設定ファイル(agent.conf)の編集
Agentで設定ファイル(agent.confファイル)を直接編集して、Agentの動作を設定できます。
- agent.confファイルの内容は、次にAgentを起動したときに有効になります。
- agent.confファイルに設定値として指定できない値や存在しないパスを記載した場合、Agentは起動エラーになります。
- agent.confファイルに記載した項目名が不正の場合は、無視されます。
- 疎通テストをする場合、agent.confファイルを編集する必要はありません。
agent.confファイルの記述例
agent.confファイルで次の項目を設定する例です。
- Agentが内部的に使用するシステムファイルの出力先ディレクトリ (workfile_path):/tmp/wkfiles
- AgentがManagerに送信するログファイルを一時的に保管するディレクトリ (logfile_path):/tmp/logfiles
- 画面の[備考]欄に表示する内容を記載したファイル (remarks_file):/tmp/remarks.txt
devicename = server_hostname = aaaaa.bbbb.co.jp:8765 proxy = aaaaa.bbbb.co.jp:3128 proxy_user = test:test protocol = 0 cert_verification = 0 activation_key = 12345678-1234-1234-1234-123456789012 first_conn_retry_interval = 3600 workfile_path = /tmp/wkfiles remarks_file = /tmp/remarks.txt logfile_path = /tmp/logfiles agent_id = 12345678-1234-1234-1234-123456789012 |
次の項目以外の値は変更しないでください。変更した場合、Agentの動作は保証できません。
- protocol
- cert_verification
- workfile_path
- remarks_file
- logfile_path
変更する前に、agent.confファイルのバックアップを取得しておくことをお勧めします。
Managerとの通信方式を指定します。
- 0:http
- 1:https
Managerとの通信要求時に使用したホスト名とサーバ証明書に含まれるホスト名が一致することをAgentが検証するかどうかを指定します。
- 0:検証しない
- 1:検証する
Agentが内部的に使用するシステムファイルの出力先ディレクトリを、絶対パスで、216文字以内のASCII文字(半角英数字および記号)で入力します。
workfile_pathに値が設定されていない場合、またはworkfile_pathの行がない場合、AgentはAgentのインストールディレクトリにファイルを格納します。
エージェント一覧画面およびエージェント詳細画面に表示する[備考]の内容を記載したテキストファイルの格納先(ディレクトリとファイル名の組み合わせ)を、絶対パスで、256文字以内のASCII文字(半角英数字および記号)で入力します。
remarks_fileに値が設定されていない場合、またはremarks_fileの行がない場合、[備考]は空欄となります。
テキストファイルのサイズは、512バイト以内にしてください。
テキストファイルの内容は、ASCII文字(半角英数字および記号)だけを使用して記述してください。
テキストファイルに改行コードが含まれている場合、エージェント詳細画面の[備考]にはすべての行が表示されますが、エージェント一覧画面の[備考]には1行目だけが表示されます。
AgentがManagerに送信する次のログファイルを一時的に保管するディレクトリを、絶対パスで、226文字以内のASCII文字(半角英数字および記号)で入力します。
- 転送履歴のうち配信履歴
- 受信履歴
- トレースログ
logfile_pathに値が設定されていない場合、またはlogfile_pathの行がない場合、AgentはAgentのインストールディレクトリにログファイルを格納します。
ファイルの出力先を変更した場合、Agentを再起動したときに元の出力先にあったログはManagerに送信されず、元の場所に残ります。このため、一部のログが欠落することがあります。