D-Client転送設定用パラメータファイルの作成

D-Clientには、利用者の管理情報ファイル(D-Client転送設定用パラメータファイル)をインポートする機能があります。利用者の管理情報は、HULFTで作成することもできます。

作成が必要な利用者の管理情報は以下です。

  • 配信管理情報(利用者がファイルを送信する場合)

    ファイル名をルートディレクトリからの相対パスで指定できます。親ディレクトリの指定はできません。

  • 集信管理情報(利用者がファイルを受信する場合)

    ファイル名をルートディレクトリからの相対パスで指定できます。親ディレクトリの指定はできません。

    転送グループ情報で設定した転送グループを、集信管理情報に必ず設定してください。

  • 詳細ホスト情報

    通常のパラメータファイルとは異なり、D-Client利用者のパラメータファイルでは詳細ホスト情報での以下の設定を空欄にしてください。

    • PROXYサーバ名

    • PROXYポートNo.

  • 転送グループ情報

    D-Client利用者のパラメータファイルでは、集信側の設定で転送グループ情報の設定を必ず行ってください。

= 備考 =
  • 配信管理情報および集信管理情報で指定するファイル名では、「../」のような指定はできません。

  • 利用者の集配信(送受信)フォルダは、利用者が作成する必要があります。

  • 転送タイプは「TEXT」および「BINARY」のみ設定できます。

  • パスワードを省略すると、暗号化転送されません。

  • 登録できない情報については、「制限事項」を参照してください。

  • パラメータファイルはSJISのみサポートしています。

利用者側HULFT管理情報(パラメータファイル)の作成方法について説明します。

1. 以下の「利用者からファイルを配信する際のパラメータファイル例」「利用者がファイルを集信する際のパラメータファイル例」をテキストエディターにコピー&ペーストして、必要な値を書き換えます。

記載内容については、HULFTの「オペレーション マニュアル」を参照してください。

利用者からファイルを配信する際のパラメータファイル例

#
# ID=配信ファイルID
#

SNDFILE=配信ファイルID
FILENAME=利用者側配信ファイル名
DBID=
TRANSTYPE=T
TRANSPRTY=50
INTERVAL=0
BLOCKLEN=0
BLOCKCNT=0
COMP=N
JOBID=
COMMENT=
GRPID=転送グループID
FMTID=
EJOBID=
KJCHNGE=S
CLEAR=K
PASSWORD=暗号キー
CODESET=0
COMPSIZE=0
PREJOBID=
SHIFTTRANSACT=Y
DEFLATELEVEL=
MAILID=
END

#
# ID=管理者側コネクションID_管理者側AgentID_管理者側ホスト名
#

HOST=管理者側コネクションID_管理者側AgentID_管理者側ホスト名
HOSTTYPE=N
KCODETYPE=S
RCVPORT=管理者側集信ポート番号
REQPORT=管理者側要求受付ポート番号
COMMENT=
JISYEAR=1
CONNECTTYPE=L
MYPROXYNAME=
MYPROXYPORT=
HOSTSPSNUM=0
SENDPERMIT=Y
HULJOBPERMIT=Y
HULSNDRCPERMIT=Y
HULRJOBPERMIT=Y
ALLOWINSTTRANS=N
USRNOTIFY=N
HUL7MODE=N
END

#
# ID=転送グループID
#

GRP=転送グループID
SERVER DEF
管理者側コネクションID_管理者側AgentID_管理者側ホスト名
DEFEND
COMMENT=
END

利用者がファイルを集信する際のパラメータファイル例

#
# ID=集信ファイルID
#

RCVFILE=集信ファイルID
FILENAME=利用者側集信ファイル名
TRANSMODE=R
ABNORMAL=D
RCVTYPE=S
JOBID=
COMMENT=
GRPID=転送グループID
EJOBID=
GENCTL=N
PASSWORD=暗号キー
CODESET=0
JOBWAIT=T
MAILID=
GENMNGNO=0
DATAVERIFY=0
END

#
# ID=管理者側ホスト名
#

HOST=管理者側ホスト名
HOSTTYPE=N
KCODETYPE=S
RCVPORT=管理者側集信ポート番号
REQPORT=管理者側要求受付ポート番号
COMMENT=
JISYEAR=1
CONNECTTYPE=L
MYPROXYNAME=
MYPROXYPORT=
HOSTSPSNUM=0
SENDPERMIT=Y
HULJOBPERMIT=Y
HULSNDRCPERMIT=Y
HULRJOBPERMIT=Y
ALLOWINSTTRANS=N
USRNOTIFY=N
HUL7MODE=N
END

#
# ID=管理者側コネクションID_管理者側AgentID_管理者側ホスト名
#

HOST=管理者側コネクションID_管理者側AgentID_管理者側ホスト名
HOSTTYPE=N
KCODETYPE=S
RCVPORT=管理者側集信ポート番号
REQPORT=管理者側要求受付ポート番号
COMMENT=
JISYEAR=1
CONNECTTYPE=L
MYPROXYNAME=
MYPROXYPORT=
HOSTSPSNUM=0
SENDPERMIT=Y
HULJOBPERMIT=Y
HULSNDRCPERMIT=Y
HULRJOBPERMIT=Y
ALLOWINSTTRANS=N
USRNOTIFY=N
HUL7MODE=N
END

#
# ID=転送グループID
#

GRP=転送グループID
SERVER DEF
管理者側コネクションID_管理者側AgentID_管理者側ホスト名
DEFEND
COMMENT=
END

2. ファイルを任意の場所に保存します。

パラメータファイルのファイル形式はテキスト(.txt)です。

= 備考 =
  • アップロードできるパラメータファイルのサイズは100KBまでです。

  • 利用者の管理情報は、利用者側で編集、作成ができます。利用者側でHULFTの機能を使用して管理情報を設定する場合は、HULFTの「オペレーション マニュアル」を参照してください。