HULFT IoTの管理単位

HULFT IoTでは、エージェント側のIoT機器とマネージャ側で転送ファイルを受け取るHULFTをグループ化して管理します。このグループを「ユニット」と呼びます。

AgentをインストールしたIoT機器には「エージェントID」を設定します。

IoT機器からHULFTへファイルを転送するための設定(転送設定)は複数作成でき、転送設定は「プロファイル」と呼ばれる単位で管理します。

Agentがどの「ユニット」グループに属して、どの「プロファイル」を使ってファイル転送するのかを、IoT機器の「エージェントID」ごとにManagerの操作画面で設定します。

 

HULFT IoTの管理単位を次の図に示します。

図1.3 HULFT IoTの管理単位

この図の場合、「ユニットA」に属しているエージェントIDがaのIoT機器は「プロファイル A-1」の転送設定を利用してHULFTへファイルを転送します。同様に、「ユニットB」に属しているエージェントIDがdのIoT機器は「プロファイル B」の転送設定を利用してHULFTへファイルを転送します。

 

AgentがManagerから配付ファイルを受け取るときの設定(受信設定)についても「プロファイル」の単位で管理します。この図の場合、「プロファイル A-2」で受信設定すれば、プロファイルを共有しているエージェントIDがbとcのAgentにManagerからファイルが配付されます。受信設定を利用すれば、同じプロファイルに属する複数のIoT機器のファームウェア(IoT機器を制御するプログラム)を一斉に更新できます。

 

新しくセンサーを追加する場合は、IoT機器にAgentをインストールし、「ユニット」と「プロファイル」を設定すれば、設置済みのIoT機器と同様の設定を利用して運用を開始できます。