Microsoft Dynamics CRM Onlineアダプタの稼働環境は以下の通りです。
対応OS
サポートバージョン
- Microsoft Dynamics CRM Online 2016
- Microsoft Dynamics 365 (オンライン)
Dynamics 365またはDynamics CRMと同期するためには、事前に以下の設定が必要となります。
Dynamics 365またはDynamics CRMにログインし、同期するユーザーの「設定」-「オブション」-「全般」からタイムゾーンが「(GMT+09:00) 大阪、札幌、東京」であることを確認してください。
Dynamics 365またはDynamics CRMと同期するためには、クライアントIDが必要になります。
以下の設定を実施してクライアントIDを取得してください。
- Azureポータル(https://portal.azure.com/)にアクセスします。
- 左のメニューから[Azure Active Directory]を選択します。
- [アプリの登録]を選択し、[新しいアプリケーションの登録]を選択します。
-
以下の値を設定して[作成]ボタンを押下します。
- [名前]: 任意の値
- [アプリケーションの種類]: ネイティブ
- [リダイレクト URI]: http://<PIMSYNCのホスト名>:<PIMSYNCのポート番号>/server-getoauthtokens.do
- 作成されたアプリケーションを選択します。
- [アプリケーション ID]を確認します。この値がクライアントIDとなります。
- [設定]ウィンドウから[必要なアクセス許可]を選択し、[追加]を選択します。
-
以下の値を設定して[完了]ボタンを押下します。
- [1 APIを選択します]: Dynamics CRM Online (Microsoft.CRM)
- [2 アクセス許可を選択します]: Access CRM Online as organization users
- [アクセス許可の付与]を選択し、[はい]ボタンを押下します。
AzureポータルにアクセスするためにはAzure AD サブスクリプションへの登録が必要です。
Azure AD サブスクリプションへの登録手順については、(https://support.office.com/ja-jp/article/d104fb44-1c42-4541-89a6-1f67be22e4ad)を参照してください。
複数ディレクトリを使用している環境の場合には、Azureポータルの右上のユーザー名を選択し、
表示されるメニューからDynamics 365またはDynamics CRMで用いているディレクトリを選択した状態で設定する必要があります。
本アダプタは、HTTPSプロキシサーバーを経由して接続できます。
設定方法については、「プロパティファイル」を参照してください。
プロパティファイルにプロキシサーバーを設定した場合、本アダプタのみプロキシサーバーを経由せずに接続することもできます。
プロキシサーバーを経由せずに接続する場合は、「http.nonProxyHosts」キーにホスト名「login.windows.net」と「*.dynamics.com」を設定する必要があります。
設定方法については、「プロパティファイル」の「http.nonProxyHosts」キーを参照してください。