各項目の説明

CLI情報設定

cli.apiKey

CLIで使用するAPIキーです。

Management Consoleの[APIキー管理]画面で発行したAPIキーを設定してください。

この項目の設定は必須です。

cli.agent.id

CLIを識別するIDです。

この項目の設定は必須です。また、大文字小文字を区別します。

注意

以下の理由から、HULFT8 for IBMiと接続する場合は cli.agent.id に英小文字を使用しないでください。

  • 該当の設定値はHULFTの詳細ホスト情報のホスト名として使用されます。

  • HULFT8 for IBMiは、管理情報の設定値に英小文字を使用できません。

cli.hostname

CLIを実行するホスト名です。

この項目の設定は必須です。

注意

以下の理由から、HULFT8 for IBMiと接続する場合は cli.hostname に英小文字を使用しないでください。

  • 該当の設定値はHULFTの詳細ホスト情報のホスト名として使用されます。

  • HULFT8 for IBMiは、管理情報の設定値に英小文字を使用できません。

接続情報設定

connection.id

HULFT-WebConnectへの接続を識別するIDです。

サービス内で一意にする必要があります。

この項目の設定は必須です。

注意
  • コネクションIDは事前にManagement Consoleで登録する必要があります。

  • 注意バージョン2.2.0より前のCLIを使用している場合、CLI設定ファイルに定義しているコネクションIDにIPフィルタが設定されていないか確認してください。設定されていると、該当するコネクションIDを使用したファイル転送はできなくなります。

  • 以下の理由から、HULFT8 for IBMiと接続する場合は connection.id に英小文字を使用しないでください。

    • 該当の設定値はHULFTの詳細ホスト情報のホスト名として使用されます。

    • HULFT8 for IBMiは、管理情報の設定値に英小文字を使用できません。

connection.password

CLIがHULFT-WebConnectに接続する際の認証パスワードです。

この項目の設定は必須です。

注意

コネクションパスワードは事前に Management Console で登録する必要があります。

service.accesspoint

CLIが接続するサービスのアクセスポイントです。

この項目の設定値は変更しないでください。

プロキシ情報設定

proxy.host

プロキシサーバを経由する場合のホスト名またはドメイン名(IPアドレス)を設定します。

インストール直後は、行の先頭に「#」があるため(コメント行)、無効になっています。

有効にする場合は、先頭の「#」を削除して(コメント解除)、値を設定してください。

この項目は大文字小文字を区別しません。

proxy.port

プロキシサーバを経由する場合のポート番号を設定します。

インストール直後は、行の先頭に「#」があるため(コメント行)、無効になっています。

有効にする場合は、先頭の「#」を削除して(コメント解除)、値を設定してください。

proxy.username

ユーザ認証が必要なプロキシサーバを経由する場合のユーザ名を設定します。

インストール直後は、行の先頭に「#」があるため(コメント行)、無効になっています。

有効にする場合は、先頭の「#」を削除して(コメント解除)、値を設定してください。

この項目は大文字小文字を区別します。

proxy.password

ユーザ認証が必要なプロキシサーバを経由する場合のパスワードを設定します。

インストール直後は、行の先頭に「#」があるため(コメント行)、無効になっています。

有効にする場合は、先頭の「#」を削除して(コメント解除)、値を設定してください。

この項目は大文字小文字を区別します。

CLIアップデート設定

update.action

CLI実行時のアップデート通知について設定します。

"update"、"alert"または"none"を設定できます。この項目は大文字小文字を区別します。

"update"または"alert"を設定すると、更新の有無を通知します。手動でアップデートを行ってください。

= 備考 =

"update"は非推奨です。今後のバージョンで廃止される予定です。

例 : 更新対象がある場合

I600029 - アップデートの確認に成功しました。メッセージ:[You can update to latest version X.X.X from Y.Y.Y.]

