取得したデータの小数点以下を四捨五入したい

機器から取得したデータから、少数点以下の数字を四捨五入する処理について説明します。

小数部または有効桁数(精度)を指定して四捨五入できます。この処理で以下のような出力結果を得られます。

例(四捨五入ロジックの場合)

  • 入力値が「21.119」の場合、出力値が「21」になる。

  • 入力値が「28.993」の場合、出力値が「29」になる。

  • 入力値が「-13.348」の場合、出力値が「-13」になる。

  • 入力値が「-31.752」の場合、出力値が「-32」になる。

例(四捨五入(有効桁数)ロジックで、「精度」が「2」の場合)

  • 入力値が「21.119」の場合、出力値が「21.12」になる。

  • 入力値が「28.993」の場合、出力値が「28.99」になる。

  • 入力値が「-13.348」の場合、出力値が「-13.35」になる。

  • 入力値が「-31.752」の場合、出力値が「-31.75」になる。

処理の説明

機器から取得したデータの小数部、または指定した精度で四捨五入して出力します。

ポイントとなる機能

四捨五入

入力数値を四捨五入し、整数値を出力します。

ツールパレットの数値-関数-四捨五入で設定できます。

四捨五入(有効桁数)

入力数値を指定精度で四捨五入します。たとえば「精度」が「2」の場合、小数点第3位を四捨五入し、小数点第2位までを出力します。

ツールパレットの数値-関数-四捨五入(有効桁数)で設定できます。

= 備考 =

四捨五入(有効桁数)ロジックで指定した「精度」より少ない桁数の入力値の場合、出力時に有効桁数は増えません。

たとえば「精度」が「2」で、入力値が「21.1」の場合、出力値は「21.1」のままです。

操作手順

1. スクリプトを作成します。

スクリプトの作成方法については、「ファーストステップガイド」を参照してください。

ここでは以下のスクリプトを前提に説明します。

2. スクリプトキャンバスでmapping_1アイコンをダブルクリックします。

Mapperエディタが表示されます。

3. ツールパレットからMapperエディタに以下のロジックをドラッグ&ドロップします。

  • 入力数値を四捨五入する場合は、数値-関数-四捨五入

  • 入力数値を指定精度で四捨五入する場合は、数値-関数-四捨五入(有効桁数)

Mapperエディタに各ロジックが配置されます。

4. 配置したロジックのプロパティを入力します。

  1. 四捨五入または四捨五入(有効桁数)ロジックをダブルクリックします。

    「四捨五入ロジックのプロパティ」または四捨五入(有効桁数)ロジックのプロパティダイアログが表示されます。

  2. 四捨五入(有効桁数)ロジックのプロパティダイアログボックスの場合は、「精度」を入力します。

  3. 必要に応じて「コメント」を入力します。

    • 入力数値を四捨五入する場合

    • 入力数値を指定精度で四捨五入する場合

  4. 完了ボタンをクリックします。

5. 入力元のノード(またはほかのロジック)から四捨五入または四捨五入(有効桁数)ロジックへドラッグ&ドロップします。

四捨五入または四捨五入(有効桁数)ロジックへのマッピングリンクが表示されます。

6. 四捨五入または四捨五入(有効桁数)ロジックを出力先のノード(またはほかのロジック)へドラッグ&ドロップします。

四捨五入または四捨五入(有効桁数)ロジックから、出力先へマッピングリンクが表示されます。

7. スクリプトを保存します。

スクリプトの保存方法については「ファーストステップガイド」を参照してください。