IPフィルタとは
HULFT-WebConnectでは、IPアドレスによって HULFT-WebConnectへの接続制限を行うことができます。これを「IPフィルタ」といいます。
たとえば、コネクションIDに対してIPフィルタを適用すると、同じコネクションIDを使用した接続でも、HULFT-WebConnectとの接続を許可されたIPアドレスからの接続以外は却下されます。これにより、意図しないIPアドレスからの接続を制限できるため、セキュリティ強化に有効です。
IPフィルタを適用する対象は、次の表に示すとおり、HULFT-WebConnectの運用パターンによって異なります。
運用パターン |
対象 |
説明 |
---|---|---|
Agentを使用したファイル転送 |
コネクションID |
Agentの起動時およびファイル転送時、HULFT-WebConnectとの接続に対して制限を行います。 |
Data Transfer API/CLIを使用したファイル転送 |
コネクションID |
ファイル転送時、HULFT-WebConnectとの接続に対して制限を行います。 |
Data Transfer Siteを使用したファイル転送(ブラウザ転送) |
アカウントID |
該当するアカウントIDによるData Transfer Siteへのログインに対して、接続制限を行います。(*1) |
D-Clientを使用したファイル転送 |
アカウントID |
該当するアカウントIDによるD-Clientへのログインに対して、接続制限を行います。(*2) |
アカウントのパスワード変更 |
アカウントID |
該当するアカウントID宛のパスワード設定メールに記載されているパスワード再設定用のURLを使用してパスワードを変更する際に、接続制限を行います。 |
*1 |
: |
ログイン時の接続制限のみ適用されます。ログイン後、実行する転送設定に定義されたコネクションIDのIPフィルタは適用されません。 |
*2 |
: |
ログイン時の接続制限にのみ適用されます。ログイン後、D-Client 設定に定義されたコネクションIDのIPフィルタは適用されません。 |