する場合は必ず設定してください。
また、以下の項目はユーザ情報を登録または修正したときに送信されるお知らせメールで使用されます。
設定項目 |
設定内容 |
件名 |
お知らせメールの件名 512バイト以内で指定します。 初期値:ブランク |
本文 |
お知らせメールの本文 2048バイト以内で指定します。 初期値:ブランク |
メールの件名、本文に以下のHULFT-WebFileTransfer置換文字を記述しておくと、送信時の情報に置換されて送信されます。画面上のボタンをクリックすると、件名、本文のカーソル位置にHULFT-WebFileTransfer置換文字を挿入できます。
ボタン |
置換文字 |
説明 |
GROUP |
$GROUP |
登録したユーザの所属するグループIDと所属 例)group_sample(サンプルグループ) |
USER |
$USER |
登録したユーザのID と表示名 例)sample_user(サンプルユーザ) |
PASSWD |
$PASSWD |
登録したユーザのパスワード 例)sample12345 |
(5) その他の設定
共通項目の「その他の設定」では、イベントタイムアウトの設定や一覧画面での表示件数の設定等を行います。
設定項目 |
設定内容 |
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一覧表示件数 |
一覧表示画面での表示件数を設定 設定値:10~999 初期値:30 |
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イベントタイムアウト |
フォルダイベントのアプリ連携で実行したコマンドがタイムアウトになる時間を設定(単位: 秒) 設定値:10~3600 初期値:300 |
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拡張オプション |
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フォルダイベント及び共通イベントで拡張オプションを置換文字として利用する |
フォルダイベントのアプリ連携とメール連携、および共通イベントで、Web APIの拡張オプションを置換文字として使用するかどうかの設定(*1)
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*1 |
: |
Web APIの拡張オプションについては、「HULFT-WebFileTransfer Web API 説明書」を参照してください。 |
フォルダイベントおよび共通イベントで拡張オプションを置換文字として使用する場合は、セキュリティ侵害リスクを考慮した上で、指定内容、適用範囲をご検討ください。