バージョン1.3未満のManagerのアップデート(Linux)

バージョン1.3未満のManagerをアップデートする場合の手順です。

以下の手順で使用するbackup.shとrestore.shは、提供媒体のManager_for_Linux.tar.gzに格納されています。

管理者権限を持つユーザーがアップデートしてください。

1. HULFTをバックアップします。

HULFTの下記のディレクトリを、ディレクトリごとバックアップします。

一括インストールした場合:

/usr/local/HULFT/etc

カスタムインストールした場合:

HULFTをインストールするときに指定したHULPATHディレクトリ

2. PostgreSQLをバックアップします。

backup.shを起動します。画面表示に従って設定値を入力してください。

PostgreSQLのルートディレクトリ:

現状のPostgreSQLのインストールディレクトリを指定します。

PostgreSQLのdataディレクトリ:

現状のPostgreSQLのdataディレクトリを指定します。

環境設定ファイル(application.properties):

現状の環境設定ファイル(application.properties)を、絶対パスで指定します。

バックアップの出力先ディレクトリ:

出力先となる新しいディレクトリを作成して、バックアップ先に指定します。

3. HULFTをアンインストールします。

バージョン1.3未満のHULFT IoTでインストールしたHULFTのアンインストール方法については、「HULFTのアンインストール」を参照してください。

4. Managerを停止します。

Managerの停止方法については、「Managerの停止(Linux)」を参照してください。

5. PostgreSQLをアンインストールします。

バージョン1.3未満のHULFT IoTでインストールしたPostgreSQLのアンインストール方法については、「PostgreSQLのアンインストール」を参照してください。

6. HULFT IoTをインストールします。

新規インストールと同じ手順でHULFT IoTをインストールしてください。インストールの手順については、「マネージャ側の環境構築」を参照してください。

インストールが完了すると、サービスが開始されます。

7. ManagerサービスとHULFTサービスを停止します。

HULFTとPostgreSQLをリストアするため、いったんサービスを停止してください。

8. HULFTをリストアします。

HULFTのインストールディレクトリ(デフォルト:/opt/hulftiot-manager/hulft)下のetcディレクトリを、手順1でバックアップしたディレクトリで上書きします。

手順1でバックアップしたHULPATHディレクトリの名称がetc以外の場合は、ディレクトリ名をetcに変更してから上書きしてください。

9. HULFTのインストールディレクトリ(デフォルト:/opt/hulftiot-manager/hulft)下のetcディレクトリにあるhulft.bsh.profileファイルを開き、次のパスをHULFTのインストールディレクトリに合わせて変更します。

項目 変更後
HULPATH

HULFTのインストールディレクトリ/etc

(デフォルト:/opt/hulftiot-manager/hulft/etc)

HULEXEP

HULFTのインストールディレクトリ/bin

(デフォルト:/opt/hulftiot-manager/hulft/bin)

10. HULFTのインストールディレクトリ(デフォルト:/opt/hulftiot-manager/hulft)下のetcディレクトリにあるhulft.csh.profileファイルを開き、次のパスをHULFTのインストールディレクトリに合わせて変更します。

項目 変更後
setenv HULPATH

HULFTのインストールディレクトリ/etc

(デフォルト:/opt/hulftiot-manager/hulft/etc)

setenv HULEXEP

HULFTのインストールディレクトリ/bin

(デフォルト:/opt/hulftiot-manager/hulft/bin)

11. HULFTのインストールディレクトリ(デフォルト:/opt/hulftiot-manager/hulft/etc)下のetcディレクトリにあるhulenv.confファイルを開き、次のパスをHULFTのインストールディレクトリに合わせて変更します。

項目 タグ名 変更後
ワークファイル作成パス tmpdir

HULFTのインストールディレクトリ/tmp

(デフォルト:/opt/hulftiot-manager/hulft/tmp)

fifoパス fifopath

HULFTのインストールディレクトリ/tmp

(デフォルト:/opt/hulftiot-manager/hulft/tmp)

pidファイル作成パス piddir

HULFTのインストールディレクトリ/etc

(デフォルト:/opt/hulftiot-manager/hulft/etc)

トレース出力ファイル名 tlogfile

HULFTのインストールディレクトリ/etc/trace

(デフォルト:/opt/hulftiot-manager/hulft/etc/trace)

HULFT製品間共有環境設定パス hulsharepath

HULFTのインストールディレクトリ/etc

(デフォルト:/opt/hulftiot-manager/hulft/etc)

12. /opt/hulftiot-manager/hulft/etc/hulenv.confファイルで、次の項目の初期値を変更します。

項目 タグ名 変更前 変更後
集信多重度 rcvpsnum

 0

50

ログ切り替え値 logdelcount 0 999999

13. PostgreSQLをリストアします。

restore.shを起動します。

画面表示に従って、手順2で指定したバックアップの出力先ディレクトリを入力してください。

14. ManagerサービスとHULFTサービスを再起動します。

サービスを再起動すると、リストアしたデータが反映されます。

 

以上で、バージョン1.3未満のHULFT IoT からのアップデートは完了です。