例 : 更新対象がない場合

I600029 - アップデートの確認に成功しました。メッセージ:[You do not have to update: latest version X.X.X.]

update.action.onError

アップデート失敗時にCLIの実行を継続するかどうかを設定します。

「update.action」に"update"または"alert"を指定した場合のみ、設定値が有効になります。

"continue"または"abort"を設定できます。この項目は大文字小文字を区別します。

"continue"を設定すると、アップデートが失敗した場合でもCLIの実行を継続します。

"abort"を設定すると、アップデートが失敗した場合にCLIの実行は中断されます。

システム動作設定

directory.work

CLIの作業ディレクトリです。

ファイル転送時の一時ファイルの作成等で使用します。

io.file.overwrite

GETによるファイル転送時に使用される集信ファイルを上書きするかどうかを指定します。

集信ファイルを上書きする場合は、"true"を指定してください。

"false"を指定すると、集信ファイルの上書きを行いません。

この項目の設定を省略した場合は、初期値の"false"が設定されます。

io.session.timeout

無通信時のセッションタイムアウトを設定します。

単位は秒で、"0"から"60"まで指定できます。

"0"を設定すると、無通信時にセッションタイムアウトを行いません。

この項目の設定を省略した場合は、初期値の"60"が設定されます。

jvm.options

CLIを実行するJavaの起動オプションを指定します。

複数のオプションを指定する場合は、半角スペースで区切ります。

この項目は大文字小文字を区別します。

例 : メモリ割り当て

jvm.options=-Xms32M -Xmx32M

例 : 言語設定

# Set to English.
jvm.options=-Duser.language=en
# Set to Japanese.
jvm.options=-Duser.language=ja

注意

指定できる値や形式はJavaの仕様に準じます。

設定ファイルのバージョン情報

configuration.version

CLI設定ファイルのバージョン情報です。

この項目の設定値は変更しないでください。

表4.1 設定項目一覧

No

キー名

説明

初期値

省略時値

必須

設定値

備考

1

cli.apiKey

CLIで使用するAPIキー

 

 

必須

半角英数字

大文字小文字を区別します

2

cli.agent.id

CLIを識別するID

 

 

必須

半角英数字

記号(*1)

25バイト以内大文字小文字を区別します

3

cli.hostname

CLIを実行するホスト名

 

 

必須

半角英数字

記号(*1)

25バイト以内大文字小文字を区別します

4

connection.id

コネクションID

 

 

必須

半角英数字

記号(*1)

16バイト以内大文字小文字を区別します

5

connection.password

コネクションパスワード

 

 

必須

半角英数字

記号

8バイト以上256バイト以内

大文字小文字を区別します

6

service.accesspoint

サービスアクセスポイント

service- ap.tokyo.webconnect.hulft.com

 

必須

 

この項目の設定値は変更不可

7

proxy.host

プロキシホスト

 

 

 

半角英数字

記号

255バイト以内大文字小文字を区別しません

8

proxy.port

プロキシポート

 

 

 

1-65535

 

9

proxy.username

プロキシユーザ名

 

 

 

半角文字

256バイト以内大文字小文字を区別します

10

proxy.password

プロキシパスワード

 

 

 

半角文字

256バイト以内大文字小文字を区別します

11

update.action

CLIアップデート設定

alert

alert

 

update|alert|none

大文字小文字を区別します

12

update.action.onError

アップデート失敗時のCLI実行設定

continue

continue

 

continue|abort

大文字小文字を区別します

13

directory.work

CLIの作業ディレクトリ

.

.

 

 

 

14

io.file.overwrite

集信ファイルの上書き指定

false

false

 

true|false

大文字小文字を区別します

15

io.session.timeout

セッションタイムアウト

60

60

 

0-60

 

16

jvm.options

Javaの起動オプション

-Xms32M -Xmx32M

 

 

半角文字

大文字小文字を区別します

17

configuration.version

設定ファイルのバージョン情報

 

 

必須

 

この項目の設定値は変更不可

*1

:

HULFT8 for IBMiと接続する場合は英小文字を使用しないでください。

 

注意

「cli.agent.id」、「cli.hostname」、「proxy.host」に設定できる記号は「-(ハイフン)」「.(ピリオド)」です。