Agentの動作環境の設定

以下の手順で、HULFTへのファイル転送時の動作環境を設定します。

1. Managerの操作画面で[エージェント]を選択します。

2. エージェント一覧画面でAgentを選択し、[操作]-[動作設定変更]をクリックします。

3. 動作設定変更画面で各項目を設定し、[保存]ボタンをクリックします。

疎通テストをする場合、各項目はデフォルト値のままで実行できます。

表3.1 エージェント動作設定の設定項目

分類 項目名 項目の説明 設定値 単位 デフォルト
Agent-Manager間通信 ポーリング間隔

AgentがManagerをポーリングする間隔です。

1 ~ 59

秒/分/時間/日

1分
受信キューポーリング間隔

Agentが受信タスクキューをポーリングする間隔です。

1 ~ 59

秒/分/時間/日

1分
通信時間制限 AgentがManagerと通信する時間帯を制限するかどうかを指定します。 [On]または[Off] --- [Off]
開始時刻

AgentがManagerと通信する時間帯を制限する場合、通信できる時間帯が始まる時刻を指定します。

終了時刻と一緒に指定します。

0 ~ 23 ---
終了時刻

AgentがManagerと通信する時間帯を制限する場合、通信できる時間帯が終わる時刻を指定します。

開始時刻と一緒に指定します。

0 ~ 23 ---
接続 コネクションリトライ回数

AgentがHULFTとの接続に失敗した場合に、再接続を試みる回数です。

"0"を指定した場合、Agentは再接続を行いません。

0 ~ 9999

8640回
コネクションリトライ間隔 AgentがHULFTとの接続に失敗した場合に、再接続を試みるまでの待ち時間です。

0 ~ 9999

10秒
ソケットリードタイムアウト

AgentとHULFTとのソケット通信で、HULFTからの応答がなかった場合に、Agentがタイムアウトするまでの時間です。

タイムアウトした場合、Agentは通信異常と判断して通信を切断します。

10 ~ 259200

30秒
リクエストタイムアウト AgentからManagerへのすべての通信で、Managerからの応答がなかった場合に、Agentがタイムアウトするまでの時間です。

タイムアウトした場合、Agentは通信異常と判断して通信を切断します。

10 ~ 259200 3600秒
ソケットバッファサイズ

AgentがHULFTとのソケット通信で使用するソケットバッファサイズを指定します。

・[デフォルト]:0

・[ユーザー指定]:4096 ~ 2147483647

[ユーザー指定]を選択した場合は、"0"は指定できません。

4096 ~

2147483647

バイト

0
配信 自動再配信リトライ回数

通信エラーでHULFTへのファイル転送に失敗したとき、Agentが再配信を試みる回数です。

0 ~ 255

60回
自動再配信リトライ間隔 通信エラーでHULFTへのファイル転送に失敗したとき、Agentが再配信を試みるまでの待ち時間です。

0 ~ 9999

60秒
配信多重度

Agentが同時に起動できる配信プロセス(huliotsend)の最大数です。

Agent内の転送ファイルの数が配信プロセスの最大数を超えた場合、Agentは超えた分の転送ファイルを、プロファイル転送設定画面で指定された[監視間隔]が経過したあとの、次回のトリガー発火タイミングに持ち越します。

1 ~ 99 10個
受信 受信タスクキューサイズ

受信タスクキューに登録できるファイル配付機能の受信タスクの最大数です。

受信タスクが最大数を超える場合、新しいタスクはキューに追加されません。

1 ~ 9999 10個
ジョブ ジョブタイムアウト

ファイル転送およびファイル配付の際に実行するジョブの実行結果が返ってこなかったとき、エラーにするまでの待ち時間です。

[Off]にした場合、タイムアウトしないで待機し続けます。

[On]の場合:

10 ~ 86400

[Off]

履歴 履歴出力モード 配信履歴を常時出力するか、エラーが発生したときにだけ出力するかを選択します。 --- --- 常時出力
配信履歴保管サイズ Agentに保管する配信履歴の量を指定します。 1 ~ 1024 MB 5MB
トレースログ保管サイズ Agentに保管するトレースログの量を指定します。 1 ~ 1024 MB 5MB