制限事項

D-Client利用者が使用するD-Clientは、通常のHULFTとは異なり利用できる機能に以下の制限があります。

Agentを使用した転送に関する制限事項は、「Agent ガイド」を参照してください。

  • D-Client利用者は、HULFT-WebConnectを経由した契約元のHULFTとだけファイル転送を行えます。

    D-Client利用者同士でのファイル転送は行えません。

  • 転送タイプは、テキスト転送およびバイナリ転送です。

  • コード変換は、標準変換機能をサポートしています。外字の使用およびコードセットの指定はサポートしていません。

  • D-Client起動中は、以下のコマンドが使用できます。以下のコマンド以外はサポートしていません。

    • hulwin.exe

    • utlidlist.exe

    • utligen.exe

    • utlirm.exe

    • utliupdt.exe

    • utllist.exe

    • utllog.exe

    • utlrcan.exe

    • utlrecv.exe(*1)

    • utlscan.exe

    • utlsend.exe(*1)

    *1

    :

    コマンドの詳細は「Agent ガイド」を参照してください。

  • 転送機能において、管理情報がない転送はサポートしていません。

  • クラスタ対応機能(フェールオーバー対応等)はサポートしていません。

  • D-ClientのHULFTシステム動作環境設定は、D-Client導入時の初期値だけをサポートします。

  • D-Client転送設定用パラメータファイルでは、以下の情報を登録できません。

    • ジョブ起動情報

    • フォーマット情報

    • マルチフォーマット情報

    • メール連携情報

  • ファイル転送について、管理者側からは配信要求のみ行えます。送信要求は行えません。

  • 上記以外は、HULFTの制限に準拠します。

  • 以下の理由から、HULFT8 for IBMiと接続する場合はD-ClientのコネクションIDおよびD-Client IDに英小文字を使用しないでください。

    • HULFT8 for IBMiは、管理情報の設定値に英小文字を使用できません。

    • D-ClientがHULFTと接続する場合、HULFTの詳細ホスト情報のホスト名に「<D-ClientのコネクションIDの設定値>_<D-Client IDの設定値>_<D-Client IDの設定値>」または「<D-Client IDの設定値>」を設定する必要があります。