Google Calendarアダプタ - 稼動環境/環境設定
稼動環境
環境設定
プロキシサーバー設定
稼動環境
Google Calendarアダプタの稼働環境は以下の通りです。
対応OS
PIMSYNCの稼働環境に準拠します。
対応エディション
Google Apps for Business
Google Apps Unlimited
環境設定
Google Calendarと同期するためには、事前に以下の設定が必要となります。
pim.hostプロパティの確認
OAuth Client IDの作成
1秒あたりのコール数の制限値の変更
pim.hostプロパティの確認
プロパティファイルpim.propertiesにpim.hostプロパティが正しく設定されているかを確認します。
プロパティファイルについては 「
運用ガイド - プロパティリファレンス
」を参照してください。
OAuth Client IDの作成
Google Calendarと同期するためには、クライアントIDとクライアントシークレットが必要になります。
以下の設定を実施してクライアントIDとクライアントシークレットを取得してください。
Google Developer Console(
https://console.developers.google.com/
)にアクセスします。
[プロジェクトを作成]ボタンを押下します。
[プロジェクト名]、[プロジェクトID]に任意の値を入力し、[作成]ボタンを押下します。
しばらく待つと作成したプロジェクトの設定ページに遷移されます。
[APIと認証]-[同意画面]を選択します。
[メールアドレス]に任意のメールアドレスを選択し、[サービス名]に「PIMSYNC」を入力して、[保存]ボタンを押下します。
[APIと認証]-[API]を選択します。
「Calendar API」の[OFF]ボタンを押下し、[ON]になることを確認します。
[APIと認証]-[認証情報]を選択します。
[新しいクライアントIDを作成]ボタンを押下します。
以下の値を入力し、[クライアントIDを作成]ボタンを押下します。
プロパティ名
値
アプリケーションの種類
ウェブアプリケーション
承認済みのJAVASCRIPT生成元
http://<
PIMSYNCサーバーのホスト名
>:<PIMSYNCのポート番号>/
承認済みのリダイレクトURI
http://<
PIMSYNCサーバーのホスト名
>:<PIMSYNCのポート番号>/server-getoauthtokens.do
「ウェブアプリケーションのクライアントID」が作成され、[クライアントID]、[クライアントシークレット]が作成されていることを確認します。
1秒あたりのコール数の制限値の変更
Google CalendarのAPIには1秒あたりのコール数の制限があります。
PIMSYNCは同期設定の
[同時実行数]
の数だけ並列に同期処理を実行するため、
[同時実行数]
の値や通信などの環境により、この制限を超える可能性があります。
この制限を超えないために、1秒あたりのコール数の制限値を同期設定の
[同時実行数]
の10倍にします。
この1秒あたりのコール数の制限値は以下の手順で変更可能です。
Google Developer Console(
https://console.developers.google.com/
)にアクセスします。
PIMSYNCで使用しているプロジェクトを選択します。
[APIと認証]-[API]を選択します。
[Calendar API]を選択します。
[割り当て]を選択します。
[変更]を押下します。
[ユーザーごとの制限]の[リクエスト/秒/ユーザ]に
[同時実行数]
の10倍の値を設定し、[変更]ボタンを押下します。
1秒あたりのコール数の制限を超えた場合、「com.google.api.client.googleapis.json.GoogleJsonResponseException: 403 Forbidden」エラーが発生します。このエラーが発生する場合、[ユーザーごとの制限]をさらに増やしてください。
プロキシサーバー設定
本アダプタは、HTTPSプロキシサーバーを経由して接続できます。
設定方法については、「
プロパティファイル
」を参照してください。
プロパティファイルにプロキシサーバーを設定した場合、本アダプタのみプロキシサーバーを経由せずに接続することもできます。
プロキシサーバーを経由せずに接続する場合は、「http.nonProxyHosts」キーに以下のホスト名を設定する必要があります。
accounts.google.com
www.googleapis.com
設定方法については、「
プロパティファイル
」の「http.nonProxyHosts」キーを参照してください。