受信タスクキューの役割

Managerによるファイル配付の仕組みを次の図に示します。

図2.8 Managerによるファイル配付の仕組み

 

1. Managerは、「プロファイル」の「受信設定」に基づいて、Managerがインストールされている環境に、IoT機器に配付するファイルをアップロードします。

2. Managerは、「受信設定」を共有しているすべてのAgentの「受信タスクキュー」に、タスクを登録します。

3. Agentは「エージェント動作設定」に指定された[受信キューポーリング間隔]で、「受信タスクキュー」を確認します。

4. 「受信タスクキュー」にタスクが登録されていた場合、Agentはアプリケーションサーバからのファイルを指定されたディレクトリに受信します。

5. Agentは、ファイルの受信が成功したら、ジョブを実行します。

6. Agentは、受信およびジョブの成功・失敗にかかわらず、Managerにタスクの完了通知を送ります。

7. Managerは、Agentからタスクの完了通知を受け取ったら、そのAgentの「受信タスクキュー」からタスクを削除します。

8. Managerは、そのファイルを受信するタスクがすべてなくなったら、アップロードしたファイルをManagerがインストールされている環境から削除します。

= 備考 =
  • 「受信タスクキュー」に登録するタスク数の上限値は、「エージェント動作設定」の[受信タスクキューサイズ]で指定します。
  • [受信タスクキューサイズ]で定めた最大数を超えるタスクは「受信タスクキュー」に登録できません。
  • 各Agentが未実行のタスクを、「受信タスクキュー」から削除することもできます。