【公式】HULFT IoT リリースノート_2022年4月1日_第5版発行
HIPJ-1559
Windows環境でOS起動後2,147,483秒(約24.8⽇)経過すると、HULFT IoT Agentのファイルトリガーおよびポーリング処理が、待機時間無しで連続して実施される場合がある
- 現象
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「発生条件」に合致する環境で動作するHULFT IoT Agentにおいて、各種タイマー設定(監視ファイルの監視間隔やHULFT IoT Managerとのポーリング間隔等)が無効となり、⼀切の間隔を置かずに監視やポーリングが行われる問題が発生します。
この問題により、以下の不正な動作と具体的な影響をお客様の環境に及ぼします。
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不正な動作
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[プロファイル転送設定]の[監視間隔]が無効となり、監視条件に合致するファイル転送が即座に実施される。
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[エージェント動作設定]の[ポーリング間隔]が無効となり、HULFT IoT Managerとのポーリングによる送受信を実施し続ける。
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[エージェント動作設定]の[受信キューポーリング間隔]が無効となり、HULFT IoT Managerとのポーリングによる送受信を実施し続ける。
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[エージェント動作設定]の[通信時間制限]が無効となり、制限していた時間帯に関わらずファイル転送とポーリングが実施される。
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具体的な影響
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ネットワークのデータ通信量(通信費)が増加する。
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サーバ環境やネットワークが⾼負荷状態になる可能性がある。
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HULFT IoT Manager環境に蓄積されるログが肥⼤化する可能性がある。
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HULFT IoT Agentが連続して処理が⾏うことで、HULFT IoT Agent環境のCPUが⾼負荷状態になる可能性がある。
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特定時間帯のみ通信を⾏うような運⽤を実現することができなくなる。
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- 対象バージョン
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Ver.1.0.0~Ver.1.4.1
- 修正バージョン
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Ver.1.5.0
- 影響のあるモジュール
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HULFT IoT Agent
- 発生条件
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以下の条件をすべて満たした場合に発⽣します。
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Windows OSに32bit版のHULFT IoT Agentを導⼊している
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HULFT IoT Agent稼働環境のOSが、起動後2,147,483秒(約24.8日)経過している
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※上記秒数は Windows OSの稼働時間であり、HULFT IoT Agentの稼働時間ではありません。
- 代替方法
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ありません。
- 修正後
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上記の発⽣条件を満たした状態で HULFT IoT Agentを起動しても、設定値どおりに動作します。
【公式】HULFT IoT リリースノート_2022年4月1日_第5版発行