eセールスマネージャー Ver.7アダプタ - 稼動環境/環境設定

稼動環境

eセールスマネージャー Ver.7アダプタの稼働環境は以下の通りです。

対応OS

サポートバージョン

環境設定

eセールスマネージャー Ver.7と同期するためには、事前に以下の設定が必要となります。

設定ファイルの編集

設定ファイル(resource.properties)に、以下の項目を追加または変更します。
キー名 備考
intellisync.other_side_of_sync IMS 設定可能な値は「IMS4ESM」と「IMS」、デフォルト値はIS4ESMです。

記述例:
intellisync.other_side_of_sync = IMS
設定ファイル(resource.properties)の設置場所はアプリケーションサーバにより異なるため、対応する導入ガイドを参照してください。

SSLサーバー証明書のインポート

SSL接続の際に使用するサーバー証明書をPIMSYNCのキーストアにインポートします。
SSLを使用しない場合には設定の必要はありません。
ASP版のeセールスマネージャーと同期する場合には、ルートCAの証明書(verisignclass3ca, VeriSign Class 3 Public Primary CA)が既にインポートされているため、設定の必要はありません。
  1. 初めにサーバー証明書をファイルにエクスポートします。
    Internet Explorerを起動し、eセールスマネージャーのログイン画面を表示します。
    この例ではASP版のサーバー証明書をインポートしています。実際の設定の際には、ASP版のサーバー証明書の部分をご使用のサーバー環境に読み替えて操作を行ってください。



  2. [ファイル] - [プロパティ]で、プロパティを表示します。



  3. プロパティの[証明書]を押下します。



  4. 「証明書」ダイアログが表示されるので、[詳細]を選択します。



  5. [ファイルにコピー]を押下します。



  6. 「証明書のエクスポート」ウィザードが表示されます。[次へ]を押下します。



  7. 「DER encoded binary X.509 (CER)」が選択されていることを確認し、[次へ]を押下します。



  8. ファイル名を指定します。この例では、Cドライブ直下にesmv7.cerというファイルを指定しています。[次へ]を押下します。



  9. 内容を確認し、[完了]を押下します。サーバー証明書のエクスポートは終了です。



  10. 続いて、サーバー証明書をキーストアにインポートします。
    コマンドプロンプトを起動して、J2SEが提供しているkeytool.exeを使用し、以下のコマンドでキーストアの新規作成および証明書のインポートを行います。

    PIMSYNCは「C:\Program Files\PIMSYNC」にインストールされていることとして説明します。 また、esmv7.cerは「C:\」に格納されていることとして説明します。
    以下の<エイリアス名>には、任意のエイリアス名(例えばサーバー名(esmv7)等)を入力してください。
    キーストアファイルの初期パスワードは「changeit」です。パスワードの変更を行っていない場合、以下の<パスワード>は「changeit」を入力してください。

    C:\> "C:\Program Files\PIMSYNC\jre\bin\keytool" -import -trustcacerts -alias <エイリアス名> -file "C:\esmv7.cer" -keystore "C:\Program Files\PIMSYNC\jre\lib\security\cacerts"<enter>
    キーストアのパスワードを入力してください: <パスワード><enter>
    所有者: CN=eSalesManagerVer7
    実行者: CN=eSalesManagerVer7
    シリアル番号: XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
    有効日: Thu Jul 10 09:00:00 JST 2008 有効期限: Sat Aug 07 08:59:59 JST 2010
    証明書のフィンガープリント:
    MD5: XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX
    SHA1: XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX

    この証明書を信頼しますか? [no]: yes<enter>
    証明書がキーストアに追加されました。

    C:\>

  11. キーストアの内容を確認するには以下のコマンドを実行します。

    C:\> "C:\Program Files\PIMSYNC\jre\bin\keytool" -list -keystore "C:\Program Files\PIMSYNC\jre\lib\security\cacerts"<enter>
    キーストアのパスワードを入力してください: <パスワード><enter>

    キーストアのタイプ: jks
    キーストアのプロバイダ: SUN

    キーストアには 43 エントリが含まれます。

    esmv7, 2009/10/21, trustedCertEntry,
    証明書のフィンガープリント (MD5): XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX
    :
    :
    (略)
    :
    :

    C:\>
    インポート時に設定したエイリアス名が表示されていれば、登録完了です。

プロキシサーバー設定

本アダプタは、HTTPプロキシサーバーを経由して接続できます。
設定方法については、「プロパティファイル」を参照してください。

プロパティファイルにプロキシサーバーを設定した場合、本アダプタのみプロキシサーバーを経由せずに接続することもできます。
設定方法については、「プロパティファイル」の「http.nonProxyHosts」キーを参照してください。